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各地で熱戦を展開 皇后杯 JFA 第47回全日本女子サッカー選手権大会

2025年11月17日

各地で熱戦を展開 皇后杯 JFA 第47回全日本女子サッカー選手権大会

皇后杯 JFA 第47回全日本女子サッカー選手権大会は、11月15日(土)、16日(日)に2回戦の15試合を実施しました。三重県鈴鹿市の三重交通Gスポーツの杜鈴鹿サッカー・ラグビー場では、16日に大学生チームやプレナスなでしこリーグ1部のチームが上位カテゴリーのチームに挑む試合が行われました。

ピックアップマッチ1

伊賀FCくノ一三重 2-1(前半0-1、後半1-0、延長前半1-0、延長後半0-0) 追手門学院大学

なでしこリーグ1部の伊賀FCくノ一三重(三重)に挑んだ追手門学院大学(関西/大阪)は、「前半は粘ってゼロに抑えて、チャンスがあれば攻め込もうというプランだった」と大場柚季選手が振り返ったように、立ち上がりから相手のボールホルダーにプレスをかけ、セカンドボールを拾いながらチャンスをうかがいます。

すると8分、ゴール左側の位置でボールを受けた三島ゆな選手がコントロールショットを決め、追手門学院大が先制します。伊賀FCは反撃を試みますが、なかなか良い形をつくれません。

後半に入ると、伊賀FCが攻め込む時間帯が増えていきます。迎えた63分、右からのクロスがゴール前での混戦を誘い、こぼれ球に平田ひなの選手が反応し同点ゴールを奪います。伊賀FCはこの後、さらに攻め込みますが、勝ち越しには至らず、同点のまま90分間が終了します。

迎えた延長前半の93分、伊賀FCが右サイドでチャンスをつくると、クロスに合わせたのは常田麻友選手でした。「相手の背後から走り込めたので、良い形で打つことができた。点を取りたいという気持ちを乗せた」というダイレクトシュートが決勝点になり、伊賀FCが逆転勝利。三菱重工浦和レッズレディース(WEリーグ/埼玉)の待つ3回戦へと駒を進めました。

ピックアップマッチ2

ジェフ千葉レディース 1-3(前半0-2、後半1-1) ASハリマアルビオン

ASハリマアルビオン(なでしこリーグ1部/兵庫)は、立ち上がりから持ち味の走力を生かしてハイプレスを仕掛け、ジェフ千葉レディース(WEリーグ/千葉)を押し込んでいきます。

21分、相手GKへのバックパスに正野可菜子選手が猛然とプレスをかけ、先にボールに触ってそのままゴールに流し込むと、続く28分には自陣からの縦パスに抜け出した川﨑咲耶選手がGKをかわしてゴールに蹴り込みます。「1年間積み上げてきたサッカーを出せた」(川﨑選手)というハリマが2点のリードを奪い、前半を折り返します。

「前からプレスをかけてゴールを奪い、逆転しようという強い気持ちで後半に入った」(蓮輪真琴選手)というジェフLは後半、ポゼッションを高めながら少しずつ相手を押し込み、79分に山口千尋選手のゴールで1点を返します。勢いに乗って同点を目指したいところでしたが、86分には井之脇朱音選手のロングシュートがハリマに3点目をもたらします。

上位カテゴリーのチームに快勝を収めたハリマの3回戦の相手は、JFAアカデミー福島(東北1/福島)。川﨑選手は「やりづらい面もあるけれど、負けたくないので、意地を見せて頑張る」と気を引き締めました。

選手コメント

MF #6 常田麻友 選手(伊賀FCくノ一三重)
大学生は勢いもあるし、気持ちも強いですし、簡単に勝てないことは分かっていましたが、実際にやってみると本当にその通りで、すごく戦いにくい相手でした。先制されてしまいましたが、自分たちがやってきたことを落ち着いてやれば絶対に逆転できると信じていました。焦りもありましたが、自分たちのプレーを続けて逆転できました。得点シーンは、相手の背後から走り込めたので良い形で打つことができました。点を取りたいという気持ちを乗せました。

MF #10 大場柚季 選手(追手門学院大学)
前半は粘ってゼロに抑えて、チャンスがあればボールを散らしながら攻め込もうというプランでした。良い形で試合に入って先制点も奪えて、最初は勢いに乗っていたのですが、相手の強さに徐々に押し込まれてしまい、悔しい結果になりました。レベルの高い相手との試合はすごく楽しかったです。レベルが高いからこそ寄せの速さや技術力の高さを実感しましたし、普段の試合では経験できないものを味わえたので、自分たちのレベルアップにつなげていきたいです。

DF #6 蓮輪真琴 選手(ジェフ千葉レディース)
これが皇后杯の初戦の難しさだと思います。自分たちのプレーができず、試合を通じて相手の勢いにのまれて、跳ね返す力がありませんでした。2点ビハインドで前半を終えたので、前からプレスをかけてゴールを奪い、逆転しようという強い気持ちで後半に入りました。1点を返した後に突き放されてしまうのが自分たちの弱さ、足りない部分だと思うので、ひっくり返せるチーム力、個人の力をつけていかなければいけないと実感しました。

FW #9 川﨑咲耶 選手(ASハリマアルビオン)
常に自分たちのペースで試合を進められたわけではなかったですが、1年間積み上げてきたサッカーは出せたと思います。自分の得点は、國生乃愛選手のキックモーションに合わせて走ったら良いボールが来て、GKもかわせたので、蹴り込むだけでした。WEリーグのチームを相手に引いて守るということはしたくなかったので、受け身にならずどんどん仕掛けていきました。WEリーグのチームに勝利するという目標を達成できたので、あとは上を目指していくだけです。

開催期間:2025年11月8日(土)~2026年1月1日(木・祝)
【1回戦】11月8日(土)、9日(日)
【2回戦】11月15日(土)、16日(日)、19日(水)
【3回戦】11月22日(土)、11月23日(日・祝)
【準々決勝】12月6日(土)、7日(日)
【準決勝】12月14日(日)
【決勝】2026年1月1日(木・祝)

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