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第95回天皇杯 浦和が大量7得点で町田を下し、準々決勝進出
2015年11月12日
マッチレポート
FC町田ゼルビア(東京都代表) 1-7(前半0-3、後半1-4) 浦和レッズ(J1)
第95回天皇杯全日本サッカー選手権大会は11月11日(水)にラウンド16(4回戦)の3試合が行われ、埼玉県熊谷スポーツ文化公園陸上競技場ではFC町田ゼルビア(東京都代表)と浦和レッズ(J1)が対戦しました。
先にペースをつかんだのは町田。前線からの素早い寄せと、縦に速い攻撃で浦和ゴールに迫ります。対する浦和も序盤は後手に回ったものの、開始10分を無失点でしのぐと徐々に攻勢を強めていきます。15分には阿部勇樹選手がCKのこぼれ球に反応、ゴールポストを叩く際どいシュートを放ちました。30分には左サイドをドリブルで駆け上がった関根貴大選手がカットインからシュート。これは町田GK内藤圭佑選手のセーブに遭いましたが、一連の攻撃で得たCKに橋本和選手がヘディングで合わせ、浦和に先制点をもたらします。
先制点で余裕が生まれた浦和は32分、李忠成選手が橋本選手のクロスボールに反応し、2点差に。45+2分には町田DFのミスを突いた関根選手が落ち着いて流し込み、浦和が3-0とリードして前半を折り返しました。
3点のビハインドを負った町田は、臆することなく、後半の立ち上がりから攻撃に出ます。奪ったボールをていねいにつなぎ、浦和陣内でのプレー時間を増やしていきます。すると50分、FKのクリアボールを胸でトラップした平智広選手が左足のボレーシュートを豪快に決めて1点を返します。これで息を吹き返した町田は、果敢に2点目を狙います。64分には細かくパスをつないで浦和守備陣を崩し、最後は中村祐也選手がグラウンダーのシュート。これはゴールポストを叩き、得点とはなりませんでしたが、町田サポーターを沸かせます。
一方、肝を冷やした浦和も黙ってはいません。65分、CKのこぼれ球を拾った阿部選手が強烈なミドルシュートを決めて再びリードを3点に広げると、興梠慎三選手ら途中出場の選手が攻撃を活性化し、さらに3点を追加。前後半の立ち上がりに苦しんだ浦和でしたが、効率良く得点を重ねて、7-1で快勝しました。準々決勝ではヴィッセル神戸と横浜F・マリノス(ともにJ1)の勝者と対戦します。
監督・選手コメント
相馬直樹 監督(FC町田ゼルビア)
平日のナイターにも関わらず、遠く町田からたくさんの方々に足を運んでいただきました。残念ながらチームが喜ぶ姿を見せられませんでしたが、選手たちはよく戦ってくれました。0-0の時間を長くして相手の焦りを生む状況にしたかったのですが、序盤、われわれが良い流れで試合に入ったことで、相手の集中力が高くなりました。そして浦和はセットプレーから先制したことで余裕が生まれました。完敗でしたが、今回の経験をリーグ戦に還元できるよう、気持ちを切り替えたいと思います。
ペトロヴィッチ 監督(浦和レッズ)
最後は点差がつきましたが、町田がこれまでの戦いで名古屋グランパスやアビスパ福岡を下してきた理由が分かりました。特に試合の序盤は相手2トップのチェイシングに苦しみ、われわれは最終ラインから攻撃を組み立てることができませんでした。後半の立ち上がりも良い形をつくることができず、失点を喫してしまいましたが、選手たちは落ち着いていました。ボールの動かし方も、オフ・ザ・ボールの動きも良かったと思います。町田という強い相手に、強い気持ちで戦うことができました。
高木俊幸 選手(浦和レッズ)
今日はとても良い感触でボールを蹴ることができていました。先制点につながったCKは、スペースに送ったキックに橋本和選手がうまく合わせてくれました。前半の入り方が良くなかった中でのゴールだったので、流れを変える意味でも大きかったと思います。2点目は練習どおり。前日の練習から、平川忠亮選手のクロスボールに対して李忠成選手がニアサイドでつぶれ、自分がゴールを狙う形を繰り返していました。良い時間帯にゴールを挙げることができてうれしいです。
関根貴大 選手(浦和レッズ)
自分の1点目は、相手DFのミスを突いて抜け出した後、冷静にGKの股の間を通すことができました。2-0と3-0で前半を折り返すのではメンタル的に違うと思いますし、結果的にあのゴールは大きかったかもしれません。後半のアディショナルタイムにもこぼれ球に反応して打ったシュートが得点につながりましたが、個人的には「もっとやれた」と思います。特に、ドリブルで突破してからのゴールを決められなかった点は悔やまれます。
第95回天皇杯全日本サッカー選手権大会
2015/8/29(土)~2016/1/1(金・祝)
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