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一枚上だったG大阪、2-0で快勝 川崎との決勝でリーグ戦の雪辱なるか

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2020年12月28日

一枚上だったG大阪、2-0で快勝 川崎との決勝でリーグ戦の雪辱なるか

ガンバ大阪 2-0 徳島ヴォルティス

G大阪の東口順昭選手、徳島の上福元直人選手と両GKが好セーブを繰り返し、引き締まった試合展開でしたが、やはりJ1で2位のクラブがJ2優勝チームより地力では一枚上でした。2-0で快勝した宮本恒靖監督は「今シーズンやってきたものが出た」と納得の表情でした。
前半は0-0でしたが、G大阪は後半にギアを上げました。後半8分、相手のパスミスから中盤でボールを奪うと、右の小野瀬康介選手がクロス。倉田秋選手の左足ボレーシュートはGKに阻まれましたが、こぼれ球をパトリック選手がしぶとく押し込みました。
今季J1で先制した試合は15勝3分けと、リードすれば無類の強さを誇ります。37分には途中出場直後の福田湧矢選手が、パトリック選手のスルーパスに抜け出て追加点。勝負を決めました。

決勝で顔を合わせるのはJ1で独走Vを許した川崎です。11月25日の対戦では0-5で大敗し、目の前で優勝を決められる悔しさを味わいました。三浦弦太選手は「雪辱のチャンスが来た。タイトルを取りたい」と、元日決戦へ向けて気合十分に話しました。
徳島は後半4分に西谷和希選手の左クロスで決定機を迎えましたが、垣田裕暉選手のシュートは枠の外。この先制機を仕留めていれば…と悔やまれるシーンになりました。臆せずに格上の相手を上回る15本のシュートを放ちましたが、及びませんでした。来季は浦和を指揮するリカルド・ロドリゲス監督は最後の試合となり「4年間(監督を)やって、クラブの成長を手助けできた」と総括しました。

監督・選手コメント

宮本恒靖 監督(ガンバ大阪)
徳島の特徴はしっかりボールを動かしてくれるチームです。ビルドアップのボールを奪ってから早く攻めるプラン、相手が構えている中で崩していくプラン。その2つを準備して臨みました。全体としては相手にある程度ボールを持たれてもいいと選手たちには話していました。プラン通りの試合展開だったのではないかと思います。少し深く追い過ぎてしまい、相手の得意な形をつくられた場面もありましたが、選手たちは修正しながら対応してくれたのではないかと思います。

宇佐美貴史 選手(ガンバ大阪)
守備ではセンターバックにはあまり行かずにボランチ2枚の供給を背中で感じながらコースを切り、攻撃ではパトリックと縦関係になってボールに絡みながら循環するように意識していました。けがをする前は痛みを抱えながらやっていましたが、今はそれも無くなっています。良いトレーニングを積んで来れられており、コンディションは上がってきています。明日からまた上積みをしながら、決勝は100%まで状態を持っていけるようになればいいなと思っています。

リカルド・ロドリゲス 監督(徳島ヴォルティス)
相手よりも完全に劣ったという印象はありません。試合の入りでG大阪がボールを握る時間もありましたが、我々としても主導権を握って上手くコントロールしながら進められたのではないかと思います。敵陣でのプレー回数を増やすことや、自陣で相手の攻撃回数を減らすことは上手くできたのではないかと思います。ただ、J1チームと戦うときには“1つ、2つミスが起きればやられてしまう”。それが今まで我々が戦ってきた相手と違うということは、改めて感じさせてもらいました。

岩尾憲 選手(徳島ヴォルティス)
用意してきたプランと前半の展開を含め、まったく歯が立たなかったわけではなかったと思います。ただ、90分の中で「1点を奪うこと」や「勝つこと」に関しては、G大阪のペナルティーエリア内での迫力であり、ゴールまで持っていく推進力であり、学ばなければいけないと感じました。(今季は)クラブの悲願であったJ1昇格を達成し、J2優勝まで果たせてメモリアルな1年でした。来年はJ1にステージを移しますが、公式戦でG大阪とガチンコの勝負ができたことは来年につながると思います。

【1回戦】9月16日(水)
【2回戦】9月23日(水)、30日(水)
【3回戦】10月28日(水)、11月11日(水)
【4回戦】12月13日(日)
【5回戦】12月20日(日)
【準々決勝】12月23日(水)
【準決勝】12月27日(日)

【決勝】2021年1月1日(金・祝)

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