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2015年度 第2回審判アセッサー研修会を実施
2015年10月20日
10月11日(日)・12日(月・祝)、JFAハウスにて第2回審判アセッサー研修会を分散で実施しました。
今回の研修会は、次の2つの目的に沿って行いました。
① 2016年よりアセスメントレポートの書式を変更する上で、最終的な検討を行うこと。
② Jリーグにおけるペナルティーエリア内の事象を検討すること。
①については、
過去2年間すでに検討してきましたが、今回は具体的な記載項目、方法など最終案を確認する意味で行いました。その中で、より明確で使いやすいものにするためにグループに分けてディスカッションし、修正・変更点をあげていただきました。
②については、
今シーズン前半のJリーグの映像を用い、ペナルティエリア内で起こった事象を中心に上川審判委員長より解説し、情報を共有しました。その事象の判定、判断理由、改善が必要な事象にはその具体的なアドバイスなどについて、映像を見ながらディスカッションしました。さらに、それをアセスメント(評価)にどのように反映するかも意見交換しました。
※新アセスメントレポートは全ての試合に適用されるものではありません。
インストラクターコメント
小幡真一郎 JFA審判委員会副委員長/指導者部会長
審判員のパフォーマンスの向上に役立てるためにアセスメントレポートをどのような内容や形式にすればよいか、どのような観点や基準で審判員を評価すればより質の高いゲームを提供できるか、など議論を重ねてきましたが、非常に難しいものです。評価点よりもコメントやアドバイスを重要視したいと考えますが、現実的には評価点が先行することもあるでしょう。その一貫性や統一性を保つ必要があり、まだまだ議論を続けないといけないと思います。また、Jリーグの審判員はシグナルビープやコミュニケーションシステムを活用したり、アセッサーが映像で分析評価することが必然的になっています。自分自身がその時代の流れを受け入れる一方で、ゲームにおける審判の役割や任務などを再認識しないといけないと感じました。皆さんからの意見を参考に、2016年に新アセスメントレポートの手引きとレポートの様式を発表できるように努めていきたいと思っています。
受講者コメント
長田和久 S級インストラクター
新アセスメントレポートについて、グループディスカッションの内容から、ゲームの難易度と全体のパフォーマンスが評価点につながることが確認できました。上川委員長によるぺナルティエリア内の事象の解説については、正しい判定に繋がらなかった場面も確認し、要因の分析を行いました。今後、審判員のパフォーマンスの向上に役立てればと感じました。
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