アカデミー福島男子 高校生の日常 ~JFAアカデミー福島男子 スタッフ通信Vol.11
2019年02月18日
JFAアカデミーでは「常にどんな時でも(日本でも海外でも)ポジティブな態度で何事にも臨み、自信に満ち溢れた立ち居振る舞いのできる人間の育成」というフィロソフィーを掲げ、真のエリートを目指して日々活動しています。
JFAアカデミースタッフ通信では選手たちの日常の様子や、日々の活動を詳しくお伝えしています。今回JFAアカデミー福島男子のレポートを担当するのは、時實俊輔総務です。
JFAアカデミー福島男子総務の時實です。JFAアカデミー福島に来て5年が経とうとしています。私は、主にアカデミー生の日常生活をサポートしています。今回は高校生の日常について紹介します。
JFAアカデミー福島の高校生は「福島県立ふたば未来学園高校」に在籍しています。しかし、2011年の東日本大震災の後、現在の御殿場時之栖に一時移転してからはサテライト校という形で「静岡県立三島長陵高校」の教室をお借りして授業を行っています。
基本的には午前中に学校に行き、下校後トレーニングとなります。木曜日は午前・午後の2部トレーニングをしています。また、夕食後には東進ハイスクールの衛星予備校を用いて映像学習をしています。週末はゲームやトレーニングが行われていますが、オフを設けて1日自由時間にすることもあります。
現在、JFAアカデミー福島男子には中学生47名、高校生42名の89名が在籍しています。
この集団生活の中で「安心で安全な寮生活」を送るために、ルール(規律・規範)があります。このルールについてはアカデミー生で構成される委員会とスタッフとの協議によって制定され、時代の流れとともに改定・施行を繰り返しています。時間に関することや、携帯電話の使い方、寮内での過ごし方など項目は多くありますが、全員が快適に過ごせるようにお互いが気遣い、ルールがなくても当たり前に行動できるようになることを理想としています。
また、日ごろの洗濯や部屋の清掃などは限られた時間のなかで行わなければいけないため、各々があらゆる工夫をして生活しています。すべてが思い通りにうまくいくことばかりではないですが、その中で学ぶことも多くあり、社会性を身につける良い機会となっています。
御殿場市に一時移転してから間もなく7年となります。
その中で御殿場市役所の方々のご協力のもと、地域のイベントに参加させていただき地域の方との交流する機会をいただいています。御殿場市主催のサッカー教室やスポーツイベントへの参加、また体力測定会の測定補助などを通じてJFAアカデミー福島のことを知ってもらい、それがきっかけで試合の応援に足を運んでいただけたこともあります。
日ごろ、生活していくなかで少しずつアカデミー生と認知されるようになり、良いことも悪いこともたくさん声をかけていただくようになりました。こうした声を励みに少しずつでも成長し、多くの方に応援していただけるようなアカデミーを目指したいと思います。