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心肺蘇生法講習会 ~JFAアカデミー熊本宇城 ダイアリー~

2016年09月20日

心肺蘇生法講習会 ~JFAアカデミー熊本宇城 ダイアリー~

熊本地震からちょうど5ヶ月経った9月14日、アカデミー生は心肺蘇生法の講習を受講しました。
今年は宇城広域連合南消防署小川分署から3名の講師の先生方に来ていただき、
胸骨圧迫の方法とAEDの使い方を教えていただきました。

いままでに心肺蘇生法の講習を受けた選手は、
一昨年アカデミーで開催した講習会を受けた3年生と小学校の授業で受けたことがある数名。
しかし、その中のほとんどの選手は記憶があいまいになってしまっていました。
何かあったときに自ら行動し、大切な人を守れるようにと、今回の講習会は開催されました。

まずは講師の先生がデモンストレーションをしながらポイントを説明してくださいました。

初めての講習を熱心に聴く1年生

2年生は細部の方法も見逃さないように身を乗り出して説明を聴いていました。


経験者の3年生は簡単な確認の後、早速実践へ。
まずは傷病者の反応を確認することから始めます。

肩をたたきながら大声で呼びかける髙橋宥成(カティオーラFC)

反応がなかったときは、周囲の人に119番への通報とAEDの手配を頼んでから呼吸を確認します。

呼吸を確認する森田大智(FCKマリーゴールド天草)と傷病者役の赤石優真(太陽SC熊本)

普段通りの呼吸でなければいよいよ胸骨圧迫を開始します。

細かい指導を受けながら胸骨圧迫を実践する小西龍馬(V・ファーレン長崎)

胸骨圧迫のポイントは「強く」「速く」「絶え間なく」押すことですが、初めての選手にはなかなか難しそうでした。

胸骨圧迫に挑戦する菊地佑弥(ソレッソ熊本)

胸骨圧迫ができるようになったら、次はAEDの操作方法の説明を受けました。

AEDは使い方だけでなく、どこにあるかを把握しておくことがとても重要です。
選手たちは、アカデミーでの設置位置、学校での設置位置をしっかりと覚えていました!

胸骨圧迫とAEDの操作を分担して行う髙橋宥成と松本真弥(太陽SC熊本玉名)

2回目の講習会、今回は上手にできて安堵の笑顔の石坂陸(ロアッソ熊本)

最後に田尻将太(UKI-C.FC)がアカデミー生を代表してお礼の挨拶をしました。
「今回学んだことを使う機会が無いことが一番ですが、万が一のときは勇気を出して行動したいと思います。」

今回の講習会を機に、選手たちが改めて命の大切さ、仲間の大切さ、
勇気の大切さを感じてくれたらいいなと思います。
講師の先生方、お忙しい中大変貴重な講習会をありがとうございました。

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