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聴覚障がいがあっても一緒に楽しく~JFAユニクロサッカーキッズ in 京セラドーム大阪から~
2016年02月05日
日本サッカー協会(JFA)はJFAグラスルーツ宣言で「障がいの有無に関わらず、だれもが、いつでも、どこでも。」というメッセージを掲げ、誰もがサッカーを身近に心から楽しめる環境づくりに努めています。2015年1月には障がい者サッカー協議会を立ち上げ、7つの障がい者サッカー団体とともに統括組織の設立に向けて準備を進めています。1月24日に京セラドーム大阪で開催されたJFAユニクロサッカーキッズでは、初めての試みとして聴覚障がいを持った子どもを中心としたチームにご参加いただきました。特別協賛社株式会社ユニクロの社員でデフサッカー日本代表選手である塩田知弘さんの呼びかけで集まった18人の子どもたちは、他のチーム同様に8人制のミニゲームを3試合行った後、キッズアトラクションへ移動し、ボールを使ったドリブルやキックなどのコーナーを体験しました。
この18人の中には、聴覚障がいを持った両親の元に育つ「コーダ」※と呼ばれる子どもたちも含まれています。この日は塩田さんをはじめとしたデフサッカー日本代表の選手らも応援に駆けつけ、手話を交えながら子ども達にサッカーの魅力を伝えていました。運営を担当した大阪府サッカー協会では、普段からキッズサッカーフェスティバルの運営を担当しているコーチをピッチに配置し、声と一緒に旗を使って子どもたちの注意を引くなどの工夫をしていました。
障がいにはさまざまな種類があり、人によってその程度も異なりますが、今回のように少しの工夫だけで同じピッチで一緒にサッカーを楽しむことができるケースがあります。「サッカー、そしてスポーツの持つすばらしさを、もっともっと、たくさんのみなさんと分かち合い、育みたい。」今後もこのような取り組みを通して、JFAグラスルーツ宣言の具現化に努めていきます。
※コーダ:聴覚障がいを持った両親のもとから生まれた健聴の子ども
JFA-TV
コメント
聴覚障がい児を中心としたチーム「ちゃさるの会」の引率者 高橋縁さん
なかなかできない体験ができ、子どもたちはいつも以上に張り切っていました。その中で、周りを見て刺激を受け、頑張ろう!という気持ちから、成長を感じられる子どももいました。小さい子どもは怖がって試合には参加できませんでしたが、来年もやる予定があればまた参加したいと言っていました。
株式会社ユニクロ社員・デフサッカー日本代表 塩田知弘さん
今回初めて聴覚障がい者の子どもたちが参加したということで、未来に向けて大きな一歩を踏み出したと感じました。参加者が障がいの有無にかかわらず一緒にサッカーを楽しんでいる姿を見て、サッカーというスポーツはやはり誰でも友達になれる大きな魅力を持ったスポーツだと思いました。日本サッカー協会をはじめ、大阪府サッカー協会の皆さんの支えがなければ実現出来なかったことなので、感謝の気持ちを忘れず次のステップにつなげていきたいと感じました。本日はありがとうございました。
特別協賛
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