三重県 成徳中学校が当選!JYDキャンペーンイベントを実施
2019年03月06日
2月28日(木)にJYDキャンペーンイベントを桑名市立成徳中学校で開催しました。このイベントは、JFA登録チームを対象としたJYDキャンペーンにご応募頂いたチームの中から、抽選で成徳中学校のサッカー部が選ばれました。イベントでは、JYDオフィシャルサポーターのニチバン株式会社よりメディカルセミナーとJYDアンバサダーである北澤豪さんによるトレーニングセッションを実施しました。
メディカルセミナーでは、セルフコンディショニングとして、RICE処置や実際に製品を使いテーピングの巻き方を学びました。トレーニングセッションでは、北澤さんの指導の元、ボールタッチの重要性やランニングの中で視野を確保するトレーニングに励みました。最後は、スタッフを交えたミニゲームを行い、北澤さんとのプレーを楽しみました。
今回訪れた成徳中学校は、生徒数が少なく3年生が引退後の新人戦は1校単独では大会に出場できない為、ここ数年は近隣校と合同チームで出場しています。こういった状況は中体連チームにおいては珍しくなく、更なる少子化を迎える上でサッカー界が今後取り組まなければならない課題となります。
そういった状況下でも顧問の三輪監督はたとえ人数は少なくとも、質の高いトレーニングをしてあげたいと、現在はA級U-15ライセンスを受講しています。また、選手たちも次の大会へ向け意欲的にトレーニングに励んでいます。
日本サッカー協会では、学校体育サポートプロジェクトを中心に中学校のサッカー部活動において、安全で無理のない効率的かつ効果的な活動を行なっていただくための『中学校部活動サッカー指導の手引き』を作成しております。
「JFA2005年宣言」の理念とビジョンに基づき、継続的な日本サッカーの発展のためにさらなる普及や次世代選手の育成を促進することを目的としたプロジェクトです。
パートナー企業5社とJFAは共に手を取り合い、ユース年代のみならず、大学、シニア、女子、フットサル、ビーチサッカー、技術関連事業まで、日本サッカーの基盤を支える重要な各領域において、さまざまな施策を講じています。
三輪雄太さん(桑名市立成徳中学校サッカー部 顧問)
選手たちが北澤さんと一緒に生き生きした表情でプレーする姿を見て、今回のキャンペーンが大成功であったと感じました。私自身、JYDからたくさんの支援を受けていると感じています。自チームでの活動、トレセン活動においてJYDパートナー企業からの厚い支援を感じています。ニチバンからのセミナーではセルフケアについての知識を与えていただきました。選手たちは、映像を観たり、実際にテーピングテープを巻きながらセルフケアの重要性について理解できたと思います。今回得た知識を実際に実行できるように指導者側として、サポートしたいと思います。北澤さんのセッションでは、テクニック面でも精神面でも熱く指導していただきました。「限られた時間で、どんどん吸収していこう!」と選手に働きかけていただき、かつポジティブなコーチングで選手は1つでも多くのことを学ぼうと積極的にトライしていました。その選手たちの前向きな姿勢を見て、自分自身の指導を振り返る機会ともなりました。中学校の部活動、クラブチーム関係なく、選手たちは、与えられた環境のなかで、精一杯プレーしています。我々、指導者はその与えられた環境を少しでもより良くしていく努力をしなければなりません。「環境」のなかには様々な要素が含まれています。JYDと協力し、日本のサッカーの裾野を広げ、日本のサッカーの基盤を作っていく一員としての自覚をもって活動をしていこうと改めて感じる時間となりました。JYDアンバサダー北澤さん、JYDパートナーの皆さま本当にありがとうございました。この場をお借りして御礼申し上げます。
佐久間純平さん(桑名市立成徳中学校サッカー部 選手)
まさか当選するとは思わず、最初は信じられませんでした。ニチバンのセミナーでは、実際にテーピングを巻くことを体験することが出来て、大変よい時間となりました。RICE処置は大切にしていきたいです。北澤さんのセッションでは、あえて3タッチを使うなどとてもレベルが高かったです。チャレンジする大切さやドリブルするタイミングなど細かいところまでとても勉強になりました。今後はスポーツ科のある高校に内定しているので、そこでは将来サッカー関係の仕事に就けるようにサッカーとスポーツについての勉強を頑張っていきたいと思っています。
佐々木八叶さん(桑名市立成徳中学校サッカー部 選手)
全国のチームが対象のキャンペーンでまさか成徳中学校が選ばれるなんて夢にも思わなかった事なので嬉しかったです。北澤さんが来てくれると聞いて、興奮した感情を抑えるのが大変でした。ニチバンさんのセミナーでは、怪我をした際の応急手当の方法について勉強させてもらいました。個人的にはRICE処置の方法がわかりやすくて勉強になりました。北澤さんのトレーニングセッションでは、「もっと自分の力を全力でだせ!」とアドバイスを受けました。これは自分にとって大切なことだと感じました。今後は北澤さんに教えてもらった足元でボールを止めて落ち着いてプレーすること、自分の力を有効的に使うことを目標にします。チーム全体としては、一人ひとりの選手が「自分でやるんだ!」というチャレンジ精神を増やしていくことを目標にしたいです。
伊藤琉宇さん(桑名市立成徳中学校サッカー部 選手)
キャンペーンに当選したと聞いたときは、まだ実感はなく、当日北澤さんを見た時、本当に一緒にサッカーをさせて頂けるのだと実感しました。ニチバンのセミナーでは、怪我に対して自分で処置ができるようになることが大切であることを学びました。また、北澤さんからは「自分で判断しろ!」と言われたことが印象に残っています。自分はプレーの中で周りの目を気にしたり、他人の意見に流される傾向があります。それでも、北澤さんとのトレーニングの中で、自らが判断が大切であることを学びました。今回学んだことを今後の大会や試合でうまく活用していきたいです。