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FIFAビーチサッカーワールドカップに向け、ゴールへの意識を再確認し合宿を締めくくる
2021年05月29日
5月24日(月)から行われているビーチサッカー日本代表候補のトレーニングキャンプは28日(金)に全日程を経て打ち上げました。
トレーニングキャンプ後半は天候の変化が大きく不安定な気候の中での合宿となりました。三日目は、前回ワールドカップ(2019パラグアイ大会)準決勝を思い出すほどの土砂降りが一日続き、体感温度もかなり寒く震えるほどでした。最後の二日間は逆に26℃を超える暑さの中での活動となり、体調管理には細心の注意を払いました。
合宿後半のミーティングでは、2019年のワールドカップでの日本のデータを参考に、シュート数の少なさ、得点者の偏りを課題とし、シュート意識を高めるよう、選手たちは求められます。
トレーニング中も、シュートゲームが多く取り入れられ、ピッチを狭めた状態では、GKにも積極的にシュートを打つことを指示されました。
フィールドプレーヤーにも、「パスを出した相手が常にシュートが打てるよう、より質にこだわった浮き球パスをだせ」と田畑輝樹コーチから声がかけられ、選手たちは懸命にを要求に応えます。
各選手がシュートを意識した紅白戦では、アラのポジションに入った選手からも積極的な仕掛けからのシュート場面や、GKの得点も見られ、攻撃に積極性が生まれ、ミーティング内容を各自しっかり理解し、プレーに活かしていました。
ビーチサッカー日本代表は、今年の8月にロシアで開催されるFIFAワールドカップへの出場が決まっており、選手たちはその大舞台を強く意識している姿をみせ、合宿を締めくくることができました。
選手コメント
山口勝輝 選手(ヴィアティン三重BS)
ワールドカップ優勝を目標とするビーチサッカー日本代表のメンバーの一人として戦う気持ちで今回の合宿に参加しました。
今回の合宿では最年少という位置ではありますが、年の差関係なくコミュニケーションをしっかりととって、ワールドカップ出場経験者からも色んなものを吸収したいと思います。ただ、その中でも、自分のプレースタイルである「ドリブルからの得点」の場面を多く出せるようにワールドカップに向けてアピールしていきたいと思います。
見山龍之介 選手(東京ヴェルディBS)
今回はワールドカップ出場が決まった後の合宿となりましたが、良い雰囲気でトレーニングに取り組めたと思います。
選手同士がプレーに厳しく言い合う中にも、仲間意識だったり、ワールドカップで結果を出すという共通意識を持ちながらトレーニングに励めました。
自分はワールドカップ出場経験がない新参者ですが、ベテラン選手から学びながらも、自分のプレーをすることを強く意識しました。
結果として、まだまだ物足りないですが、以前よりもシュートの回数が増えたのは良い傾向だと感じています。
ワールドカップまで残り少ない時間を有効に活用して、試合で得点を多くとれるように、そしてチームとしても結果を出せるように、必要な努力を積みたいと思います。
松尾那緒弥 選手(アヴェルダージ熊本BS)
茂怜羅オズ監督が世界一になるために必要な事を練習中から常に言っていたので取り組みやすかったです。
ワールドカップ経験者の1人として練習中から優勝を意識しながら、国際試合やワールドカップ未経験の選手にもその意識が伝わるようにプレーを心掛けました。
新型コロナウイルスで大変な状況ですが、ビーチサッカーに関わるすべての人に感謝をしながら今後の活動も続けていきたいと思います。