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2015年度 第1回J1・J2担当主審研修会を開催
2015年02月02日
1月23日(金)~26日(月)、千葉県・生命の森リゾート及び帝京平成大学千葉キャンパスにて、2015年最初のJリーグ(J1・J2)担当主審を対象とした研修会を実施しました。
今回参加した審判員は2015シーズンに向け、レフェリング面では 『2015年のスタンダードとターゲットの確認』 をテーマに、映像を確認しながらディスカッションを行ったり、審判員自身で想定した場面を実演しながら判定を下すための考慮ポイントの整理を行ったりしながら、全体の判定基準のすり合わせを行いました。
フィットネスの面では 『年間を通じたコンディショニング」をテーマに、体幹トレーニングや、ランニングフォームを映像に撮りフィードバックを行ったり、と参加審判員は積極的にプログラムに取り組んでいました。
研修会の主なプログラム
1月23日(金) 開講式・測定・講義
1月24日(土) トレーニング「ストレングス・体の使い方」、講義「ハンドリング」、「フィジカル理論」
1月25日(日) トレーニング「ストレングス・インターバル」、講義「チームビルディング」、「著しく不正なファウル(足裏のチャレンジ)」
1月26日(月) トレーニング
指導者コメント
岡田正義 トップレフェリーインストラクター
2015シーズンに向けてよい準備をするために初めて、1月中にJリーグ(J1・J2)担当主審研修会を実施しました。レフェリング面では 『スタンダードとターゲットの確認』 をテーマとしました。参加レフェリーは皆、積極的に研修会に臨み、グループディスカッションではプロフェッショナルレフェリーと若手レフェリーがお互いの意見交換をする姿も見られ、2015シーズンに向けての意気込みが感じられました。審判員の2015シーズンのパフォーマンスに期待しています。
山岸貴司 JFAトップレフェリーフィットネスインストラクター
研修会でのフィットネス面でのテーマは 『年間を通じたコンディショニング』 ということで、単に走ったり、筋力トレーニングをするのではなく、「基本動作のジョギングとはどうあるべきか?」、「加速動作はどう考えるべきか?」を映像に取り、ビジュアルフィードバックを通して指導いたしました。また、長いシーズンを乗り越えるためには、「質の高い休息をどのようなタイミングで取ればいいのか?」ということもとても重要なポイントになります。昨年の研修会で、リゼネレーションシステム(計画的な休息の取り方)の重要性も伝えています。ケガのないシーズンで乗り切るために、質の高いコンディショニングで取り組んでくれると信じています。
参加者コメント
岡宏道 1級審判員(京都府)
4日間の研修では、初日に体の動きや癖、機能性を診断するテストを行い、個々の身体機能性を分析し、講義ではスタンダードビデオで今シーズンのテーマを確認しました。
グループディスカッションにより、判定するための考慮事項を整理・明確化し、参加者全員で共有することができました。2日目の山岸フィジカルトレーナーのセッションでは、ランニングフォームを映像に残し、分析及びフィードバックすることにより、今回のテーマである「エコ」なフォームを追求することができました。シーズン開幕を1ヶ月後に控え、より高いコンディションを求めるべく、今回の研修で得たものをもとに、日々精進していきたいと思います。
藤田和也 1級審判員(富山県)
今回の研修では、これまで無意識にできていた判定項目を参加者全員で共有しディスカッションすることで、再確認する事ができました。また、フィジカルトレーニングの指導により、自分一人では気づかなかった弱点や改善点などに気づかされました。研修全体を通し、今まで経験したことのない精神的厳しさと、プロ意識の高さを痛感しました。そして、今後のトレーニングを軌道修正していくうえで大変重要な学びとなり、参加できたことをありがたく思います。
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