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アジアのピッチから ~JFA公認海外派遣指導者通信~ 第55回 保坂拓朗 U-16香港代表監督兼エリートユースダイレクター
2021年08月23日
2021年4月より、香港サッカー協会でU-16香港代表監督兼エリートユースダイレクターとして活動を始めました。
香港での生活
まだ生活を始めて数ヶ月ですが、地下鉄・バス路線といった交通インフラの充実、日本の日用品も手に入る店舗の多さもあり、とても快適に過ごしています。また現在の滞在先が地下鉄駅直通で、協会所有のトレーニングセンターまで自転車で10分の場所にあるので、日々の移動も便利です。そして、話には聞いていたものの、こちらの食事の美味しさには日々驚かされています。
香港サッカー協会での日々の活動
香港サッカー協会は、”The Hong Kong 2034 Project”と称し、『2034年のW杯出場』の長期目標を掲げています。そのための中期サイクルにおいて、現在は2020-2025という期間にあり、Vision 2025として代表チーム、ユース育成、フットサル、女子サッカー、指導者養成、グラスルーツなど各部署での充実やレベルアップのための具体的な目標が設定されています。
昨年度はコロナ禍のロックダウンの影響により、香港でもサッカー活動のできない日々が長く続きましたが、今年4月ごろから市中感染者数が0~1桁の日が続いており、サッカー活動も現在はほぼ通常に戻った形で行われています。幸いにも、合流直後からU-14/U-16/U-18のプレミアユースリーグ(PYL)視察と年代別代表候補選手のリストアップ、さらに各クラブのトレーニング訪問やレポート作りといった業務を協会スタッフのサポートのもとスタートすることができました。PYL閉幕後の7月からは、U-12のタレント発掘トレーニングキャンプ、そして2週間ずつのU-19(私はアシスタントコーチとして参加)、U-16、U-14の年代別代表トレーニングキャンプを行っています。さらに9月からのPYL新シーズンに向けて、そのシーズン中のクラブ訪問で行うトレーニング評価の基準見直し等のサポートをしています。
香港サッカー協会では、各部署のスタッフがみな真剣に(笑顔もたくさん見せながら)毎日活動しています。そして、協会内外で多くのコーチたちが以前こちらでエリートユースダイレクターをされていた足達勇輔氏の影響や功績を話してくれ、私にも親しく敬意を持って接してくれています。今後も、香港サッカー協会、そしてサッカー熱の高い香港市民のために貢献できるよう全力で努めたいと思います。
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