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「楽しんでプレーしてほしい」(中島翔哉 選手/FC東京) バーモントカップ 第25回全日本少年フットサル大会
2015年08月14日
バーモントカップ 第25回全日本少年フットサル大会が、8月14日(金)に開幕します。今回は、現在、FC東京とU-22日本代表でプレーする中島翔哉選手が登場。自身が小学生時代に出場したバーモントカップの思い出を語るとともに、今大会に出場する選手たちへのメッセージをおくりました。
取材協力○東京フットボールクラブ株式会社
選手インタビュー 中島翔哉 選手(FC東京)
――中島選手は第16回大会に出場していました。当時の思い出を教えてください。
中島: 決勝で負けてしまったんですよね。スコアは2-5だったと思います。全国大会で優勝したことがなかったので、何としても勝ちたかったのですが、あと一歩のところで負けて、悔しい想いをしました。
――当時はサッカーチームでプレーしていました。フットサルをすることに戸惑いはありませんでしたか?
中島: 実は、家の近くにフットサルコートがあって、小さい頃からそこのスクールに通っていたんです。当時はサッカーの活動が土曜日、日曜日しかなかったので、平日はずっとフットサルをしていました。だから違和感は全くなく、楽しくプレーすることができました。
ただし、バーモントカップ決勝の相手は普段からフットサルで鍛えていたチームでした。フットサルに慣れており、しっかり引いて守ってきました。それまで対戦したことのなかったタイプのチームを相手に少し戸惑いながら戦い、難しい試合になりました。
――優勝は逃しましたが、ベストプレーヤーに選出されています。
中島: それも覚えています。うれしかったです。好き放題やらせてもらっていました(笑)。
――今大会も普段はサッカーをしている選手が多く出場するかと思います。彼らに伝えたいことは何かありますか?
中島: フットサルには、サッカーがうまくなるための要素が詰まっています。たとえば、コートが狭い分、相手は守りやすい。その中で、どうやってボールを受けるかがポイントになります。一回、逆に走る動きを入れてからパスを引き出すなど、いろいろ工夫をこらすと、サッカーにも活きてくるはずです。
フットサルはサッカーと比べてゴールが小さいですよね?そのゴールにボールを入れるためには、アイディアも必要になります。股抜きであったり、ループシュートであったり、そのようなプレーを学ぶこともできると思います。
あとは、とにかくたくさんボールに触ること。僕自身、ボールに触ることでしかうまくならないと思ってプレーしてきましたし、その点でもフットサルは重要だったと思います。
――選手として、フットサルが役に立っていると感じる場面はありますか?
中島: ボールを扱うときに、そう感じます。足の裏を使うプレーは、フットサルで学びました。フットサルは狭い中でプレーしないといけないので、ボールを足の裏で扱って確実にコントロールするんです。そこはいまでも役に立っています。
――最後に、今大会に出場する選手たちにメッセージをいただけますか。
中島: 楽しんでください!! それがすべてです。勝敗も大事ですし、優勝することも大事ですが、小学生のころから思い詰めた顔をしてサッカーやフットサルをしてほしくありません。子どもらしく、うまくなりたいという気持ちだけを持って、楽しんでプレーする。その上で優勝できたら、自分のためになると思います。
この大会を通じて必ず今後のサッカー人生につながる勉強ができると思うので、楽しみながら頑張ってください!
バーモントカップ 第25回全日本少年フットサル大会
2015年8月14日(金)~16日(日)
東京/駒沢オリンピック公園体育館、大田区総合体育館
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