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最北の街「稚内市」にて女子審判トレセン開催
2014年07月26日
6月20日(金)、21日(土)の2日間、最北の街、北海道稚内市にて「2014年度都道府県女子審判トレーニングセンター宗谷地区女子審判研修会」を実施しました。
稚内高校女子サッカー部24名が参加して行ったこのトレセンは、競技規則を知ることだけでなく、実際に笛やフラッグを使って主審や副審の役務を体験したり、さらには、ミニゲームを行い実施に審判を体験したりしました。
また今回の講師陣には、S級インストラクターの大岩真由美氏と国際女子副審として活動している手代木直美氏を迎え、5月のなでしこジャパンも参加したベトナムでの女子アジアカップや、3月にポルトガルで行われたアルガルベカップでの体験談や映像、写真などを用いて世界で活躍する女性審判インストラクター、審判員の姿を伝えることができました。
24名の参加者は4級審判員の認定を受け、これから4級審判員として活動されます。
トレセンスケジュール
6月20日(金)
17:00 受付
17:00~18:30 講義(日本・世界の女子サッカー)、(競技規則)
18:30~20:00 講話(国内・海外の体験談)
6月21日(土)
9:00~11:00 プラクティカルトレーニング
副審:基本的な動き方と走り方、フラッグの使用方法、オフサイド
主審:基本的な動き方と走り方、シグナル・笛の吹き方、判定
ミニゲーム(審判の体験)
11:00 閉校式
講師コメント
大岩真由美 S級インストラクター
今回、インターハイ北海道予選の最終日を利用して、最北の街「稚内市」で女子トレセンの開催が実現しました。
対象は地元「稚内高校女子サッカー部」24名の選手達でしたが、ほとんどが高校生からサッカーを始めた方が多く、女子サッカーの試合は勿論、身近になかなか女子サッカー(なでしこJAPAN・なでしこリーグ等)など目に触れる機会も少ない選手たちだったので、私たち講師陣も通常の審判講習のような競技規則メインではなく、「女子サッカーや審判の魅力」を中心とした講義内容にアレンジし、「サッカーっていいな!」「審判って面白そうだな!」「やってみようかな!」などと、思ってもらえるような2日間になったと思います。
移動時間が車で6時間以上かかる遠方でしたが、なかなかいけない地域だからこそ「普及の意義や価値」があるのではないかと、参加した選手たちの笑顔や雰囲気から実感しました。
今後もまた、他の地域へも足を運んで、継続して行っていく必要性も、同時に再確認することができました。
手代木直美 女子1級審判員/女子国際副審
以前より企画していた研修会を今回初めて札幌市外で開催することができました。
札幌以外から参加者を集めることに苦労をしていましたが、今回講師が移動することによって実現することができ、また現状を把握することができました。
実際に自分が移動をしてみて、その大変さを実感し、一方的に研修会に参加してほしいと要求するのは間違っていたと感じました。
この移動は審判に対する目標や意欲がある方でさえ簡単なことではないなと思えました。北海道では他にもチームや資格保持者がいる地域がありますが研修会に参加できていない方もいるので、今後も講師が出向いて研修会を開催するスタイルを企画していきたいと思います。
今回この研修会を開催し現状を把握することができたので、地域に合った研修会を企画し、今後も課題に取り組んでいきたいと思います。
受講者コメント
三上結花 4級審判員(新規)
今回の講習会に参加させて頂き、普段はプレ-ヤ-としてサッカ-に関わっている私たちとは違った、審判という視点からサッカ-を知り、とても勉強になりました。普段は意識していなかった競技規則を再確認したり、実際にミニゲ-ムで主審・副審をし、笛の吹き方やフラッグの上げ方を体験したりと、とても楽しく充実した時間を過ごせたと思います、今回学んだことを忘れずまた審判に挑戦したいと思います。
藤原愛咲 4級審判員(新規)
今回の講話は、国際審判員の手代木さんやインストラクタ-の大岩さん自身の経験や体験をお話し頂き、私たちが今まで、知ることの出来なかった事を知ることが出来ました。
世界の女子サッサ-のお話やなでしこリ-グ・女子審判に関するお話は初めて聞くことばかりでした。お話の中ではオフサイドに関するクイズやフィ-ルドのラインを全員で書いてみたりと、とても楽しい時間を過ごせました。私たちにとって貴重で楽しい思い出になりました。