JFA.jp

JFA.jp

EN

U-17日本代表

年代・カテゴリーを選ぶ

表示したいカテゴリーを
以下から選択してください。

1.年
  • 2024年
  • 2023年
  • 2022年
  • 2021年
  • 2020年
  • 2019年
  • 2018年
  • 2017年
  • 2016年
  • 2015年
  • 2014年
2.年代別
  • SAMURAI
    BLUE
  • U-24
  • U-23
  • U-22
  • U-21
  • U-20
  • U-19
  • U-18
  • U-17
  • U-16
  • U-15
  • 大学
  • フットサル
    (男子)
  • U-25フットサル
    (男子)
  • U-23フットサル
    (男子)
  • U-20フットサル
    (男子)
  • U-19フットサル
    (男子)
  • U-18フットサル
    (男子)
  • フットサル
    (女子)
  • U-18フットサル
    (女子)
  • ビーチサッカー
  • eスポーツ・サッカー

ニュース

U-17日本代表 平和祈念大会、初優勝!

2021年08月12日

U-17日本代表 平和祈念大会、初優勝!

8月11日(水)、U-17日本代表が参加しているHiFA 平和祈念 2021 Balcom BMW CUP 広島ユースサッカー大会最終日を迎え、U-17日本代表はサンフレッチェ広島ユース戦に2-1で勝利し、3連勝で6年ぶり2回目の出場で初優勝を果たしました。

大会最終日、2連勝中の日本は引き分け以上で優勝が決まります。一方、初戦で6-0と大勝しているサンフレッチェ広島ユースも、この試合に勝利すれば続く広島県高校選抜U-18対サガン鳥栖U-18の結果次第で優勝できるとあり、気合十分に臨みます。

試合は、開始早々から広島がアグレッシブに攻勢に出ます。4分、スピードに乗った攻撃からシュートを放たれますが外れます。その後も、攻撃に転じた際の迫力に押され、押し込まれる展開に日本は耐える時間が続きます。しかし、徐々に日本もボールを保持する時間が増え、試合は膠着状態が続きます。スコアレスで終わるかと思われた38分、日本は一瞬の隙を突きます。広島のパスミスを奪ったMF安部大晴選手が前線へスルーパスを通すと、鋭く抜け出したFW南野遥海選手がGKに倒されPKを獲得。これを冷静に決めて先制点を奪います。

後半立ち上がり、日本は前半の勢いそのままに41分、広島DFの背後に抜け出した南野選手のクロスからMF北野颯太選手が押し込みますがオフサイドの判定。すると、攻めに転じた広島の攻撃に日本は押され始めます。46分には、右サイドを崩されてフリーでシュートを打たれますが、クロスバーに助けられます。その後もなかなかボールを奪えない時間が続くと55分、左サイドからシュート気味のクロスが入ると、巧みなトラップから豪快にシュートで同点ゴールを許します。流れが完全に相手に傾いたと思われた中、日本はまたも少ないチャンスを活かします。61分、試合を通してDF背後を狙い続けいた南野選手がロングパスを受け、広島DFを見事なターンで交わして放ったシュートがゴールに吸い込まれ貴重な2点目を奪います。
その後は、広島の猛攻撃を受けて何度もセットプレーのピンチを招くも、体を張って必死に耐え抜きます。日本はカウンターからFW真鍋隼虎選手が強烈なシュートを狙いますが、GKのファインセーブに追加点とはなりません。試合終盤、防戦一方の日本でしたが、GK春名竜聖選手が何度もビックセーブを見せ、ゲームキャプテンを務めたDF坂井駿也選手、急遽CBとして途中出場したDF下田栄祐選手が体を張って最後まで相手の攻撃を防ぎます。最後まで集中して耐え抜いた日本はそのまま2-1で勝利し、3連勝で優勝を決めました。

