JFAこころのプロジェクトとは
いま、子どもたちのために、サッカーは何ができるだろう。
日本の子どもたちのために、日本のサッカーは、わたしたち大人は、何ができるだろう。
仲間と力を合わせてたたかう。相手と激しくカラダでぶつかる。
だからこそ、相手を思いやる心やフェアプレーの精神を重んじる。
そんなサッカーだからこそ、子どもたちに伝えることがあるはずです。
“DREAM ~夢があるから強くなる~”このスローガンをかかげるわたしたちだからこそ、
子どもたちのためにやるべきことがあるはすです。
そんな想いからうまれた「JFAこころのプロジェクト」。
サッカー界がひとつになり、学校教育の現場と力を合わせて子どもの心の教育に貢献していくプロジェクトです。
核家族化や少子化、偏差値重視の教育が進んだ現代社会。
子どもが社会性を育む場である外遊びが減ったこともあり、子ども達の体力低下や運動不足を危惧する声が高まっています。
また、いじめや不登校、自殺願望といった問題を抱える子ども少なくなく、
この状況を一日も早く食い止めることが求められています。
「JFAこころのプロジェクト」は、子どもの心身の健全な成長に寄与することを目的に取り組んでいる活動で、Jリーガーやなでしこジャパン、日本代表として活躍している新旧選手が「夢先生」として小学校の教壇に立ち、「フェアプレー精神」や「夢を持つことの素晴らしさ」、「それに向かって努力することの大切さ」、「失敗や挫折に負けない心の強さ」を子どもたちに伝えています。
このプロジェクトがスタートして、これまで数多くの子どもたちが夢先生とともに「夢」について考え、スポーツの素晴らしさや夢を持つことの素晴らしさ、それに向かって努力することの大切さを学んできました。“夢先生”もサッカーの枠を超え、野球、バレーボール、陸上、水泳、モータースポーツなど、多くのアスリートの皆さんがこのプロジェクトに参加しています。
また、企業、自治体、団体からもご支援をいただき、本プロジェクトは海外を含め、全国47の自治体で開催するに至りました。
「Dream~夢があるから強くなる」。私たちはこの言葉を多く子どもたちと共有し、このプロジェクトを通じて子どもたちの健全な成長を後押ししていきたいと考えています。
公益財団法人 日本サッカー協会
キャプテン 川淵 三郎