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なでしこジャパン、世界の強豪と対戦するSheBelieves Cupに向けたメンバーを発表
2023年02月09日
日本サッカー協会(JFA)は2月8日(水)、アメリカで開催されるSheBelieves Cupに臨むなでしこジャパン(日本女子代表)メンバー23人を発表し、佐々木則夫JFA女子委員長となでしこジャパンの池田太監督が、JFAハウスで会見に臨みました。
なでしこジャパンはFIFA女子ワールドカップオーストラリア&ニュージーランド2023開幕を約5カ月後に控え、アメリカサッカー連盟(USSF)主催のSheBelieves Cupで今年の活動を開始します。
そのメンバーには、先の皇后杯 JFA 第44回全日本女子サッカー選手権大会で優勝した日テレ・東京ヴェルディベレーザから、小林里歌子選手、植木理子選手などが選出され、同大会準優勝のINAC神戸レオネッサからは、GK山下杏也加選手、三宅史織選手などが選出されました。
ヨーロッパのクラブでプレーする熊谷紗希選手(FCバイエルン・ミュンヘン/ドイツ)、清水梨紗選手(ウェストハム・ユナイテッド/イングランド)、長谷川唯選手(マンチェスター・シティ/イングランド)、岩渕真奈選手(トッテナム・ホットスパーFC/イングランド)など経験豊富な選手も招集され、今回の遠征先アメリカでプレーする杉田妃和選手(ポートランド・ソーンズFC)、遠藤純選手(エンジェル・シティFC)もメンバー入りしました。
また、昨年10月になでしこジャパンデビューを果たした藤野あおば選手(東京NB)、浜野まいか選手(ハンマルビーIF/スウェーデン)が再招集となり、守屋都弥選手(I神戸)、石川璃音選手(三菱重工浦和レッズレディース)がなでしこジャパン初招集。池田監督は「守屋選手はサイドでダイナミックな動きがあり、タイミングのいいクロスとアップダウンがある。石川選手はディフェンスの部分で非常に強く、スピードもWEリーグで見せてくれている」と期待を込めました。
なでしこジャパンが3大会ぶりに参加するSheBelieves Cupでは、女子ワールドカップに出場するブラジル女子代表(FIFAランキング9位)、アメリカ女子代表(同1位)、カナダ女子代表(同6位)との真剣勝負が組まれ、世界トップランカーとの連戦に、池田監督は「チームの共通項を増やす、確認するなど、チームのベースとなるところを3試合で選手たちと共有できれば」と意気込みました。
女子ワールドカップイヤーの幕開けとなる大会で、なでしこジャパンは2月16日(木)16:00(日本時間17日(金)6:00)にブラジル戦、19日(日)14:30(日本時間20日(月)5:30)にアメリカ戦、22日(水)15:00(日本時間23日(木)6:00)にカナダ戦を迎えます。
登壇者コメント
佐々木則夫 JFA女子委員長
今年7月に行われるFIFA女子ワールドカップオーストラリア&ニュージーランド2023に向け、まず2月のSheBelieves Cupに参戦します。昨年の森保ジャパンの活躍は、日本国民の皆さんに勇気と元気を与えました。今年はなでしこジャパンが皆さんに勇気や感動をお届けできるよう、良い準備をしていきたいと思います。今回のアメリカ遠征においても、女子ワールドカップでベスト4以上を狙えるような(チームが集まる)大会に参戦できることになりました。この経験をしっかり生かし、4月のヨーロッパ遠征、日本での最終準備をし、皆さんに期待に沿える女子ワールドカップにしていきたいと思います。
池田太 なでしこジャパン監督
女子ワールドカップイヤーに向けての活動を、このSheBelieves Cupで開始できることを本当にうれしく思います。さまざまなタイプの強豪国と戦い、チームにさまざまな刺激と気付きをもたらしたいというリクエストをしまして、昨年11月のマッチメイクや今回のアメリカ遠征が実現できたことに感謝しています。選手一人一人のパフォーマンスの確認をしながら、今大会では移動も含めて中2日で3試合を行うので、その準備やオフザピッチでのコミュニケーションを積み上げていければと思います。この遠征で新しい刺激と気付きを求め、全力で戦って7月の女子ワールドカップへ準備していきたいです。