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準々決勝進出チームが決定!ソレッソ熊本はPK戦を制す JFA 第44回全日本U-12サッカー選手権大会
2020年12月28日
JFA 第44回全日本U-12サッカー選手権大会は12月27日(日)、鹿児島県鹿児島市のふれあいスポーツランドで1次ラウンド第3節とラウンド16が行われ、ベスト8が決まりました。
午前中に行われた1次ラウンドの第3節では、ラウンド16進出を懸けた熱戦が繰り広げられました。このうちグループJでは1位のファナティコス(群馬)と2位のレノファ山口FC U-12(山口)が対戦。後半にゲームが動き、立ち上がりの21分にテンポ良くつないだファナティコスが高橋温郎選手のゴールで先制します。
山口はその1分後、末永玲愛選手が右サイドからゴール前へとボールを通し、行友翔音選手が同点ゴールを奪取。さらに1分後にはクロスバーに直撃したシュートの跳ね返りを田中大翔選手が落ち着いて決め、わずか2分で逆転に成功します。このゴールで山口が勝利し、両チームが勝点で並びますが、得失点差で上回ったファナティコスがラウンド16進出を決めました。
昼過ぎからは雨模様となり、ピッチコンディションが急変します。そうした中で行われたラウンド16では、うまくボールをコントロールできず、多くのチームがパス回しに苦戦。GKやDFからの縦パスが相手に渡ってしまうミスも目立つようになります。
ソレッソ熊本U-12(熊本)とベガルタ仙台ジュニア(宮城)の試合では、熊本が高い位置からプレスを掛けてボールを奪い、増田宗一郎選手のクロスや野口蓮斗選手のミドルシュートでゴールを狙います。対する仙台も岩手陽々希選手が右サイドから縦に仕掛けたり、左サイドまで顔を出したりしてシュートに持ち込みます。
両チームで30本近いシュートを放ったものの、前後半ともに無得点。0-0のまま試合はPK戦に突入しますが、ここでも互いに譲りません。勝敗を決したのは8組目。熊本のGK髙光進選手が仙台の今野太朗選手の鋭いシュートをファインセーブすると、そのまま髙光選手が次のキッカーを担い、チームをベスト8へと導くゴールを決めました。
初出場のジェフユナイテッド千葉U-12(千葉)はラウンド16でヴィッセル神戸U-12(兵庫)と対戦。両チームが序盤に1点ずつを取り合ったあとは中盤での攻防が激しくなっていきます。決勝点が生まれたのはスペースが開くようになってきた最終盤で、千葉の姫野誠選手がコースを突いたミドルシュートを決め、準々決勝進出をつかみ取りました。
12月28日(月)は鹿児島市の鴨池地区に会場を移し、準々決勝を鴨池補助競技場、準決勝を同日午後から白波スタジアムで開催します。また、上位ラウンドには進出できなかったチームが対戦するフレンドリーマッチが27日午後から行われており、28日も同市ふれあいスポーツランドでフレンドリーカップとして開催されます。
選手コメント
仙波隼太郎 選手(FCゼブラキッズ/愛媛)
(1次ラウンド第3節で)決勝点を決めることができましたが、ドリブルやパスの精度はもっと上げていきたいです。ハーフタイムでは、もっと守備の強度を強くしたり、パスの精度を高めようと話し合っていました。まだ5年生なので、来年もチャンスがあると思います。来年もこの場に立って、決勝ラウンドに行けるようにしたいです。
樫本拓侑 選手(上富田FC/和歌山)
みんなで力を合わせて戦えて、思い出に残る試合になったと思います。チームみんなで1勝でもしたいと思っていましたので、(アリーバFC戦で)先制した時はとてもうれしかったです。チームみんなで頑張ってベスト16やベスト8を目指してきましたが、ここで負けたことも頭に入れながら、これからは負けないようなサッカーをしていきたいと思います。
能登部司 選手(大虫FC/福井)
チームとしてはトップに当てて、そこから動かして点を決めようと思っていましたが、そこで決め切れなかったのが残念な部分でした。(1次ラウンドは)相手ディフェンスに体で負けしてしまって、うまくリズムがつかめない試合になりました。中学年代では、こういう経験を生かしたいです。ディフェンスでは誰にも負けないように強いプレーをしたいと思います。
末永玲愛 選手(レノファ山口FC U-12/山口)
(ファナティコス戦は)4点差以上で勝つことがチームの最初の目標にありましたが、まずは相手と向き合って戦い、自分も1対1に勝つということも考えていました。点に絡めたのは良かったですし、自分のプレーが勝つことにつながったのは良かったと思っています。相手と戦う中で、見ている人を楽しませたり、自分も楽しんで、その中でも結果を大事にしていきたいです。
開催期間:2020年12月26日(土)~12月29日(火)
大会会場:
1次ラウンド・ラウンド16
鹿児島ふれあいスポーツランド(鹿児島県鹿児島市)、鹿児島県立サッカー・ラグビー場(鹿児島県鹿児島市)
準々決勝
鹿児島県立鴨池補助競技場(鹿児島県鹿児島市)
準決勝・決勝
白波スタジアム(鹿児島県鹿児島市)
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