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初戦から熱戦続出 高円宮杯 JFA 第36回全日本U-15サッカー選手権大会

2024年12月15日

初戦から熱戦続出 高円宮杯 JFA 第36回全日本U-15サッカー選手権大会

高円宮杯 JFA 第36回全日本U-15サッカー選手権大会が12月14日(土)に開幕し、山口、愛媛、大阪で1回戦16試合が行われました。

ピックアップマッチ1

川崎フロンターレU-15生田 0-1(前半0-0、後半0-1) 神村学園中等部

山口県維新百年記念公園 ラグビー・サッカー場の第1試合では、第39回日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会の王者・川崎フロンターレU-15生田(関東4/神奈川)と、令和6年度 全国中学校体育大会 第55回全国中学校サッカー大会を制した神村学園中等部(九州2/鹿児島)の対決が実現しました。

序盤ペースをつかんだのは神村学園中でした。ロングボールを川崎Fの最終ラインの背後に通すと、セカンドボールを回収し、スピーディーに二次攻撃へ。最前線の前野銀河選手が体を張って川崎Fの最終ラインを苦しめます。後半開始早々の42分、神村学園中の徹底した攻撃が実を結びます。ペナルティーエリア内で前野選手が奪ったPKを自ら決め待望の先制点を奪取しました。

その後は川崎Fが押し込む展開に。小田脩人選手が中盤でタメをつくって周囲の攻撃参加を促すと、木村風斗選手はドリブルからのカットインで神村学園中ゴールを脅かします。十河晟央選手もペナルティーエリア付近でプレーする回数が増え、對馬羽琉選手のミドルシュートがゴールポストをたたくシーンもありました。それでも、神村学園中も集中力を切らさぬ守備で無失点を維持し、試合終了を迎えました。“全国王者対決”は神村学園中に軍配。2回戦進出を決めました。

ピックアップマッチ2

JFAアカデミー福島U-15 0-1(前半0-0、後半0-1) ソレッソ熊本

山口県維新百年記念公園 ラグビー・サッカー場で行われた第2試合では、JFAアカデミー福島(東北2/福島)とソレッソ熊本(九州1/熊本)が顔を合わせました。立ち上がりから両者が積極的にゴールへと向かう中、ac福島は森新太選手、落合哉太選手、瀬賀結臣選手の3バックが後方でボールを動かし、ゲームのリズムをつくります。対するソレッソは野口魁斗選手を中心に激しく相手にアプローチし、ボールを奪ってから手数をかけない攻撃でac福島ゴールを脅かします。ともにゴール前まで進み、チャンスをつくりますが、ペナルティーエリア内で体を張った守りに遭い、決定機には至りません。

終盤に入ると、ソレッソがロングボールを織り交ぜた攻撃でシュートに持ち込む場面が徐々に増えていきます。時計の針が80分を回ってアディショナルタイムも2分を経過したとき、ソレッソはキャプテンの宮崎叶選手が放ったシュートからCKのチャンスを手にします。ここで増田宗一郎選手のCKに三宮汰翔選手がファーサイドで合わせ、ゴールネットを揺らしました。ピッチ上の選手たちはもちろん、ベンチ入りしたスタッフや応援団がわき上がる中、試合終了のホイッスル。ラストプレーでの劇的な決勝点により、ソレッソが2回戦進出を決めました。

監督・選手コメント

久野智昭 監督(川崎フロンターレU-15生田)
風が強く、長いスローインの処理を誤ったところから失点してしまいました。失点の場面はもちろん、点を取れなかったことが悔しいです。(試合終盤は)西川航雅選手を投入し、十河晟央選手をターゲットにして、力強く攻めれば追いつけるのではないかと思っていましたが、及びませんでした。夏のカップ戦や関東リーグも含めて“やりきった”感があったわけではないですが、メンタル的に難しかった部分もあります。ただ、この大会に向けて、自分たちの成長のためにみんなが日々の練習に取り組んでくれました。

水竹陽紀 選手(神村学園中等部)
ずっと相手の対策を頭の中でイメージしていました。セカンドボールを拾って(相手を)押し返すことを徹底できました。ミーティングで相手の試合映像を見たとき、最終ラインの背後に蹴られることを苦手としていると聞いたので、それをやり続けました。相手の裏を狙ってボールを蹴った後、そのこぼれ球を拾って前に行く場面が多かったと思います。守備面では、全員が集中していたこともあって、80分を通して無失点に抑えることができました。

広川龍介 監督(ソレッソ熊本)
プレーの強度が高く、積極的にゴールを目指すチーム同士の試合が見られました。速攻の応酬になる時間帯もあって、楽しかったですね。ac福島は個々の能力が高いですし、戦うことができます。選ばれてピッチに立っている選手たちだからこそ、技術もしっかりしているのだと感じました。0-0のままPK戦に突入すると思ったので、(ラストプレーで点が入ったときは)久々に興奮しました。不完全燃焼で夏の大会を終えた後、一人一人がサッカーとの向き合い方を変え、少しずつ成長してリーグ優勝しました。リーグ戦が終わってから(今大会まで)2カ月あった中、初戦に勝つことができた点は大きいです。

三宮汰翔 選手(ソレッソ熊本)
激しい試合展開になった中、押し込まれる時間もあって、相手に多くのチャンスをつくられましたが、最後はアディショナルタイムに得点を挙げることができてうれしいです。GKのエダ(枝川航大)をはじめ、守備のときはしっかりとブロックをつくり、粘り強く対応することができました。(自身のゴールシーンは)興奮して覚えていないです。もうPK戦になるかな、と頭をよぎっていたのですが、最後のチャンスで何かが起こるかもしれないとも思っていました。決めることができて本当にうれしかったです。

大会期間:2024年12月14日(土)~12月27日(金)
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