S級コーチ養成講習会2019 Module1・集中講習① 受講者レポート Vol.2
2019年04月22日
2019年度S級コーチ養成講習会は、15日から会場を鹿島ハイツスポーツプラザ(茨城)から都内に移し、プロフェッショナルコーチング論など各種プログラムがスタートしました。
今週は倉貫一毅さん(徳島ヴォルティスユース監督)のリポートをお届けします。
期間:4月15日(月)~4月18日(木)
4月15日(月) | 田嶋会長挨拶、JFAの取組み、プロフェッショナルコーチング論 |
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4月16日(火) | 午前:指導実践 午後:U-20トレーニング視察 |
4月17日(水) | 午前:指導実践 午後:メンタルトレーニング、プロフェッショナルコーチング論 |
4月18日(木) | 午前:指導実践 午後:プロフェッショナルコーチング論、テクニカルハウスの取組み |
倉貫一毅 さん
徳島ヴォルティスの倉貫一毅です。2019年度S級コーチ養成研修会は、前回鹿島ハイツでは短期講習という形で実施されましたが、今回は集中講習で、指導実践は三菱養和会グラウンド、講習の初日はJFAハウス、2日目以降はJISSの研修室で行われました。
初日には、田嶋会長から「今回のS級コーチ養成研修は目的ではなく、あくまでも通過点、全ては日本のサッカーの成長・発展のためだ」というお話があり、強く講習会の意義を実感しました。理解はしていたつもりですが、改めて言われるとやはり身の引き締まる思いです。
翌日からは午前中に指導実践を行いました。前回の鹿島ハイツでは大勢の大学生の皆さんに協力をいただいたので、自身がプレーする機会は少なかったのですが、今回は江戸川大学の学生さんと三菱養和会のコーチの皆さんに参加していただきながら受講生の私たちもコーチ役の時以外はほとんどの時間でプレーをしました。これだけたくさんプレーする機会は普段の指導現場ではなかなか無いので、とても疲れましたが楽しくもありました。
午後の講義の中で紹介させていただきたいのが、メンタルトレーニングです。シンクロナイズドスイミング・ソウルオリンピックメダリストでメンタルトレーニング上級指導士の田中ウルヴェ京先生にお越しいただき講義をしていただきました。冒頭で「メンタルって何なの?」という問いに、いつも使っている言葉ながら改めて考えてみるとうまく説明することができませんでした。田中先生から、「Heart」「Spirit」は心、「Mind」は思考、頭の中にあるものという解説がありましたが、私がいつも選手に使っているのは、「Heart」「Spirit」(=心)の意味合いのことが多いと思います。サッカー選手として技術、戦術、体力ともちろん大切ですが、やはりもっとうまくなりたい、絶対に勝ちたい、という「Heart」「Spirit」は同じくらい大切だと思います。何気なく使っている言葉にも、それぞれたくさんの意味があり、また聞いている人によってその言葉の受け取り方も違う。今回の講義で多くの気づきがあり、面白いなと純粋に思いました。大変勉強になりました。
最後に田嶋会長をはじめ今回講義をしてくださった先生、インストラクターの皆様、そして指導実践でプレーしていただいた江戸川大学の選手、三菱養和会のコーチのみなさん、本当にありがとうございました。そして引き続きよろしくお願いします。
次回は前田信弘さん(JFAナショナルトレセンコーチ)より報告していただきます。