広島県サッカー協会の尽力で開催された本大会、全試合が熱のこもった見応えのある試合となりました。U-17日本代表は海外に遠征に出ることが難しく、長らく海外チームとの対戦ができていない状況の中で、同世代と真剣勝負ができる貴重な機会で結果を出したことは、チーム・各選手にとっても今後の成長の糧となりました。

監督・選手コメント

森山佳郎 監督
AFC U-16選手権大会やFIFA U-17ワールドカップが中止になってしまったこの2004年生まれ世代ですが、このコロナ禍において昨年から国内のショートキャンプを重ねてきました。今回はこのHiFA 平和祈念 2021 Balcom BMW CUP 広島ユースサッカー大会の招待を受け、ありがたく参加させてもらう運びとなりました。
キャンプ初日、選手達に対し、世界で初めて人類に向けて投下された広島の原爆の被害についてのレクチャーを行い、試合中日の9日、原爆慰霊碑への献花も含めて当時の凄惨な被害(今も被害に苦しむ人がいる)を垣間見て平和のありがたさを感じる機会を作りました。
大会では、初戦サガン鳥栖U-18に2-0、2戦目広島県高校選抜U-18に2-0。勝つか引き分ければ優勝が決まるサンフレッチェ広島ユース戦は、主導権を握られ何度も決定機を作られる非常に厳しい展開になりましたが、GK春名竜聖を中心に全員が必死に体を張って1点のリードを守り切り、2-1で勝利し、3連勝で優勝を飾ることが出来ました。厳しい試合だっただけに優勝トロフィーを掲げた選手たちは喜びを爆発させ、非常に素晴らしい瞬間を共有することが出来ました。海外に強化遠征をすることもかなわない年代別代表が、素晴らしい大会に参加させていただき、真剣に勝利を目指して戦う機会を頂いたことを非常にありがたく思っています。
まだまだ課題も多いこの世代ですが、全員が当事者意識を持ち、主体的にチームに関わり、結果につなげていく貴重な経験をさせてもらい、選手達の大きな成長につながったのではないかなと思います。
大会運営をされた広島県の高体連の先生方や広島県サッカー協会の皆さんに心より感謝申し上げますとともに、このような時期に育成年代代表活動にご理解とご協力をいただき、選手を派遣してくださった所属チームの指導者の皆様、保護者の皆様、学校の先生方にも心より感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。

GK #1 春名竜聖 選手(セレッソ大阪U-18)
初めに、非常に大変なコロナ禍の中で素晴らしい大会への出場機会を与えてくれた方々に感謝しています。そして、個人として代表活動で大会に参加するのは初めてだったのでとても嬉しかったです。この大会に参加して改めて、お腹いっぱいご飯を食べられたり、安心して眠れることや、サッカーに集中できることの平和という幸せを気づくことができました。その中で、日本代表として戦う以上、絶対に負けてはならない中でのプレッシャーはありました。今日の試合は引き分け以上で優勝が決まるという大事な一戦で、難しい試合になると思っていました。一人一人が持っている力を全て出し切らないと勝てない相手だったので、絶対に失点をしないという強い気持ちを持って試合に臨みました。試合状況を見てどのようなプレーをしたら良いかを考えてプレーしました。1失点してしまい、試合終盤で相手に押し込まれるシーンは多かったですが、全員が集中を切らさず、アラートに対応することができたので、なんとか勝利することができました。この勝利は全員で掴み取ったものなので凄く嬉しかったです。この大会を振り返って自分の課題はまだまだありますが、できるようになったことも多くありました。所属チームでは、なかなか勝利がない状況なので、この大会で得た成果を忘れずに所属チームに帰って、勝利に導けるように頑張ります。

