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47FAユースダイレクター研修会 後期を実施
2014年12月16日
47都道府県サッカー協会(47FA)ユースダイレクターは、技術委員長を補佐し、各サッカー協会(FA)内の育成年代の責任者として、2、3、4種の活動全般に関わっています。またFA内でのキッズ年代からユース年代(U-18)、クラブユース連盟、中体連、高体連等の連盟の活動を推進し、JFAと連携しながら各FAでユース育成の責任を負う重要な役割を担っています。
12月12日(金)~14日(日)の日程で、 47FAユースダイレクター研修会 後期を静岡県・時之栖で行い、来年のU-12のリーグ戦開始に向けて、各FAの計画の再確認と問題点を共有しました。
また、育成現場の指導者として指導力向上を目指し、スペイン人講師カルラス氏を招き講義と実技、指導実践を行いました。さらにはAFC U-16、U-19選手権などの分析により、今後の日本の育成について考えました。
コメント
山口隆文 技術委員長(育成担当)
今回のテーマは「U-12リーグ実施に向けての最終確認」および「育成現場の指導者としての資質向上」の2つです。U-12リーグに関しては、年間を通じたリーグを実施するために、各FAにおける現状の整備状況の確認、問題共有・解決に向けてのディスカッションを行いました。また育成現場の指導者としての資質向上を目的として、カルラス氏による講義や実技、各種大会の分析を行い、日本の育成における方向性の共有を図りました。自チームでの活動や、仕事を抱えながらも、地域の子供達のためにご尽力いただいている47FAユースダイレクターの活動こそが、JAPAN'S WAYであると再確認しました。
高橋秀治 高知県ユースダイレクター
今回の研修はとても充実したものになりました。カルラス氏の講義・実技では守備のポジションを徹底する中で、何度も選手への発問が繰り返されていました。以前から、日本でもポジションを徹底することは行われていましたが、カルラス氏の指導はアプローチが明らかに違い、常に選手との対話が行われながら進んでいました。また、B級指導レベルの指導実践・ディスカッションを行うことで、各都道府県のファシリテーターとして伝える為の整理もできました。
各カテゴリーにおける報告では、改めて質の追求を高めていくと同時にインテンシティ(プレーの強度)の重要性を感じました。日常からプレーの強度を高めることは、日本全体として本気で取り組むべき課題であると思われます。
松本吉英 福井県ユースダイレクター
国内外の大会の検証と指導実践を通して、ユースダイレクターの目標と示唆を再確認した研修会でした。ユースダイレクター50名に、20名のJFAナショナルトレセンコーチが参加することを見ても、私たちの職責に対する期待の大きさがうかがえます。コンタクトプレーに倒れた選手を見て「レフリー!」と叫ぶか「立て!」と励ますかで、その選手の伸びしろは変わる。リーグ戦の構築だけでなく、こうした指導者としての心構えやあるべき姿を学ぶ当研修会に感謝しつつ、私たちユースダイレクターは、自県での活動に一路邁進したいと思います。