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3月20日(金)に開幕 第26回全国レディースサッカー大会
2015年03月12日
女子サッカーの普及と生涯スポーツとしての発展に貢献することを目的に、主に30歳以上の女性を対象としている「全国レディースサッカー大会」。26回目を迎える今大会は静岡県裾野市の時之栖スポーツセンター・裾野グラウンドで3月20日(金)に開幕し、全国から集結したチームが3日間にわたって戦います。第26回大会開幕に先立ち、ここでは前回大会をプレーバックします。
第25回大会には全国の地域予選を勝ち抜いた16チームが出場し、熱戦を繰り広げました。4チームずつ4グループに分かれて開催した1次ラウンド(リーグ戦)では、長野フレンズ(北信越/長野)、アジュール兵庫(関西3/兵庫)、小平サッカークラブ(関東3/東京)、HABATAKE(北海道)が各グループの首位に立ち、順位別トーナメントに駒を進めました。
事実上の準決勝である1位トーナメント1回戦では、小平とHABATAKEが対戦。小平は坂下亜実選手のハットトリックの活躍もあって、3-0でHABATAKEを退けました。一方、長野と兵庫の一戦は、両チームが守備力を発揮する拮抗した展開に。0-0で迎えた31分、兵庫は泉紀子選手のゴールで先制すると、この1点を守り切って決勝進出を決めました。
大会最終日は、兵庫と小平が1位トーナメント決勝で顔を合わせました。ここまで無失点で勝ち進んできた兵庫と、わずか1失点の小平による試合は、両チームの意地がぶつかり合います。兵庫は元なでしこジャパン(日本女子代表)のキャプテン、池田浩美選手を軸に後方から丁寧に攻撃を組み立て、相手ゴールに迫ります。対する小平はFWの坂下選手にボールを集めてゴールを狙うも、得点には至りません。
試合終盤、両チームは決定機を迎えるも、これを決め切ることができず。延長戦でも決着がつかず、勝敗の行方はPK戦に委ねられます。ここで、兵庫はGK西田洋子選手が相手のキックを2本止める活躍を披露。兵庫がPK戦を6-5で制し、3大会ぶり5度目の優勝を飾りました。殊勲の西田選手は「現役時代は言葉を交わすことが少なかったかつてのライバルと笑顔で話すことができた。人生経験を積んだ選手たちと交流を深められた」とコメント。優勝という結果はもちろん、サッカーを通じた交流ができたことも喜んでいました。
第26回全国レディースサッカー大会
2015年3月20日(金)〜3月22日(日)
時之栖スポーツセンター 裾野グラウンド(静岡県裾野市)
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