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AFCチャンピオンズリーグ2014 グループステージ第2節 セレッソ大阪は山東魯能に敗れる
2014年03月12日
AFCチャンピオンズリーグ2014
グループステージ第2節
2014年3月11日(火)19:00キックオフ
大阪長居スタジアム
セレッソ大阪 1-3(前半0-2、後半1-1) 山東魯能(中国)
得点
0-1 5分 SANTOS(山東魯能)
0-2 26分 VAGNER LOVE(山東魯能)
0-3 56分 VAGNER LOVE(山東魯能)
1-3 84分 柿谷 曜一朗(セレッソ大阪)
監督コメント
ランコ・ポポヴィッチ セレッソ大阪監督
(この試合の敗戦で)私たちはここから学ばなければいけませんし、この試合で得たものというのを、次に活かすことができれば、非常に大きな成長につながると思います。
戦う姿勢の部分、気持ちの部分、勝利に対するハングリーさや貪欲さ、そこの部分がなければ、やはり結果には結び付きませんし、そこがなければ試合にはならないと思っています。1-3という結果になりましたが、サッカーの質を見れば、両チームの間に大差はないですし、純粋に質でいえば、私たちのほうが勝っていたかもしれません。ただ、1失点目で見せたような、戦うべき姿勢を見せられなかったことについては、やはり恥じるべき試合だったと思いますし、これを繰り返してはいけないと思っています。その部分がこの結果につながったように思います。
ただ、リードは許しましたが、その後はゴールを決めにいく姿勢を見せ続けたこと、そこは評価できる部分だと思いますし、これからも継続していかなければいけないと思います。
先にも言ったように、姿勢といった部分で、決められてから必死になる、戦うのではなく、その前に、決められた後のような姿勢を見せるべきだったと思っています。
Q:とても残念な結果になりましたが、監督が仰った「最初から戦う姿勢が見せられなかった」のは何が理由なのでしょうか?連戦の疲れもありましたか?
まず、疲労についてはまったく問題ないと思います。現に、ゴールを決めたのは後半ですし、90分間問題なく走れていました。運動量に関しては問題なかったように思います。プレーに関していえば、激しさだったり、アグレッシブさというものが、相手チームよりも足りなかったように思います。ウチにはそういった球際での激しさだったり、したたかさというのが足りなかったように感じています。そういう部分で相手に遅れを取っていると思いますし、日本サッカー界はフェアプレーを非常に大切にしていますが、世界で戦うとき、勝負を分けるときに、あまりにクリーンなプレーが逆に仇となるときがあると思います。サッカーは楽しむものであり、より魅力的なほうがもちろんいいに決まっていますが、それと同時に、勝負であり、戦いであるということも一緒に自覚しておかなければいけないと思っています。
Q:相手のバグネル・ラブ選手やアロイージオ選手など、フィジカルも強く、個人技もある選手たちをどう抑えようと思われて、対策を立てたのでしょうか?そして、こういった結果になりましたが、その対策についてはどうでしたか?
試合前のプランを持つことは非常に大切です。ただ、ああいう形で先制点を奪われたあとではプラン通りに事は進みませんし、そのプランを、そのときの状況を把握して変えていくこともすごく大切になります。まず、能力の高い選手が相手にいる場合、先に言われた2人に関してもですが、ボールに触らせないことが一番大切になると思っていました。彼らに持たせてからどうにか対応するのではなく、まずは触らせないということ。失点シーンを振り返っても、決められた選手にボールが渡るまで、ロングボールで相手の前に入って対応する時間が十分あったなかで、そういう対応ができなかった。それは経験のなさとももちろん言えますし、それは自分たちに足りないものだと感じていますが、この試合を次に活かしていくことが、先にも言ったように、非常に大切になってくると思います。
Q:柿谷 曜一朗選手を途中から投入しましたが、彼のコンディションがどうだったのか教えてください。
曜一朗については、体調を崩していたこともあり、広島戦、徳島戦と、万全ではなかったと思いますが、この試合についても、この1試合だけではなく、この先に試合が多くありますから、そのことも考えたうえでの起用になりました。今日の試合だけを考えれば、彼ももちろん、90分間できるコンディションだったわけですが、今後の影響を考えたうえでの起用になりました。
Q:山東魯能のなかで、C大阪の守備陣を崩した選手で、最も印象に残った選手は?今後、山東との試合で最もとらなければならない戦術は?
誰か1人と言われれば、ここではその話はしたくない。相手の選手のことよりも、私は私たちのチームの選手をずっと見ていたので、特に誰か強く印象に残ったというわけではないです。戦術の件について、次の試合まで十分に時間があるので、まずは今日出た反省点のところで、ピッチの上で点を取られてから必死になるという姿を見せるのではなく、最初から点を取りに行くという姿勢を見せること。そこは徹底していきたい。
クカ 山東魯能監督
今日、我々にとって大変手強い相手であるセレッソ大阪に勝つことができました。アウェイの地で、我々の選手がベストを尽くしたことで、勝利を手に入れることができたと思います。今日の選手たちのプレーには大変満足しています。ホームのセレッソ大阪に、スピーディーなパスを出させなかったり、いいプレーをさせなかったことにも、大変満足しています。そして、我々の守備陣の出来にも、満足しています。
我々のいるグループリーグの他の3チームは大変強いですし、これから厳しい戦いが待っていると思います.
Q:今のチームの仕上がり具合をどう捉えているか?監督はこのチームに少し慣れてきたか?
前日会見のときにも言いましたが、私は今日で指揮してちょうど60日目ということもあり、まだ(チーム状態がどうかというのは)分からないです。チーム作りは、我々にとって、1日、2日でできるものではないですし、1年、2年というスパンのなか、1日1日ちょっとずつ積み重ねてできるものです。もし、私が山東魯能で2~3年指揮させてもらえるなら、あなた(質問者)の質問にお答えできるよう、そのためにも、いいチームを作っていきます。今回のグループステージの相手も、古豪が揃っていて、そういうチームは、監督も選手もかなり長い時間の練習と、長い時間の相互認識を持っているチームだと思います。
Q:最大の勝因は?
今日の最大の勝因は、全体のチームワークのよさ。一致団結してプレーしたことで、勝つことができたと思います。今日は選手すべて、99%といっていいくらい、力を出してくれました。悪いときには、選手たちは5割くらいしか力を出せていないものですが、今日は99%くらい力を発揮してくれました。
Q:今日の中盤でのボールの奪い合いでは、山東魯能のほうが成功率が高かったように思います。特に何か対策はあったのか?
中盤でボールの奪い合いに成功することは、試合のすべてを掌握するということ。中盤は試合の心臓部とも言いますが、そこでボールをコントロールすることは、我々にとって一番大事なこと。この試合では、そこが功を奏しました。 中盤はピッチで最も広いスペースがあります。我々の全選手は中盤のスペースを全員で埋めて、前線のアロイージオやバグネル・ラブらにチャンスをつなげることができ、ゴールが生まれたように思います。
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