「努力をすれば必ず成長できる」大塚尋斗選手(法政大学/U-20フットサル日本代表)インタビュー ~JFA 第6回全日本U-18フットサル選手権大会~
2019年07月26日
JFA 第6回全日本U-18フットサル選手権大会が8月1日(木)に開幕します。ここでは、第4回大会に矢板中央高校サッカー部の一員として出場した大塚尋斗選手に、年代別のフットサル日本代表での活動や本大会の思い出などを聞きました。
※このインタビューは6月28日に実施しました。
インタビュー「全力で戦って、未来の可能性を広げてほしい」鈴木隆二U-20フットサル日本代表監督
――フットサルとの出合いはいつですか?
大塚 最初にプレーしたのは、小学4年生の時ですね。バーモントカップ(JFA バーモントカップ全日本U-12フットサル選手権大会)の予選に、当時所属していたサッカーチームが出ることになったことがきっかけです。当時はあまりフットサルとサッカーの違いは考えていませんでした。その後、中学時代にも、フットサルの全国大会に2回出場しました。当時はピヴォではなく、フィクソでプレーすることが多かったです。後ろからピヴォに当てて上がっていって、もう一度ボールを受けるという感じでした。
――第4回大会では、6試合で19点とゴールを量産した大塚選手の活躍もあり、矢板中央高校が全国制覇を成し遂げました。
大塚 サッカーでもレベルが高かったですからね。フットサルチームはフットサルの技術や戦術があると思いますが、サッカーチームは個の強さ、走れる、戦えるといった強みがあります。だからこそ、高校サッカーのチームばかりが優勝しているのだと思っています。
――サッカーとフットサルを並行してやることに、メリットは感じましたか?
大塚 フットサルは、サッカーより切り替えが早いので、ボールを奪われたら、すぐに守備に行く動きはサッカーにも活かせます。DFからのプレッシャーもフットサルほど強くは感じないので、余裕をもってプレーできるようになりましたね。フットサルではゴールが近いので、シュートという自分の特長を生かしやすかったです。
――逆にデメリットはありましたか?
大塚 サッカーはピッチが広いので、フットサルからサッカーに戻ると「広いな」とは感じましたね。ディフェンスも、フットサルはマンツーマンですが、サッカーはゾーンでやることが多いので、その切り替えに多少は戸惑いました。でも、そこまでデメリットはなかったと思っています。
――その後、年代別のフットサル日本代表に選ばれ、6月のAFC U-20フットサル選手権では、日本の初優勝にも貢献しました。
大塚 鈴木隆二監督がつくるチームは、最初は寄せ集めのグループだったのが、「ファミリー」と呼べる集団になっていきました。鈴木監督がつくるチームは、どれだけ言い合いをしても、ファミリーだからまたもとの関係性に戻ることができます。オンとオフがはっきりしていて、仲は良かったですし、良いチームでした。決勝ではアフガニスタンと戦いました。開催国のイランは応援がすごいと聞いていたのですが、アフガニスタンの応援は、さらにすごかったです。あれにはびっくりしました。でも、本当に楽しかったですね。アウェーの中で勝つというのが、またよかったですね。
――大塚選手の現在の夢、目標はなんですか?
大塚 Jリーグの選手を目指してサッカーをやりたいと思っています。そう簡単にはなれないと思いますが、最善の努力はしたいと思います。努力をすれば、必ず成長すると思いますし、どんなことがあっても、自分の立てた目標、夢を追い続けたいです。一番の目標がかなわなかったとしても、二番目を考えて、次、次と、常に夢を持って挑戦し続けたいと思っています。
インタビュー「全力で戦って、未来の可能性を広げてほしい」鈴木隆二U-20フットサル日本代表監督
大会期間:2019年8月1日(木)~4日(日)
大会会場:静岡県/浜松アリーナ