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S級コーチ養成講習会2022 Module3・集中講習⑥ 受講者レポート Vol.8
2022年09月16日
4日間の短期講習を終え、高円宮記念JFA夢フィールドでの2週間の集中講習がスタートしました。
Module3では受講生によるプレゼンテーションが始まりました。担当するテーマについての調査やインタビュー、映像の編集などかなりの労力を費やして実施する20分間のプレゼンテーションは、聞いてくれる方に対する「プレゼント」であることを意識して作成されました。
Module3の集中講習では全員1回ずつの指導実践を行うため、体力的にもハードな2週間となります。
Module3・集中講習⑥
期間:9月5日(月)~9月8日(木)
9月5日(月) | 午後 | 「短期講習②振返り」 「サッカーのピリオダイゼーション」 Raymond Verheijen |
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9月6日(火) | 午前 | 指導実践 |
午後 | 「プロフェッショナルコーチング論」 大岩 剛(U-21日本代表監督) プレゼンテーション・受講生 |
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9月7日(水) | 午前 | 指導実践 |
午後 | プレゼンテーション・受講生 「チームビルディング②」 福富 信也(東京電機大学 講師) |
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9月8日(木) | 午前 | 指導実践 |
午後 | プレゼンテーション・受講生 「プロフェッショナルコーチング論」 志垣 良(ヴァンラーレ八戸監督) |
サポートプレーヤー派遣協力:江戸川大学、中央学院大学、ジェフユナイテッド市原・千葉(アカデミースタッフ)
受講者コメント
田村雄三 さん(いわきFC)
Module3も2週目に入り、JFA夢フィールドに戻ってきました。初日に、レイモンドさんよりピリオダイゼーションについて学びました。3つの原則を用いてピリオダイゼーションを作成する事を、実際にアヤックス時代のピリオダイゼーションを見せていただきながら、ピリオダイゼーションの大切さ、考え方も学び、各チーム事情でピリオダイゼーションが異なることも学びました。
プロフェッショナルコーチング論では、大岩剛さん(U-21日本代表監督)にお越しいただき、「監督業」についてリアルなお話を伺いました。監督として大切にしていること、チームマネジメント、コーチに求めること、選手との距離感、鹿島アントラーズ時代のこと、アジアで戦うための準備など貴重で内容の濃い講義をして頂きました。
印象に残っている言葉として、いかにシンプルに伝えることが大切かということ、そのために削ぎ落とす作業、削る作業が最も大切だと学びました。また、監督として自分をさらけ出すこと、カッコつけないこと、コーチに任せる部分は任せることを大切にしていると学びました。
次に、ヴァンラーレ八戸監督、志垣良さんにも講義をしていただきました。今期途中から監督を引き受けた経緯、難しさ、初日のミーティング、引き継ぐ難しさなどをお話していただきました。S級受講時に行なっていればよかったことに関しては、選手の良さを引き出す部分や、マネジメントの部分とお話していただきました。
最終日に、チームビルディングとして、福富信也さんに講義とグループワークをしていただきました。各自2枚の絵を渡され、受講者全員で一つの物語にするというグループワークです。全員で考え、誰が何を言っているのか?誰が主導なのか?受講者の隠れている資質を見れるグループワークでした。時間的に45分かかりましたが、早い記録だそうです。とても興味深く、チームを作っていく過程で必要な要素であり、取り組めたら面白いなと思いました。
Module3もあと1週間。サポートプレーヤーとして参加していただいた学生の皆さん、インストラクター、補助学生の協力のもと、もっと成長できるように受講者全員で叱咤激励をしながら積み上げていきたいと思います。
次回は、長山一也さん(法政大学体育会サッカー部)から報告します。