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2023 JFA ガールズ・エイトU-12(北信越)トレセンプログラムを開催
2023年09月27日
9月23日(土・祝)、24日(日)の2日間、新潟県妙高市の新井総合公園において、「JFA ガールズ・エイトU-12(北信越)トレセンプログラム」を開催しました。この事業は、将来日本代表を目指す女子選手の育成の機会とすべく、2022年度より育成(トレセン)事業として実施しています。
今回は、長野県、新潟県、富山県、石川県、福井県から、選手78名、指導者13名に参加いただきました。JFAコーチの指導によるトレーニングや各県の対抗戦、サッカーを楽しむために大切なことや、この年代の選手が習得すべきサッカースキルについてのレクチャーも行いました。対抗戦では、試合時間内で勝敗が決した場合でも毎試合必ずPK戦を行い、全選手が必ず一度は蹴る機会を作りました。
JFAコーチコメント
西村陽介 JFAコーチ
9月23日(土・祝)、24日(日)で開催されたJFA ガールズ・エイトU-12(北信越)トレセンプログラムは、北信越5県が集まり各県指導者とJFAコーチが選手とともに、オン・ザ・ピッチではゲームとトレーニングを、オフ・ザ・ピッチでは食育や水分補給、またリスペクトについてレクチャーを実施しました。
1日目午前の県対抗戦では、日常男子チームに所属する女子選手たちは女子だけで行う他県選手とのゲームにおいて、新たな発見を感じているようでした。昼食時にはなでしこジャパン(日本女子代表)対アルゼンチン女子代表戦を選手・スタッフみんなで観戦し、なでしこが躍動する姿、プレーの精度を目に焼き付けていました。午後のトレーニングではGKコーチを中心に選手、指導者全員で「みんなでGK」を行い、GKの楽しさ、かっこよさ、重要性などを共有する機会を作りました。その後、4グループに分かれ守備をテーマに取り組んだトレーニングでは、ミスを恐れない積極的なトライや仲間とコミュニケーションを取る姿など、選手自身が多くの成果と課題を感じられる良い機会になりました。
2日目のトレーニングと対抗戦では、1日目よりも選手たちがさらに自分で考え、トライする場面が多く見られ、トレセンプログラムを通して成長を感じることができました。参加された各県指導者においても選手に対してのポジティブな声掛け、関わりで選手が全力でプレーできる環境作りをされていたのが非常に印象的でした。これからも、U-12年代女子選手の普及・育成及び指導者同士の繋がりを大切にし、北信越地域をサポートしていきたいと思います。
指導者コメント
安田陽子さん(GKコーチ/富山県)
1泊2日のトレセンプログラムは、「北信越の仲間」を感じた時間でした。1日目には、5県を4つのグループに分け、他県の選手と一緒に行うトレーニングがありました。対抗戦で戦うだけではなく、他県の選手と仲間としてトレーニングできたことは、選手にとって刺激になったと思います。また、レクチャーではサッカーについて色々な角度から理解を深めた時間となりました。ワールドカップの映像は、選手たちの記憶に新しく、イメージトレーニングには最適でした。富山県の選手だけでなく、北信越の選手の今後の活躍が楽しみとなる2日間になりました。本当にありがとうございました。
参加選手コメント
小林愛桜 選手(長野県)
今回は長野県代表としてガールズ・エイト北信越に参加しました。そこで他県やJFAのコーチに「この子いいなぁ」「上手だなぁ」と思ってもらえるように、いつも以上に意識し、対抗戦やトレーニングに臨みました。さらに、他県チームと対戦することや一緒にトレーニングをすることで、交流が増えてユミュニケーションを取ることができたり、仲良くなったりと、とてもいい機会でした。ガールズ・エイト北信越を通して学んだことを生かして大好きなサッカーを続けていきたいです。
村中由奈 選手(石川県)
ガールズ・エイトに参加し、とてもよい経験になりました。このガールズ・エイトが夢への第一歩になるといいと思います。レクチャーを通して大切なことに改めて気づくことができたし、他の県トレセンで選ばれた人たちと戦えてよかったです。自分の弱点を知ることもでき、もっとうまくなりたいという向上心を持つこともできました。滅多にできない経験をさせてもらえたことに感謝し、これからもサッカーをがんばっていきたいです。