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都道府県サッカー協会取り組み紹介 - 第4種の取り組み(秋田県サッカー協会)
2014年08月19日
各都道府県サッカー協会の方針や活動内容を、「シニア」「第1種」「第2種」「第3種」「第4種」「キッズ」「女子」「フットサル」「ビーチサッカー」「審判委員会」「施設委員会(環境整備)」「技術委員会」の12テーマの下、ご紹介します。全国でどのような活動が行われているのか、この機会にぜひご一読ください。
今回から第4種の取り組みをご紹介します。
※以下の寄稿記事はJFA news 8月号「REGIONAL NEWS」コーナーにも掲載されています。
第4種の取り組み~秋田県サッカー協会
「秋田県の現状と全日本少年サッカー大会県大会」 鈴木浩彦 秋田県サッカー協会4種委員長
第38回全日本少年サッカー大会秋田県大会は6月29日に秋田県代表が決定し、県北地区の「比内サッカースポーツ少年団」が見事、全国大会の切符を手にしました。特筆すべきは、今回の決勝には過去全国大会に出場したことのない地区の2チームが進出し、技術的にも素晴らしく白熱した試合が展開されたことです。
本県では、冬季は積雪により屋外活動がほとんどできません。中でもその2チームがある地区は春になっても屋外活動のスタートが遅い地域です。冬季に体育館で主に技術中心の練習を行い、土日はU-12リーグの一環としてフットサルの試合を多数こなしたことが、良い成績につながったのではないかと思います。両チームとも若いスタッフが熱心に指導を行っていますので、近い将来、必ずや県内でトップレベルになるだろうと予想していましたが、まさかこんなに早く実現されるとは思っていませんでした。
秋田県は全国でも人口減少率が例年上位に入っており、4種登録選手の数が最も少ない県のひとつです。長年、チーム数の多い秋田市が県内での中心的な役割を果たしてきましたが、少子化の影響もあってか、その選手数は少なくなっています。ただ、他の競技を見るとサッカーよりもさらに減少が激しいものもあると聞きました。県全体では少ないながらも4種登録選手の数は増加傾向にあり、一つの光明だと感じています。指導スタッフの充実などが作用しているのかもしれません。
4種委員会としては、この増加傾向を大切にしながらU-12リーグの充実や技術のレベルアップ、若手指導者の育成など、さらなる発展に向けて努力を怠らず、全国に通用するチームや選手の育成・発掘を目標に活動していきたいと考えています。