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S級コーチ養成講習会2023 Module4・集中講習⑪ 参加者レポート Vol.13
2023年11月30日
S級コーチ養成講習会2023はModule4の最終週を迎えました。本週は、元野球日本代表(侍ジャパン)監督 栗山英樹氏にご講演いただき、監督としての実体験をもとにしたリーダーシップやチームビルディング、意思決定等についてお話いただきました。サッカーと野球、競技は異なりますが、監督としての心構えや悩みなど、通じる部分は多くあります。将来監督を志す参加者にとっては、自身の監督像についてあらためて考えさせられる、とても貴重な機会となりました。
Module4・集中講習⑪
期間:11月13日(月)~11月16日(木)
11月13日(月) | 午後 | 参加者プレゼン 「メディア論」 大住良之(サッカージャーナリスト) |
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11月14日(火) | 午前 | 指導実践 |
午後 | 「フィジカルトレーニング実習」 菅野淳(フィジカルフィットネスプロジェクト) | |
11月15日(水) | 午前 | 指導実践 |
午後 | 「プロフェッショナルコーチング論」 名波浩(日本代表コーチ) 「プロフェッショナルコーチング論」 栗山英樹(元野球日本代表監督) 「プロフェッショナルコーチング論」 佐久間悟(ヴァンフォーレ甲府 代表取締役社長) |
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11月16日(木) | 午前 | 指導実践 |
午後 | 「フィジカルコンディショニング」 大塚俊介(コンサドーレ札幌) |
サポートプレーヤー派遣ご協力
拓殖大学
参加者コメント
平川忠亮 さん(浦和レッズユース)
Module4 最後の4週目 集中⑪が始まりました。
今週は最後3人の参加者プレゼンからスタートしました。それぞれ難しいテーマでしたが、今までのプレゼンの良いところを生かした素晴らしいプレゼンで締めてくれました。
大住さんによるメディア論では改めてメディアとは何なのか。そしてプロの監督としてメディアとどのように関わっていくのかをお話ししていただきました。インターネットメディアの特徴、若い選手へのメディア教育、そして監督を目指す参加者へ10項目の具体的なアドバイスもしていただきました。後半ではルヴァンカップ決勝戦後の記者会見を勝利した福岡の監督、敗戦した浦和の監督の2役に分かれ擬似体験をしました。記者役の参加者と大住さんからの質問に答えていく記者会見はそれぞれの立場を理解し冷静に受け答えする体験ができました。ここでも大住さんからアドバイスをいただき監督になるための準備が着々と進んでいる実感が湧きました。
2.3.4日目の午前中は指導実践を行いました。先週に引き続き拓殖大学の学生が参加してくれました。参加者それぞれが自分のコンセプトを25分という短い時間の中でどう落とし込んでいくか試行錯誤しながらも着実に成功と失敗を繰り返し自分自身の成長に繋げていると思います。Feedbackでは参加者とチューター、時にはプレーヤーの感想を交えながら、改めて自分のコンセプトを見直す機会になりました。
2日目の午後は日体大にて菅野さんのフィジカルトレーニング実習を行いました。前半で菅野さんに講義をしていただき、参加者それぞれが有酸素の低強度、中強度、高強度と無酸素性スピード、スピード持久力の5つのテーマでトレーニングメニューを作成しました。その後2人組になり監督役とフィジカルコーチ役になり1つのテーマを実際に日体大学生プレーヤーに指導させていただきました。トレーニング中にサポートプレーヤーにはGPSと心拍計を装着してもらい、4日目にデータを元に菅野さんからフィードバックしていただきました。データをとることで実際の狙いとの誤差を知ることができ、フィジカルトレーニングについて改めて考える良い機会になりました。
3日目午後はプロフェッショナルコーチング論で日本代表コーチの名波浩さん、元野球日本代表監督の栗山英樹さん、ヴァンフォーレ甲府 代表取締役社長の佐久間悟さんから貴重な話をしていただきました。
最終日はコンサドーレ札幌の大塚俊介さんからミハイロ・ペトロヴィッチ監督のもとでどのようなフィジカルコンディショニングを実際に行っているのかデータと共に細かく教えていただきました。
どの講義も監督を目指す参加者にとって非常に有意義な時間でした。
Module4も終わりいよいよ2週間後には最後のModule5を残すのみとなりました。参加者は今まで学んできたことを整理し後悔ないようにModule5に臨みたいと思います。
S級コーチ養成講習会は、スポーツ振興くじ助成金を受けて実施しています。