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第4回全国シニア(40歳以上)サッカー大会 元日本代表FW前田治さんが所属チームのT・ドリームスを紹介
2016年11月09日
第4回全国シニア(40歳以上)サッカー大会が11月12日(土)、静岡県藤枝市で開幕します。大会に出場する元日本代表FWの前田治さんがシニアサッカーを始めたきっかけや所属チームであるT・ドリームスについて語りました。
――シニアサッカーを始めたきっかけは。
前田 1996年に現役を引退して、指導者の道に進んだのですが、それからしばらくサッカーから離れる時期がありました。時折、日本代表のOBチームでの活動でプレーすることはありましたが、本格的にサッカーをしなくなって10年くらい経ち、自分が41歳のときに、帝京高の先輩から誘いを受けたことがきっかけです。サッカーから離れていたので、声を掛けられたときは素直に「またプレーしたいな」と思いました。同時に、年齢を重ねてもサッカーができる場があることを知らなかったので、面白そうだという好奇心もありました。
――T・ドリームスの普段の活動は。
前田 T・ドリームスは、帝京高OBを中心に活動しています。シーズンは3月くらいから全国予選やシニアリーグが始まって、11月までほぼ毎週末に公式戦があります。試合の間隔が空く時期はできるだけ練習試合を組んで本格的に取り組んでいます。僕が加入したときは、試合がメインでしたが、2年ほど前に本田泰人がプレーイングマネジャーとして本格的に加わってからは、練習も増えてチームの活動が活発になりました。メンバーは同じ高校という絆があって、“俺たちが帝京だ”という誇りを持ち続けています。もちろん先輩、後輩の関係は今でもありますが、お互い年も重ねてとてもいい雰囲気でチームが一つになっていますね。
――強豪校のOBチームならではのことはありますか。
前田 帝京高は高校サッカーで一時代を築いていたので、当時のリベンジに燃えてくる相手チームが多いですね。東京都シニアリーグでは、その時はかなわなかったけれど、今なら…というチームがたくさんあります。この年齢になると、みんな働き盛りですし、週末は家族と過ごすこともあります。それにも関わらず、僕らとシニアリーグ戦を戦うチームは必ずベストメンバーを組んでくるんです(苦笑)。「これは宿命だな」などと笑いながら言っているんですけどね。それくらいT・ドリームス戦に照準を合わせてきます。
――チームの特徴を教えてください。
前田 周りからはよく「技術がしっかりしていて、サッカーを知っている」と言われます。それは、多くの選手が帝京高でプレーしていたことがベースになっていて、どのチームと試合をしても自分たちがボールを持って、試合の主導権を握ることができているからだと思います。今年からレギュレーションが変わって、都道府県選抜チームでの出場はできなくなったので、より相手チームの情報が行き交っていると耳にします。僕らが20分ハーフの全国大会予選で苦戦したのは、守備を固めてカウンターを狙ってくるチームです。FWである自分としては、固められた守備をどうこじ開けていくかが課題だと思います。
第4回全国シニア(40歳以上)サッカー大会
2016年11月12日(土)~14日(月)
会場:藤枝総合運動公園サッカー場[天然芝]、藤枝総合運動公園陸上競技場[天然芝]、藤枝総合運動公園多目的広場人工芝広場[人工芝] 、藤枝市民グラウンドサッカー場[天然芝]
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