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ゴールキーパーA級/レベル3コーチ養成講習会集合研修及びリフレッシュ研修会を開催

2023年10月13日

ゴールキーパーA級/レベル3コーチ養成講習会集合研修及びリフレッシュ研修会を開催

2023年度ゴールキーパーレベル3コーチ養成講習会 第3回集合研修を10月3日(火)から5日(木)、リフレッシュ研修会を7日(土)、ゴールキーパーA級コーチ養成講習会 第4回集合研修を9日(月・祝)から10日(火)、福島県・Jヴィレッジで実施しました。

ゴールキーパーレベル3は、フランス・フック氏(JFA GKプロジェクト テクニカルアドバイザー)の指導のもと、昨年からUEFA GK-Bと同等のカリキュラムに変更しました。指導対象はアマチュア・シニアです。集合研修ではグループワークをメインとした知識と手法の共有およびディスカッションを行います。また、指導実践での気付きを持って、集合研修の間に自分のチームまたはインターンとして参加するチームで8週間の「指導実践実習」を行います。そこで「チームの中のゴールプレーヤー※」を改善することを目的に指導の実践を行うことが、本コースのメインパートです。この指導実践の期間に、参加者とチューターがデジタルプラットフォームを介してフィードバックを行うという、これまでのコーチングコースとは全く異なるカリキュラムとなりました。チューターは参加者の主体的な学習をサポートし、参加者は、指導した選手達の成長により自分の成長度合いを確認するという、まさにリアリティベースの学習を行いました。

ゴールキーパーA級では、指導対象がプロレベルです。ゴールキーパーレベル3の内容から更に、プロフェッショナルなレベルで、より深い分析、トレーニング計画の立案を行い、「ゴールプレーヤーとチーム」の改善が出来ることが求められます。世界のトップレベルで活躍しているフランス・フック氏のロジカルな考え方や、指導のプロセスである、ゲーム分析手法(リファレンスCDEF/PMDSの活用)、トレーニング計画作成、コーチング、そしてフィードバックに触れることで参加者はより実践的な学びを得ました。数多くの個人課題は、自分のチームやインターンとして参加するチームでの活動を通じて行われ、その活動はデジタルプラットフォームを経由して、参加者とチューター間で共有しながら進めていきました。特に16週間にわたる指導実践の間で行われたフィードバックにより、実際に指導している現場に直結したリアリティベースの学習を行うことができました。

今回がゴールキーパーレベル3、ゴールキーパーA級ともに最後の集合研修ではありましたが、これで終わりではなく、講習会で学んだことを今後に生かす始まりでもあります。2050年までにワールドカップで優勝するために、まずは指導者養成事業をより良く変えること、そのような強い思いによって実現した講習会でした。

リフレッシュ研修会はナショナルGKキャンプの視察・講義・グループワークを通し、育成年代のGKコーチのレベルアップを目指すことを目的として開催しました。

より多くの方にGKプロジェクトをご理解いただくため、下記にQ&Aコーナーを設けております。ご質問のある方は以下フォームよりご入力ください。
https://forms.gle/JUgs6n9NyErTpjTB7

※ゴールキーパー(GK)の役割はゴールを守るだけでなくゲームの4局面での関わりが増え、攻撃でもチームのビルドアップに多く関わり、さらに重要なポジションに変わってきていることから、GKプロジェクトでは、ゴールプレーヤー(GP)という名称の使用を提案しています。

参加者コメント

塩野亮佑(GKレベル3)さん(私立米沢中央高等学校)
講習会を受講して感じたことはリファレンスを使った分析、改善は私の中で新しい取り組みとなりました。またチームにログブック、プロファイルがなかったため作成することでよりチームとして何をするべきかを考えるようになりました。その回数を重ねるごとにどんどん考えることが増えていく中で、自分が講習会を終えて振り返えると、より精度が上がったと感じました。
その中で私自身この講習会で【私】を変えてもらったと感じました。
従来であると合格するためにインストラクター(チューター)の皆様がやったことを真似して、言葉使いやフリーズをかけるためにその瞬間ばかりを気にしたり、スタッフや周りの目を気にしたりすることがありました。前までは【自分のため、自分がよく思われたいだけ】だったのではないかと思い情けなさを感じました。しかしこの期間、この講習会を通して改めて【GPを良くする】【チームを良くする】ことが我々【GPコーチ】の役割と感じ、各チューターの皆様の言葉で私自身【GPコーチ】の【塩野亮佑】としてやれることを精一杯やってGPの改善、チームの改善、チームが勝つためにやっていかなければならないと感じました。最後の指導実践はそういう想いで取り組めたのでGPコーチとして初めて取り組むセットプレーのセッションに自分からチャレンジできて本当に良かった期間であると感じました。本当にありがとうございました。

瀬戸尾浩明(リフレッシュ研修会)さん
今回はU-13、U-14のトレセンにおける1コマを切り取った感じで見させていただきましたが、それだけでも、自分には非常に収穫の大きかった研修となりました。同じように指導していたつもりでしたが、きめ細かい細部までは、全然、見れていなかったことを痛感しました。
是非、トレセン合宿全体を通した全コマで見させて頂けると、もっともっと気が付く部分があるのではないかと思いました。今回の研修に受講させて頂きまして誠に有難うございました。

澤野晃士(GK-A級)さん(山口県立光高等学校)
GK-Aコースmodule4が終了しました。今回のmoduleでは、これまで積み上げてきた「ディスカッション能力」、「プレゼンテーション能力」、「GAME分析」、「分析に基づくリアリティベースのTRデザインの構成」全員の受講生の力が向上したことが理解できました。向上した理由はmoduleに参加しただけではありません。所属チームでの活動、もしくはインターン先での活動、個人課題の作成、moduleの活動を含めた全ての項目に取り組んだからです。
module4 2日目に行われた指導実践においてGKプロジェクトアドバイザーのフランスさんがGPの指導を行う時間がありました。分析に基づくGPの課題となるプレーとTEAMの戦術課題を改善するコーチングを行い、短い時間で改善されました。改善された要因は指導実践を担当したグループのコーチの役割も影響していました。設定されたテーマの現象をコーチが短い時間の中で多く発生させました。フランスさんと受講生が協力して「目指すTRセッション」を観ることができたことは、勉強になりました。
2023GK-Aコースも最終試験を残すのみとなりました。ここから受講生は所属チームもしくはインターン先のチームで学んだことを生かして自身で成長していくことが求められます。それがGP-Aライセンスコースの目標であり、受講生に求められていることです。積み上げて来た力を更に高め、高いレベルのGPコーチを目指す者として課題となる点を改善し、TEAMの勝利に貢献できるGPを育成していきたいです。
module4 2日目の指導実践にご協力頂きました、尚志高校サッカー部の皆様ありがとうございました。

toto

ゴールキーパーA級コーチ養成講習会は、スポーツ振興くじ助成金を受けて実施しています。

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