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JFA公認指導者研修会 2020[障がい者サッカーコース]を広島で開催
2020年12月09日
11月28日(土)、29日(日)の2日間、広島県スポーツ会館(広島県広島市)でJFA公認指導者研修会 2020[障がい者サッカーコース]を開催しました。
広島県では初開催となる「障がい者サッカーコース」でしたが、中国地域のキッズから1種、女子や障がい者、発達障害に関わっている指導者21名が受講し、またオブザーバーとして広島インクルーシブサッカー連盟や審判部からも参加があり、活気ある研修となりました。ディスカッションや実技の場で、それぞれの立場や視点で「だれもが心からサッカーを楽しむために」について前向きに話し合い、理解を深めることができました。
インストラクターコメント
今堀佳明 JFA障がい者サッカーインストラクター
障がいを持つ選手のニーズへの対応、コミュニケーションスキル、安全面への配慮事項などについて考え、「サッカーから離れないーともにプレーする考え方―」について、受講者のみなさんが講義・実技・指導実践に熱心に取り組まれました。また、我々スタッフも受講者のみなさんから多くのことを学ばせていただいた研修会でした。
受講者のみなさんに「障がい者サッカー指導の考え方」を広めていただくことが「障がいのある人、ない人がいっしょになって気軽にスポーツが楽しめる社会」の実現に近づくことになると信じています。最後になりましたが、準備から開催・運営にご尽力いただいた広島県サッカー協会スタッフおよび当日ご協力いただいた広島県インクルーシブフットボール連盟の皆様方に心から感謝申し上げます。ありがとうございました。
主催協会スタッフコメント
戸根徹典 氏(公益財団法人広島県サッカー協会)
障がい者の方の状態を自ら疑似体験することで、多くの気づきを得る研修会になりました。この研修を実施してよかったと思っています。今後の広島県での継続開催とともに、障がい者サッカーの環境づくりを考えていきたいと思います。
受講者コメント
岩田純児 さん(広島文教大学)
研修会全体を通じて、とてもポジティブな、チャレンジしてみようと思える雰囲気でした。インストラクターの方々も押し付けではなく、我々のやろうとしていること、学びたいと思う気持ちを大切に導いてくれたと思います。研修内容についてはキッズ研修等で理解しているつもりでしたが、今回の研修で「知っている」ことで満足していたのだと気づきました。実際に目の前の選手をより良くするということについて、日々の取り組みを改めて見直していきたいと思います。
山下鉄平 さん(富士ゼロックス広島SC)
障がい者サッカーについて初めて知ることが多く、また答えがあるわけではないので、いろいろ考えさせられました。サッカーの指導については、健常者の場合にも通じると感じました。興味深い研修でした。ありがとうございました。
山田健太 さん(鳥取県ソーシャルフットボール協会)
自分が知っている知識がどこまで通用するかを再確認できました。何も知らない人からすると、ぼくが言っているのは固定観念であり、決めつけだったかもしれません。学ぶ姿勢を大切に、これからも取り組んでいけたらと思います。