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救命講習会の開催レポート(7月開催)
2023年08月04日
日本サッカー協会は、ピッチ上の選手の安全を守ることを第一とした「スポーツ救命ライセンス講習会」と簡易救命講習会である「JFA+PUSHコース」を2017年から実施しています。「スポーツ救命ライセンス講習会」は、(公財)日本スポーツ協会(JSPO)公認アスレティックトレーナーが資格更新のために保有しなければならないBLS(Basic Life Support:一次救命処置)資格取得のための講習会として認定されています。
本日は栃木県で行った「救命講習会」について、写真・アセスメントをもとにご報告します。
スポーツ救命ライセンス講習会
7月9日(日) 芳賀赤十字病院(栃木県) 8名受講
講師コメント
河又典文 医師(芳賀赤十字病院 循環器内科/帝京平成大学 人文社会学部)
本講習会は、高校生以上を対象とした、スポーツ現場での予期せぬ心停止・熱中症・アナフィラキシー・窒息に対する予防と対応法、および脊髄損傷が疑われる傷病者の適切な搬送方法を習得する300分の講習会となっています。栃木県サッカー協会としては今年2回目の開催になりました。
今回も会場の芳賀赤十字病院の協力の下、心臓マッサージ実習人形に、スマートフォンと接続することで胸骨圧迫の質を評価できる「QCPR」、「エピペントレーナー」によるアナフィラキシー対応、など新たな内容も追加することができました。
8名の受講生はとても意欲的で、加えて今回は隣県群馬県サッカー協会からも受講いただき、情報交換も含めて非常に有意義な講習会になりました。
酷暑の中、各地で多くの試合が再開される中、スポーツ中の予期せぬ病気やケガが多くなることが予想されます。講習を通して、フィールドの最前線で活動する指導者スタッフの皆様が、少しでも自信をもって予期せぬ急変に対応できる一助となれば幸いです。今後栃木県サッカー協会では年度内複数回の講習会を開催予定ですので、次回以降も県内外から多くの皆様の受講をお待ちしております。
受講生コメント
和久井勇志 さん
スポーツでは怪我や突然の体調不良はつきものです。いつどこで起きるかもわかりません。そのときに1人でも多くの方がこの講習を受けていれば、助けられる命が多くなるのではないかと思いました。ぜひチームスタッフの方や、保護者の方にも受けていただきたいです。
※AEDのご購入・リースは、「メディカル」の「AEDのご紹介」をご覧ください。
※講習会開催希望の団体は、「講習会を開催するには」の[問い合わせフォームはこちら]からお問い合わせください。