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北海道愛別町で「夢の教室」オンラインを実施
2021年12月17日
JFAこころのプロジェクトは、11月30日(火)に北海道の愛別町立愛別小学校の5年生1クラスと愛別中学校の2年生1クラスで「夢の教室」オンラインを実施しました。愛別町では、2013年から町内に1校ずつある愛別小学校・愛別中学校で、それぞれの児童と生徒たちに9年間継続して「夢の教室」を届けてきました。
今回登壇したのはJリーグのチーム、横浜F・マリノスやFC東京で活躍した元サッカー選手の石川直宏さん。最初は、夢先生と子どもたちの心の距離を縮める『出会いの時間』からスタートしました。まずは夢先生の現役時代の映像や写真を用いて自己紹介をし、子どもたちは石川直宏さんのプレーに歓声をあげながら視聴し、ゴールが決まるたびに大きな拍手をして盛り上がっていました。
子どもたちと楽しい時間を共有した後は、いよいよ『トークの時間』です。石川直宏さんは幼少期にサッカーを始めた頃からプロになって夢を叶えるまでの経験を振り返り、ときに楽しく明るいトーンで、ときに真剣な眼差しで情熱的に子どもたちに語りかけました。なかなか上手くいかない時期が続いた中学時代や高校時代の経験から、「チャレンジを続けながらコツコツと努力を積み上げ自信をつけていくこと」や「弱音を吐かずに前向きな言葉を自分で発していくこと」の大切さを伝えました。
子どもたちはしっかりと話を聞きながら、一生懸命に自分と夢シートに向き合って自分の夢を書き、最後はクラスの4分の1の児童が夢を発表しました。夢先生のメッセージがしっかりと伝わったことがわかる一生懸命な発表で、夢先生も子どもたちも笑顔が溢れる授業の最後となりました。
夢先生コメント
石川直宏 さん(元サッカー選手)
愛別小学校・中学校の児童・生徒の皆さんは、今回が初めてのオンライン授業ということもあって期待と不安の入り混じる表情・姿でしたが、アシスタントを務めていただいた梅田翼さんの出会いの時間でのアイスブレイクのお陰で、緊張が程よく解れた状態でトークの時間へ入っていくことが出来ました。
そんなトークの時間では、「『仲間』をリスペクトし合いながら切磋琢磨し、成長していくこと」、「うまくいくことよりもうまくいかないときにこそ、自分らしくチャレンジし、コツコツ積み重ねる中で自分を信じることでの『継続=自信』」、「夢や目標に向かう中で、不安や悩み・期待を家族や友人に『吐き出し』」、「少しずつネガティブ(マイナス)な言葉を取り除きながら、ポジティブ(プラス)な言葉に変え、夢や目標を『叶える』マインド・姿勢へと変化・進化させていく大切さ」を、自分の経験談と共に伝えさせていただきました。十人十色、それぞれのチャレンジがそれぞれの人生を彩り・世界を彩る。そんな人生であり世界にしていきましょう!!
北海道愛別町教育委員会コメント
端場大竜 様(北海道愛別町教育委員会)
今回初めて事業を担当することとなり、また、オンライン開催ということで不安に思う気持ちもありました。しかし、ディレクターの方が事前の説明や学校との打ち合わせなどで丁寧に対応していただき、とてもスムーズに開催することができました。子どもの心を掴むコツや、伝えたいことをしっかりと伝える技法などを夢先生やアシスタントの方と事前にすり合わせを行い、教室の後、子どもたちが自分自身について考える仕掛けを用意するなど、夢を持つことの大切さを伝え・考える授業を行う上でのノウハウがここまで揃っているものは、なかなかないと思います。
夢を持つことの大切さを伝え、自分の将来について考えるきっかけとなってほしいとのことからこの授業を実施しましたが、夢先生のお話を真剣に聞き、自分の夢を発表する子どもたちの様子を見ていると、十分な成果を得られたのではないかなと思っています。今後もこの事業を続けていきたいと思います。
学校の先生コメント
石川裕司 先生(愛別町立愛別小学校 5年生 担任)
教員歴30年ですが、「夢の教室」は初めての経験。「どんなトークが聞けるのだろう」と、子どもたちと同じように私自身もとても楽しみにしていました。そして迎えた当日。石川直宏先生と出会い、そこからの70分間、先生の具体的かつメッセージ性あるトークに引き込まれ、気が付けば終了の時間に。「もっとトークを聞いていたい」とお別れするのがとても残念で、オンライン終了と同時に「何とも言えない余韻」が教室を漂っていました。
先生のトークの中で私が特に印象に残ったのは、「マイナス思考からプラス思考に変える」ということです。愚痴をこぼしていてはだめ。自分はどうなりたいのかという具体像を考え、地道に努力していくことにより夢をつかむことができる。子どもたちの「夢シート」を見ると、夢先生が伝えたかったことがしっかりと伝わっており、今回の「夢の教室」が、子どもたちにとって大変有意義な時間であったと心から思います。本当にありがとうございました。
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