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充実した1日 ~JFAアカデミー熊本宇城 ダイアリー~
2015年12月17日
いよいよ12月を迎え、心なしか子どもたちの様子もそわそわし始めているここ熊本宇城です。
先日、来年度のアカデミー入校希望者を対象にした最終選考試験も終了し、
少しずつ1、2年生は上級生になる意識が芽生えてきたような気がします。
まだまだ3年生に頼ってしまう場面が目立ちますが、3年生と過ごせる時間を大切にしながら、
上級生としての立ち居振る舞いを学んでほしいと思います。
さて、先週は2年生が修学旅行のため変則的な授業日程になり、12月8日は2年生のみ振替休日となりました。
今回のダイアリーは、2年生の振替休日の一日を振り返ってみたいと思います。
いつもと同じように起床後朝活動を行い、朝食を食べて各々が時間を過ごした後は先々週に引き続きフィジカルテスト。
測定種目は垂直飛び、シャトルラン、Yo-Yoの3つ。
春に測定した数値よりどれだけ向上しているのか。子どもたちも期待で胸が膨らみます。
笑顔を見せる林楓雅(ブレイズ熊本)、長尾泰成、中村颯(FCKマリーゴールド熊本)
測定前の表情は非常に明るく、やる気に満ち溢れていた子どもたち。
フィジカルテストは自己記録更新だけが目標ではなく、日頃のトレーニングの成果を客観的にデータとして知ることで、
自分の取り組む姿勢や意識を再確認できる機会になります。
田尻将太(UKI-C.FC)は何を考えているのでしょうか…
記録に一喜一憂するのではなく、どんなときでも全力で立ち向かう習慣を身につけること。
1本のパス、1本のスプリント、1回の競り合い。
日頃のトレーニングから何度も訪れるそのような機会で常に手を抜かずに、諦めずに、丁寧にやり続ける意識を持ち続けること。
彼らにはそれが当たり前の習慣になってほしいと思います。
フィジカルテストの後は昼食をはさみ、小川町クリーン大作戦決行!
「せっかくの振替休日をどうやって過ごすか?」を2年生なりに考えて、
いつもお世話になっているアカデミー周辺を、4グループに分かれて清掃活動を行いました。
体中に葉っぱをたくさんつけながら、草むらの中に落ちているゴミを拾い、
普段は意識せず通り過ぎている隙間に落ちているゴミを拾いながら、
ゴミの投げ捨てや落ちているゴミを放置しないことを身近なところから始めることが、
日頃からできる清掃活動の第一歩だと実感したはずです。
ゴミ拾いの後はコミュニケーションスキルの授業や修学旅行の荷物準備、学習サポートで勉強など、
非常に盛りだくさんの一日となりました。
アカデミー生が在寮中に終日休みになることは滅多にありませんので、いつもと違う時間の過ごし方は彼らにとっても新鮮で、
有意義な時間となったのではないでしょうか。
修学旅行で新しい出会いや出来事に遭遇し、何を感じて学んできたのかを子どもたちから聞けるのが楽しみです。
手にしたいっぱいのお土産だけではなく、目に見えない大きな「経験と学び」を持ちかえってくれたはずです。
今回の経験が彼らの生活の中でどのように活かされていくのかを期待しながら、見守っていきたいと思います。