MF #8 安部大晴 選手(V・ファーレン長崎U-18)
この大会は、このようなコロナ禍の中でたくさんの方々がサポートしてくれ、色々な形で関わってもらい無事開催できた大会だと思うので、感謝の気持ちを常に持ってプレーしました。試合中日に平和学習プログラムを経験し、長崎に住んでいることもあり、もう一度平和について考え直すことが出来ました。試合では自分の持ち味であるパスの精度は見せられたかなとは思いますが、もっと前線に関わっていくところ、守備で奪いきる力はまだまだ足りないなと思いました。もっと試合で欠かせない存在になるために、攻守においてチームの勝利の為に貢献しないといけないなと思いました。大会を通して全体的に常に周りとコミュニケーションをとりながら全力でプレーするのは出来たのですが、周りと違いを見せていかないと上のカテゴリーや世界といったところにはまだまだだと思うので、もっと所属チームで意識を高く持ち、少しでも世界に近づけるよう頑張っていきたいです。

MF #18 安藤阿雄依 選手(清水エスパルスユース)
コロナ禍の中で試合ができることにすごく感謝しています。これまで1個下のU-16日本代表でプレーしていて。今回初めて同年代でやって改めて凄くレベルが高いと思いました。国体予選もあったことから途中で合流する形になり、最終日の3戦目のサンフレッチェ広島ユース戦では後半から出場しました。攻撃では背後の抜け出しやドリブル突破はできたものの、その後のプレーの質は雑だなと思いました。最後をもっと丁寧にプレーすればもっと得点チャンスが増えたと思います。守備の場面では、相手の位置をみてもっと寄せたり、切り替えのスピードなど課題が沢山ありました。しかし、3戦全て勝つことができ、この大会を優勝することができて本当に嬉しかったです。この貴重な経験を所属チームでも活かして、成長していきたいです。また代表活動に呼ばれるように頑張りたいと思います。

FW #10 根本鼓太郎 選手(東京ヴェルディユース)
まずコロナ禍の中、このような大会を開催していただき、尽力いただいた多くの関係者の方に感謝したいと思います。それと同時にU-17日本代表に呼んでもらいとても嬉しく思います。今日は優勝がかかった大事な最終戦ということで、チーム一丸となって闘うことができていたと思います。個人的には日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会でサンフレッチェ広島ユースに負けて非常に悔しい思いをしていたので、今日こそは勝つという強い気持ちをもって試合に入りました。チームとして試合の入り方は悪くはなかったのですが、広島の攻撃に耐える時間が多く、1人1人集中を切らさず最後までゴール前で体を張ってピンチを防ぎました。そこから少しずつ流れが変わり、組織的な守備でボールを奪って得点をすることができ、良い試合運びをして笛が鳴る最後の最後まで誰1人集中を切らすことなくプレーをしていて勝つことができました。大会は優勝で終わることができましたが、個人的には課題がたくさん見つかり、まだまだ成長しないといけないので、自分の所属チームに帰り、日々のトレーニングに高い意識を持ち取り組みまた日本代表に呼んでもらえるようにアピールしていきたいです。

FW #17 真鍋隼虎 選手(名古屋グランパスU-18)
今回U-17日本代表の活動に参加出来て嬉しく思います。また、コロナ禍の状況でもたくさんの方々の協力があり大会が開催されたことに感謝しています。この大会では、自分のゴールでチームを勝たせることを意識して取り組みました。今日のサンフレッチェ広島ユース戦は、優勝する為に勝たないといけない試合でした。全員で最後まで体を張って我慢強く2ー1で勝利できました。チームとして優勝できたのですが、自分自身、前線でボールを受けて起点になることや、チャンスがあった中でゴールを決めきることができずとても悔しいです。また、今回は平和学習があり、改めて自分たちが大好きなサッカーをできることへの感謝を忘れてはいけないと感じました。所属チームで自分の武器であるシュートを磨き、自分のゴールでチームを勝たせられるストライカーになって、U-18日本代表や上の年代に呼ばれるように頑張ります。

HiFA 平和祈念 2021 Balcom BMW CUP 広島ユースサッカー

日程:8月8日(日)~8月11日(水)
会場:広島/広島広域公園第一球技場

大会情報はこちら

アーカイブ
JFAの理念

サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、
人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献する。

JFAの理念・ビジョン・バリュー