第3回ナショナルGKキャンプがスタート
2019年12月07日
第3回ナショナルGKキャンプが、12月6日(金)から福島県のJヴィレッジでスタートしました。
このキャンプは、育成におけるポジション別指導・強化といったテーマのもと、将来の日本代表GK、世界基準のGKの育成を目的とし、年に3回実施しています。3日間のキャンプのなかで、トレーニング、ミーティング、グループディスカッションなど様々なプログラムが予定されています。第3回目となった今回のキャンプには、U-14およびU-13年代各10名、合計20名の選手が集まりました。第1回、第2回のキャンプに引き続き、AFCアジアカップUAE2019でサウジアラビア代表のGKコーチを務めたフランス・フック(Frans Hoek)氏もアドバイザーとして参加しています。
墨屋孝 JFAナショナルトレセンコーチ
今回のトレーニングキャンプには、1999年に始まって以来初となるU-14、U-13の各カテゴリー10名、合計20名の選手を招集しました。初日のオープニングガイダンスでは、アドバイザーのフック氏から「日本代表選手になりたいですか?ワールドカップの舞台に立つ一人になるために、このピッチで戦わなければならない」と激励の言葉をいただきました。そのために、「考えながらプレーすること」「日常で継続し、成長し続けるために、このキャンプで何かを掴んで持ち帰ること」を選手たちに伝えました。ピッチでは、「積極的にトライすること」、「その中でのエラーを恐れずにプレーすること」、「トライを続けること」を促しました。今回のキャンプでは、この年代で習得すべきテクニックにフォーカスして取り組みます。初日はGKの動きをたくさんできるトレーニングを行い、正しいテクニックとは何かを選手と振り返りました。これをベースに、2日目以降は状況に応じたテクニックの発揮を目指し、積極的にトライしてくれることを期待したいと思います。
齋藤朝陽 選手(FC東京U-15深川/U-14)
このような素晴らしい環境の中でプレーできることはとても嬉しかったので、誰よりも周りに気を配り、100%の力が出せるようにと思って準備してきました。一日目を終えて、とてもいい雰囲気でトレーニングが出来たと思います。練習前から全員が積極的にコミュニケーションを取っていたことでピッチ内でも自分の要求や味方を動かす声、盛り上げる声が多く聞こえました。このキャンプでは、同世代や近い世代のキーパーが多くいるので、ピッチ内ではもちろんのこと、ピッチ外でも誰よりもリーダーシップをとって行動したいと思います。トレーニングでもミスを恐れずにチャレンジし、一つでも多くのものを吸収して有意義なものにしていきます。
橋本脩礼 選手(東北学院中/U-13)
今回のキャンプのメンバーに選ばれてJヴィレッジに来ましたが、僕の夢である日本代表でワールドカップ優勝を叶えるための第一歩だと思っています。キャンプ初日は、このキャンプで課題を見つけて改善するという目標で練習を行いました。二日目からは一日目で把握できた改善点を意識してトレーニングしていきたいです。特に改善したいことは、自チームでも意識して練習してきた構えとステップの部分です。当然初日とは違う練習を行うと思うので、改善点を意識しつつも、新しい課題を発見していけるよう取り組んでいきたいです。残り二日、自分の目標を頭に浮かべながら、トレーニングに励みます。
津崎瑛人 選手(ヴィッセル神戸U-15/U-14)
全国のトップレベルの選手たちのプレーを少しでも自分のものにしようという思いで臨みました。初日を終えてたくさんの選手とコミュニケーションをとりながら、自分のプレーが出せたと思います。
明日以降も自分のプレーを出すために、常に考えながらプレーしたいと思います。最後に両親やコーチ、関係者の方々に感謝したいと思います。