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JFAアカデミー福島 3期生フランス遠征報告
2010年03月23日
vsINF Clairefontaine (前半0-0、後半0-2、計0-2で負け)
質の違いを目の当たりにしました。
特別大きな戦術の違いやテクニックの違いは見つかりませんでしたが、とにかくその質の違い
に驚きました。
「ボールを奪う」「動きながらプレーする」「ボールによる」「素早い判断(コントロールパス)」
「パスした後の動きの質」「パスコースを作る」「ゴール前のしかけ」「相手を欺く」全てにその
違いを見ました。特に違うと感じたのはその質の連続と持続です。
アカデミーの選手たちも80分の中で、部分的には高い質を維持することもありました。しかし
1試合を通して発揮は出来ていません。また、プレーの繋ぎ目というものが限りなく少ないと
感じました。守りながら攻め、攻めながら守っている。それをINFの選手たちは意識してプレー
するレベルではなく、無意識に質を追求できている印象でした。
前日の合同トレーニングでは時折しか見られなかった集中力と丁寧さが、試合では持続的に
発揮されていました。
やはりと言うべきか、環境が選手たちを変えてくれました。後半にもなれば選手たちはハイレ
ベルな環境に適応し、変化していました。デュソーさんも「最初はびっくりするだろうけど慣れる
はず」と試合前コメントしてくれていました。嵐が過ぎ去るのを待てと。INF選手たちのタイミン
グや動きのフォーム、ボールの動かし方やゲーム運び。アカデミーの選手たちが全てを吸収
するのが見られ、この適応力は素晴らしかったと感じています。その背景には、普段のトレー
ニングで要求されている質の追及を、INFの選手たちを通して再認識したからだと思います。
そして徐々に相手を崩した中でのシュートチャンスを生み出し、ゴール前に可能性を見出す
プレーをし始めました。結果得点にならなかったことは今後の課題ではあるのですが。
守備組織の形成に関しては良かったと言えます。ボールに行くところと行かないところ、行った
らカバーという原則は、ゲームを通して維持出来たと思います。そのためゲームが大きく崩れ
ると言ったことはありませんでした。とは言え、ボールを奪うことがこれほどまで大変なことだと
は彼らは知らなかったと思います。意図的にボールを奪いに行かない限り手には入らないから
です。無作為にボールを奪いに行くことは無謀と置き換えられます。ボールを奪わない限り攻
撃の順番が回ってこない環境は選手を逞しくさせるものです。必要なのはボールを奪われな
いテクニックとボールを奪うテクニック。ハイレベルな環境が、ボールを失うこととボールを奪え
ないことは極めて問題であると教えてくれました。ボールを失うとどうなるか、ボールを奪えな
いとどうなるか、選手に改めて問う必要は無いゲームでした。個で失わない、奪うテクニックを
今一度見直す必要があると感じさせられた一試合でした。
質の違いを目の当たりにしました。
特別大きな戦術の違いやテクニックの違いは見つかりませんでしたが、とにかくその質の違い
に驚きました。
「ボールを奪う」「動きながらプレーする」「ボールによる」「素早い判断(コントロールパス)」
「パスした後の動きの質」「パスコースを作る」「ゴール前のしかけ」「相手を欺く」全てにその
違いを見ました。特に違うと感じたのはその質の連続と持続です。
アカデミーの選手たちも80分の中で、部分的には高い質を維持することもありました。しかし
1試合を通して発揮は出来ていません。また、プレーの繋ぎ目というものが限りなく少ないと
感じました。守りながら攻め、攻めながら守っている。それをINFの選手たちは意識してプレー
するレベルではなく、無意識に質を追求できている印象でした。
前日の合同トレーニングでは時折しか見られなかった集中力と丁寧さが、試合では持続的に
発揮されていました。
やはりと言うべきか、環境が選手たちを変えてくれました。後半にもなれば選手たちはハイレ
ベルな環境に適応し、変化していました。デュソーさんも「最初はびっくりするだろうけど慣れる
はず」と試合前コメントしてくれていました。嵐が過ぎ去るのを待てと。INF選手たちのタイミン
グや動きのフォーム、ボールの動かし方やゲーム運び。アカデミーの選手たちが全てを吸収
するのが見られ、この適応力は素晴らしかったと感じています。その背景には、普段のトレー
ニングで要求されている質の追及を、INFの選手たちを通して再認識したからだと思います。
そして徐々に相手を崩した中でのシュートチャンスを生み出し、ゴール前に可能性を見出す
プレーをし始めました。結果得点にならなかったことは今後の課題ではあるのですが。
守備組織の形成に関しては良かったと言えます。ボールに行くところと行かないところ、行った
らカバーという原則は、ゲームを通して維持出来たと思います。そのためゲームが大きく崩れ
ると言ったことはありませんでした。とは言え、ボールを奪うことがこれほどまで大変なことだと
は彼らは知らなかったと思います。意図的にボールを奪いに行かない限り手には入らないから
です。無作為にボールを奪いに行くことは無謀と置き換えられます。ボールを奪わない限り攻
撃の順番が回ってこない環境は選手を逞しくさせるものです。必要なのはボールを奪われな
いテクニックとボールを奪うテクニック。ハイレベルな環境が、ボールを失うこととボールを奪え
ないことは極めて問題であると教えてくれました。ボールを失うとどうなるか、ボールを奪えな
いとどうなるか、選手に改めて問う必要は無いゲームでした。個で失わない、奪うテクニックを
今一度見直す必要があると感じさせられた一試合でした。
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