JFA.jp

JFA.jp

EN
ホーム > 最新ニュース一覧 > 柏、ムアントンに3-0勝利でACL本戦進出

ニュース

柏、ムアントンに3-0勝利でACL本戦進出

2018年01月31日

柏、ムアントンに3-0勝利でACL本戦進出

AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2018の本戦出場を決める東地区プレーオフが1月30日(火)に千葉県の日立柏サッカー場で行われ、柏レイソルがタイのムアントン・ユナイテッドに3-0で勝利し、3年ぶりの本戦出場が決定しました。

FWクリスティアーノ選手が2ゴールを挙げてプレーヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれ、FW伊東純也選手が1ゴール2アシストの活躍でした。

柏にとってはオフ明けから約20日間の準備で臨んだ今シーズン初の公式戦。しかも、勝たなければ本戦出場を手にできない一発勝負の舞台。柏の下平隆宏監督が「思った以上に硬かった」と言った前半は、なかなか思うような攻撃の形を作れません。

それでも、23分にはこの日トップ下に入った、大宮から新加入のMF江坂任選手がボレーシュート、32分には江坂選手からのスルーボールを受けたクリスティアーノ選手がシュートで相手ゴールに迫ります。

前半を0-0で終えると、下平監督は「サイドにもっとポイントを作って、そこからシンプルにサイドから崩していこう」と指示。すると、柏は後半開始から動きが滑らかになり、サイドからの攻めでリズムが生れます。

待望のゴールは51分でした。伊東選手が右サイドからドリブルで攻め込み、パスを折り返すと、クリスティアーノ選手が右足で合わせて先制点を決めました。

その後も柏はサイドを活かした攻撃で相手を攻めたて、先制の5分後には江坂選手がFWハモン・ロペス選手の左クロスにボレーで合わせ、61分には再び江坂選手がDF小池龍太選手の右クロスに合わせる場面を作ります。

そして62分、クリスティアーノ選手が伊東選手のスルーパスを受けると、相手DFを一人交わして右足でゴールネットを揺らし、2-0にします。

3点目は終了間際の89分、クリスティアーノ選手からのパスを受けたユン・ソギョン選手が攻め上がり、ゴール前へ送ったクロスを伊東選手が右足でゴールに流し込みました。

昨年の大会で16強入りしたムアントンでしたが、柏の堅守を前に相手ゴールを脅かすような場面は作れません。守備でも30分にDFセリオ・サントス選手が負傷交代を余儀なくされる、苦しい展開でした。

ムアントンが最もゴールに近づいたのは71分、今季の広島入りが決まっているFWティーラシン・デーンダー選手が右サイドから仕掛けてシュートを放ちます。しかし、ゴールをカバーしたDF中谷進之介選手にクリアされ、その3分後にはFWヘベルチ選手がミドルシュートでゴールを狙いましたが、これはGK中村航輔選手が阻止しました。

柏は最後までゴールを割らせず、3-0の勝利で2015年以来となる本戦出場権を確保しました。

試合記録はこちら

柏はグループEに入り、韓国Kリーグクラシック王者の全北現代モータース、香港プレミアリーグ王者の傑志、プレーオフでフィリピンのセレス・ネグロスFCを2-0で下した中国の天津権健とグループステージを戦うことになり、2月13日(火)の初戦を全北現代のホームで迎えます。

また、各地で行われたプレーオフの結果、グループFで戦う川崎フロンターレの初戦の相手は、チェンライ・ユナイテッド(タイ)を1-0で下した上海上港(中国)に決定。グループHの鹿島アントラーズは2月21日(水)の第2戦で、FLCタインホア(ベトナム)に5-1で快勝した水原三星ブルーウィングス(韓国)とアウェイで戦うことが決まりました。

このほか西地区プレーオフでは、アルアイン(UAE)、ゾブ・アハン(イラン)、ナサフ(ウズベキスタン)、アルガラファ(カタール)が勝ち上がり、本戦出場権を獲得しました。

東地区グループステージは2月13日に始まり、以後、4月17~18日の第6戦までホーム・アンド・アウェイで行われ、各グループ上位2チームがラウンド16(第1戦5月7~9日、第2戦5月14~16日)へ進出します。準々決勝は8月27~29日と9月17~19日、準決勝は10月1~3日と同22~24日、決勝は11月3日と同10日に開催の予定です。

監督・選手コメント

下平隆宏 監督(柏レイソル)
ACL本戦出場を決めることができて本当にうれしく思っています。日立台で初の試合で多くのファンとサポーターに来ていただき、熱い応援をしていただきました。チームは20日ぐらいの短い期間でしたがしっかり準備をして、今日の試合に臨みました。ムアントンは素晴らしいチームで、よくオーガナイズされていて、テクニックのある選手が前にいます。簡単な試合にはならないと思っていたので、しっかり3-0で勝てて満足しています。4番目のチームとして出場しますが、日本を代表するクラブとして結果を残して、優勝できるように努力していきたいと思います。次は韓国のチャンピオンの全北現代が相手ですが、しっかり準備して臨みたいと思います。

FW クリスティアーノ 選手(柏レイソル)
今年1年を戦い抜く上で、この試合は非常に大事だと捉えていました。前半はシーズン初試合ということもあって、なかなか思うように試合を進められなかったのですが、後半に入ってフィットし始めたと感じていました。両サイドからの攻撃や中央から崩す場面も作れて、ムアントンも良い入りをしていましたが、終始良い内容でしっかりと勝利で終えられて満足です。キャンプでやってきたことをこういう成果として出せたことをとてもうれしく思います。

FW 伊東純也 選手(柏レイソル)
前半からチャンスはあったので、焦れずにやっていれば点は入ると思っていました。後半得点に絡めてよかったです。アシストの1点目は確実に点を獲りたかったので、クリスティアーノ選手が決めてくれると信じてパスを出しました。これで本戦に臨むことができるのでうれしいです。ACLで優勝できるように、チーム一丸となって頑張ります。

トチタワン・シーパーン 監督(ムアントン・ユナイテッド)
前半は攻めも守備も良かったのですが、後半に入って寒さもあってパフォーマンスが落ちてしまいました。柏のレベルが高いことは分かっていたので作戦も立てて、いくつか変更を加えて臨みましたが、この試合に出られなかった青山(直晃)選手を含め、怪我で選手を欠いたことが響きました。柏の強さを認めたいと思います。柏はスキルが高く、我々タイの選手はまだまだ十分ではないと感じています。

大会期間:2018年1月30日(火)~2018年11月10日(土)

大会情報はこちら

アーカイブ
NEWS メニュー
JFAの理念

サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、
人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献する。

JFAの理念・ビジョン・バリュー