JFA.jp

JFA.jp

EN
ホーム > 指導者 > 最新ニュース一覧 > S級コーチ養成講習会2022 Module5・集中⑫ 受講者レポート Vol.14

ニュース

S級コーチ養成講習会2022 Module5・集中⑫ 受講者レポート Vol.14

2022年12月13日

S級コーチ養成講習会2022 Module5・集中⑫ 受講者レポート Vol.14

Module4終了から2週間を経て、今年度最後の集中講習が始まりました。
4日間のうちの2日間は講習会の総括を含めた筆記試験と口頭試験が実施され、緊張した空気に包まれていました。
最終日には指導実践試験の順番とテーマの抽選を行い、いよいよ最終週を迎えることになります。

Module5・集中⑫

期間:11月28日(月)~12月1日(木)

11月28日(月) 午後 ガイダンス 浮嶋敏(S級チューター)
「夢があるから強くなる」 キャプテン 川淵三郎
11月29日(火) 午前 「プロフェッショナルコーチング論」 渋谷洋樹(元ジュビロ磐田監督)
午後 「プロフェッショナルコーチング論」 秋葉忠弘(元水戸ホーリーホック監督)
「フィジカルコンディショニング」 大塚俊介(北海道コンサドーレ フィジカルコーチ)
11月30日(水)   筆記試験・口頭試験
12月1日(木) 午前 筆記試験・口頭試験
午後 筆記試験・口頭試験
Module5まとめ・指導実践試験ガイダンス 浮嶋敏(S級チューター)

受講者コメント

町中大輔 さん(ガンバ大阪)
あっという間に月日が経ち、2022年S級指導者講習会も国内集中講習⑫と最終試験のみになりました。
1日目にJリーグ初代チェアマン・川淵三郎氏による講義からスタートしました。
「日本のサッカーの父」と称されたデットマール・クラマー氏が日本サッカー界に如何に影響を与えて礎を作ったのか。選手との関わりの中で誰に対してもリスペクトを欠かさず、言葉を選んで接する姿に感銘を受けた話などを聞いて、言葉の力、人間性の重要さを改めて実感しました。
その後、歴代日本代表監督との関わりや、日本代表監督の選定、就任に関わる話を聞き、我々が学んだ監督の契約に関する知識と照らし合わせながら話を聞きました。
最後に、発想を根本的に変えることによって、ものごとの新しい局面を切り開くように、「コペルニクス的転回」という考え方も非常に大事だと、これまでの功績を踏まえて非常に説得力のある言葉であり、心に残る講義でした。

2日目の講義は①プロフェッショナルコーチング論 渋谷洋樹氏 ②プロフェッショナルコーチング論 秋葉忠弘氏 ③フィジカルコンディショニング 大塚俊介氏(コンサドーレ札幌フィジカルコーチ)の講義でした。
渋谷洋樹氏より、ゲームを読むためにピッチにいる選手との意思疎通は非常に大切だということや、トレーニングサイクルをクラブの伝統、文化、習慣、選手のキャラクターを考慮し、自分のゲームモデルと照らし合わせて、勝利に向けたパフォーマンスが最大に発揮させられることをみつける事の重要性を学びましだ。
秋葉忠弘氏からは、選手に対して、競争・成長・勝利の意欲を高めることや、全選手に対して「I LOVE YOU」を送り続ける事の大切さといったチームマネジメントに関しての話をしていただき非常に重要性を実感しました。
大塚俊介氏からは、試合期における1週間のトレーニングモデルの紹介や、トレーニングのバラツキを評価する「Monotony評価」といったものを用いて、試合結果と照らし合わせるものの話が非常におもしろく、興味深い指標でした。

3日目から4日目は集大成となる筆記試験と口頭試験。これまで学んできたことを振り返り、試験勉強に各々時間を費やし、頭の中を整理していきました。筆記試験は「サッカー専門」「コーチング論」「スポーツ科学」の3つを行い、口頭試験も各自順番に2日間に分けて行われました。
2022年S級指導者講習会も残すところあと1週間、最終試験である指導実践のみとなります。もう一度頭の中を整理し、万全の状態で当日を迎えれるように、そして最後まで有意義な時間になるように準備したいと思います。

2022年度の受講者レポート最終回は、藪田光教さん、若井研治さんからお伝えします。

  • toto
  • S級コーチ養成講習会は、スポーツ振興くじ助成金を受けて実施しています。
関連情報
アーカイブ
JFAの理念

サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、
人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献する。

JFAの理念・ビジョン・バリュー