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サンフレッチェ広島、悲願のノックアウトステージ進出!!
2014年04月24日
AFCチャンピオンズリーグ2014
グループステージ第6節
2014年4月23日(水) 19:30キックオフ 45分ハーフ
広島広域公園陸上競技場
サンフレッチェ広島 1-0(前半0-0、後半1-0) セントラルコースト・マリナーズ
得点
1-0 72分 山岸智(サンフレッチェ広島)
コメント
森保一 監督(サンフレッチェ広島)
選手は本当に高い集中力を保っていましたし、ハードワークもしてくれました。勝利を収めることでクラブとして新しい歴史を掴むことができました。よかったと思います。
試合としては、相手は引き分けでもいいという状況で、守備をしっかりと固めていました。ただ、そこで選手たちは焦ることなくチャンスを作り、続けてゴールに向かってくれました。
いくつかのチャンスもある中でゴールを決められず、ともすれば攻め急いで集中を欠いたり、決定機を決めきれずに下を向いたりするものですが、選手たちはそれでも集中して次のチャンスを作り続けてくれました。
勝利することでクラブとしては新しいステップとなりました。その舞台にたくさんのサポーターが来ていただき、喜びを分かちあえたことが嬉しいです。サポーターの皆さんに感謝したいと思います。
Q:なかなかチャンスを決められず、膠着した状態の中、途中出場の森崎浩司選手がリズムを変えてくれました。
より試合を落ち着かせて決定機を作れるよう、彼を起用しました。よくやってくれたと思います。彼自身もゴールが欲しかったと思いますが、チャンスも演出してくれましたし、シュートも撃っていました。
中盤でリズムも作り、起用の意図に沿った活躍を見せてくれました。
Q:こういう国際舞台は、クラブや選手の成長にどう関わってくるか?
貴重な成長の場だと思います。ACLはサッカーの本質の部分での戦い。走り、戦い、結果にこだわる。そういう舞台でサッカーの厳しさを学びました。2年連続してこういう舞台を踏めたことで、選手は成長してくれています。今回のグループリーグでもいろいろなことが起きました。
ただ、アクシデント的なものを乗り越えて、ラウンド16進出を決めることができました。それがいい経験となって力となり、それをまた示してくれると思います。
Q:過密日程や長距離移動の中でのグループリーグを突破。その中で多くの選手たちを起用できたことで、幅も広がったのでは?
ACLとJリーグ、並行した戦いの中で、厳しい日程を結果につなげることができました。チームとしての総合力は上がっているからこそ、モノにできた結果だと思います。今年も選手を入れ替えながらやってきて、もしグループリーグ突破という結果がでなかったとしても、自分としては手応えを感じていました。
ここまで、Jリーグの状況も悪くない。選手がかわっても、広島のサッカーを表現できますし、結果も出せる。総合力は間違いなくあがっていますし、選手も自信を持っています。
Q:ここまでの若手の成長について。
若手だけでなく、経験のある選手もまた、成長しています。結果を出せていることで、自信も深めていると感じます。
Q:ACL6試合で、2勝3分1敗。この結果については?
できればホームは全て勝利し、アウェイでは最低でも引き分けたかったです。アウェイでもし星を落としても、ホームで勝っていれば上にいけると思っていました。ただ、アウェイのソウルでは勝ちに等しい内容でしたし、北京ではあの完全アウェイの空気の中で、0-2から追いついてくれました。
セントラルコーストも連戦が続き、疲労は隠せなかったと思います。長距離移動はやはり厳しい。我々もこれから、中2日の試合が続く、11連戦のまっただ中。疲労は蓄積されると思いますし、厳しい戦いが待っています。
ただ、我々は常に一戦一戦を戦い、その次に向かっています。その流れの中で、選手たちを選択し、チームを構成していきたい。このタフな戦いを必ずチームとして乗り越えられる。選手もスタッフも、その思いで闘っています。そして乗り切った先には、成長が待っていると信じています。
フィリップ・モス 監督(セントラルコースト・マリナーズ)
まず、サンフレッチェ広島の皆さんに心から『おめでとうございます』と申し上げたい。今日の勝利はもちろん、2位でノックアウトステージ進出を決めたことも、本当によかったと思います。
我々もゲームを通してよく戦いました。特に守備陣は奮闘したと思います。引き分けでも勝ち抜けが決まりそうな状況ではありましたが、勝利を目指して戦いました。ただ、広島はポゼッション力が高く、ボール回しの部分でも我々を上回っていました。
我々も必要なところではボールキープできていましたし、思っていたよりはボールを持てたと思いますが、勝利のためには十分ではありませんでした。
ただ、財政面でも人材面でも上のレベルにある、2度のJリーグ制覇を果たした相手に対し、よく戦ったと思います。誇りを持ってオーストラリアに戻りたいと思います。
Q:今日はAリーグのプレーオフとはメンバーを入れ替えた。また、かなり守備的に戦ったと思うが、それも含めてコンディションの問題は大きかったのか?
確かに、厳しいコンディションではありました。AリーグとACLを並行して戦い、22人しか選手がいない中で、どうしてもローティションして戦わざるをえない。また、守備的に戦ってカウンターを狙うのも、やはり体調面の問題が大きかったです。
Q:グループリーグ6試合で学んだことは?
昨年は、メンバーが固定できたチームでしたが、今季は多くの選手もスタッフも入れ替わって、戦いながらチームをつくるところから始まりました。
アジアでの戦いは、ボールキープすることが重要だし、Aリーグでは許されるミスも許されない。ミスをすれば、ツケが回ってくる。質の高いチーム、質の高い選手が揃っているわけで、それは当然のこと。
ただ、そういう場所で6試合もやれたことは、これからプレーオフを戦う我々にとって、非常に有益でしたし、いいステップにもなりました。長い目で見てもクラブにとっては貴重な体験ですし、将来的にも明るい影響を与えるでしょう。
Q:ノックアウトステージ進出に向けて、悔いが残るとすれば?
先週のソウル戦です。あの試合で勝点を落としたのが痛かったです。勝たないといけない試合でしたし、終盤に失点して敗れたことがグループリーグ敗退につながりました。今日の試合については、立ち上がりからスムーズに守れていました。
ただ、やはりボールキープの力が勝利するには十分ではなかった。あと18分間守れれば、次のステージにいけたのですが。本当に残念です。
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