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JFA女性リーダーシッププログラム 第2モジュールを開催
2020年12月03日
11月28日(土)・29(日)の2日間にわたって、JFA女性リーダーシッププログラム 第2モジュールが開催されました。
10月末に開催された第1モジュールから約1か月を経て開催された講義では、まず自組織に対して前回研修後に行ったフィードバックの様子を報告。「サッカー界・スポーツ界を牽引する女性役員・経営層を育成する」という目的の下に開設された本プログラムでは、所属組織の中で女性活躍推進の風土を醸成していくことも一つの大きなテーマとしています。受講生がプログラムで得た学びや気づきを自組織にも浸透させ、女性活躍や多様性の推進の原動力となることを期待しています。
1日目のテーマは「リーダーシップ」。リーダーシップの理論と実践を学んだ後、受講生一人一人が達成したい目標や、なりたいリーダー像を紙に書きだし、全受講生の前で決意表明を行いました。『WEリーグを子どもたちの希望にする』『生涯を通して女性がサッカーを楽しめる環境をつくる』など、受講生からは熱い思いと目標が語られ、互いに激励する様子が見られました。今回書き出した内容は、今後受講生がリーダーシップをとって行動していく際の指針となります。
2日目は、「ガバナンス・コンプライアンス」に関し、基礎と実例を交えて学びました。スポーツに関わる一人一人として、そして組織のリーダーとして、誰もが熱心に耳を傾け、ケーススタディにも真剣に取り組む様子がありました。
次回は、年明け1月末に第3モジュールを開催し、そこではスポーツビジネスや多様性を活かした組織づくりに関する講義が実施されます。次回まで約2か月間ありますが、個人課題・グループ課題に加えてオンライン講座の受講など、受講生には課題が多数提示されています。モジュール間では、今回の学びをさらに深めるとともに、それぞれの職場・組織において学びが実践されることを期待しています。
講師コメント
伊藤真紀 准教授(法政大学)
リーダーシップについての講義を担当しました。オープンディスカッションでは、リーダーとしてどのように行動すべきかなど、受講生同士で活発な議論ができました。また、講義の最後に行った決意表明では、それぞれの受講生の達成したい目標や夢が具体的に語られ、それをこの仲間たちで共有できたことがとてもよかったと思います。皆さんのこれからのご活躍に心から期待しています。
受講者コメント
小野寺志保 さん(大和シルフィード)
第2モジュールを通して気づいたことは、私自身が古い考えに縛られているということです。組織をよりよくするために、まずは自分自身を時代の変化・社会の変化に合わせてアップデートしなくては!という思いを持ちました。今回も、講師の先生方や受講者の皆様から、たくさんの学びをいただきました。この研修に来てなかったら・・・と思うと、恐ろしいくらいです。また次回を楽しみにしながら、しっかりと課題に取り組んでいきたいと思います。
初矢千秋 さん(伊賀FCくノ一三重)
この度JFA女性リーダーシッププログラムの1期生として参加させて頂き光栄に思います。初めは、私なんかが場違いではと不安な気持ちになりました。でもこの研修を受けさせて頂く事で、クラブの中で自分が「何をすべきか、何かを変えることが出来るか」をしっかり考え一歩を踏み出せる目標が出来ました。必ず自分のためにも、またクラブの為にもレベルアップしたいと思います。