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第1回9地域フットサル技術担当者会議を開催
2018年02月21日
9地域のフットサル技術担当者が会する初めての会議を、2月17日(土)、18日(日)にJFAハウスで実施しました。初日は小西鉄平テクニカルダイレクターよりJFAのフットサルビジョンやタスク、取り組みの進捗状況などが共有され、また小森隆弘サブテクニカルダイレクターからは、フットサル先進国であり、JFAの代表強化・指導者養成のライセンスプログラムなどに大きな影響を与えているスペインカタルーニャ地域への研修報告がされました。さらに、今回の会議の大事なポイントであるフットサルとサッカーの協働をどのように行っていけるのかを、地域とJFAが一体になってディスカッションを行い、具体的なアクションプランへ落とし込んでいきました。フットサルをプレーすることのメリットをもっと具体的にまとめて提案していくことや、それぞれのカレンダーをもっと効果的に連携させていくために、コミュニケーションラインをしっかりと確立することなどが挙げられました。またサッカーを指導されている方がもっと容易にフットサルの入り口を体感してもらうための取り組み、例えば昨年から実施しているフットサルワークショップ(フットサルしよう)を各地域で必ず実施していくことやリフレッシュ研修会を通して、サッカーの指導者の方々にフットサルに触れてもらうなど、具体的にどうするべきかの活発なディスカッションを行うことが出来ました。
2日目はフットサル代表の強化方針を小西・小森フットサルダイレクターから説明を行い、またブルーノ・ガルシアフットサル日本代表監督からは、就任後の1年4ヶ月の振り返りと次の2年に向けた取り組みにおいて、指導者、審判、地域、リーグがよりプロフェッショナルになることが鍵であることが話されました。U-19フットサル日本代表鈴木隆二監督からは昨年のAFC U-20フットサル選手権で得た課題や成果の振り返りと、年末に控えるU-20アジア選手権予選への準備について、また地域に直接出向いて実施したタレントキャラバンを、連携していくことが大事であるとの話がされました。今年から新たにナショナルコーチングスタッフになり、フットサル日本女子代表監督に就任した木暮賢一郎監督からも、今年5月に控えたAFC女子フットサル選手権に向けた準備について話があり、12年間選手として日本代表を支えていたからこそ感じる代表チームへの強い想いがあり、必ず誰もが目指したくなる代表チームを全ての皆さんと一緒に作り上げると約束しました。
主催者コメント
小西鉄平 フットサルテクニカルダイレクター
小森サブテクニカルダイレクターからのスペイン・カタルーニャ地方研修報告は、スペインと同じような考え・取り組みをしていくには、日本はまだ日が浅く、難しい反面、日本独自の考え方や取り組みを地域と連携し、サッカーと協働していければ、新しいフットサルの発展が生まれるのではないかと考えさせられた報告でした。2日目には私と小森サブテクニカルダイレクターよりフットサル日本代表の強化方針を説明し、地域の皆さんの活動が未来の代表選手を輩出することにつながるということをお伝えしました。具体的にはU-19日本代表の鈴木監督が地域のユース世代選抜チームに指導をさせていただくタレントキャラバンの積極的かつ効果的な実施や、サッカー指導者とフットサルをつなぐ架け橋となるフットサルワークショップを地域でしっかりと展開していくことを話させていただきました。今回、初めての試みとなる会議で、まだ改善の余地はありますが、今後も地域の皆さんと手を取り合って、フットサルの強化、育成、指導者養成と3事業が連携し合って発展していけるように努力していきたいと思います。
参加者コメント
夏井浩 東北地域代表・秋田県サッカー協会
日本代表の強化、選手や指導者の育成について、JFAの取り組み方針や方向性が理解できたとともに、各地域と共有ができました。特に参考となったのは、育成年代の強化についてです。フットサルのさらなる発展、代表チームの強化のためにも、育成年代の強化の重要性を再認識しました。また、各地域の取組状況について聞けたことも非常に参考になりました。このような会議を毎年開催してほしいと思います。
五所睦雄 九州地域代表・大分県サッカー協会
目的が明確で、地域での活動のイメージができたので非常に良い会議でした。2018年度のJFAフットサル事業に関する共有事項は、特に参考になりました。選手の育成・強化、指導者養成について9地域で共有できたことで活動の方向性が明確になり、また内容もこれまでの地域の要望が多くの点で取り入れられたものであり素晴らしいと感じました。今回、このような貴重な機会を設定いただきありがとうございました。
丸山哲平 フットサルインストラクター
第1回9地域フットサル技術担当者会議にインストラクターという立場で2日間ゲストとして参加させていただきました。初めての試みであるこの会議に参加させてもらい大変嬉しく思います。初日にJFAのフットサルビジョンの共有や9地域の現状や取り組みの報告、また、『サッカーとの協働』をテーマにディスカッションを行いました。2日目には、フットサル日本代表のブルーノ監督・U-19フットサル日本代表の鈴木監督・フットサル日本女子代表の木暮監督から、大会報告と今後の展望を聞かせていただきました。この2日間の会議でJFAと9地域の連携は間違いなく強化されたと感じました。特に代表強化と普及、指導者養成のさらなる発展が期待できると思いました。日本のフットサルがより良い発展をしていくためには、これからも9地域が知恵を出し合い、力を合わせていくことが大切です。今回の会議がゴールではなく、スタートだと私は考えています。
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