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7期生USA CAMP2020(その2)~JFAアカデミー堺ダイアリー~
2020年02月01日
USA CAMPの2日目の午前はアメリカに来て初めてのトレーニング。ランニングから始まり、柔軟体操やムーブメントプレパレーションで凝り固まっていた身体をほぐし、リフティング、パス&コントロールと進んだ頃には徐々に身体が温まってきました。その後ポゼッションとミニゲームで約90分のトレーニングを終えました。
現地の女子チームの指導者が情報を聞きつけ、トレーニングの見学に来てくれて記念写真を撮りました。
ランチは、定番のハンバーガーショップ「IN-N-OUT」。シンプルながらとっても美味しいハンバーガーとポテトフライ。
ボリュームに戸惑うアカデミー生もいました。
その後は、MLSのサンホセアースクエイクスのスタジアム見学に行きました。スタジアムの電光掲示板には
「WELCOME JFA ACADEMY SAKAI」の文字が!
ピッチ内は養生中のため入ることはできませんでしたが、選手のロッカーや最上階の記者席に入れてもらいました。
ロッカー内では実際に選手が座っている席に座ることも許可してもらいました。
そして夕方18時30分キックオフで、サンノゼアースクエイクスとの試合でした。
全米トップクラスのチーム相手にどこまで自分のプレーが通用するのかを試す絶好のチャンスです。到着翌日でコンディションが整っていない選手もいたようですが、強い気持ちで戦うことを要求しました。
十分に警戒していたにも関わらず、前半は相手のパワーやスピードに圧倒され、なかなか主導権を握ることができませんでした。緩いアプローチはことごとく外され、狙いを持ってボールを奪うことができませんでした。しかし時間とともに守備の対応は良くなっていきました。ミスが多く攻撃も良い形でゴールに向かうことができませんでしたが、22分に左サイドから突破した杉本のクロスをゴール前で石田が合わせてアカデミーが先制しました。少ないチャンスを得点につなげることができたことは良かったです。
ハーフタイムには前半の反省を踏まえ、戦い方を徹底しました。
ポジションを入れ替えての臨んだ後半が始まって4分で失点をしてしまいました。判断ミスでバックパスを選択したところから始まりました。アカデミーのDFラインを抜け出した選手は、ボールが入ると躊躇なく左足を振り抜き鋭いシュートがゴールネットを揺らしました。思わぬタイミングからの強いシュートにゴールキーパーはボールを見送ることしかできませんでした。その後はアカデミーが何度か決定機を作るも決めることができず、アメリカに来て最初の試合は1-1の引き分けでした。
試合後は両チームで記念写真を撮りました。
試合後はグラウンドまで迎えに来てくれたホストファミリーとの対面がありました。
試合以上に緊張した様子のアカデミー生たちでした。
北川は一人でウィルソン家でのホームステイに挑戦
森と江口はワン家へ。ワン家は昨年に続きお世話になります。
藤田と古田はファンテーフェレン家。
西嶋と石田はケーサルワーニ家。ケーサルワーニ家も昨年に続いて今年もお世話になります。
難波はブレイ家。難波も一人でのホームステイに挑戦しました。
柳原と北浦はベルトラン家に。
渡邊と杉本はボウワー家。
時差と試合後の疲労と様々な緊張で、今が一番体力的に厳しい時だと思います。
しっかりと身体を休めてまた明日に備えて欲しいです。
古田彩瑛
「今日はアメリカに来て初めて試合をしました。相手は足が速く、体が強いと分かっていましたが、その相手の強みを活かされてしまい何度か危険なシーンがありました。守備の対応をいつもとは変えて、トレーニングから試合のイメージを掴んでおいた方が良かったと感じました。インターセプトをもっと狙うべきだったのに、ボールを持っている選手と距離を詰めることが難しかったです。絶対に勝ちたいという気持ちが相手よりも弱かったと思います。攻撃では、オーバーラップして積極的に攻撃参加しましたが、そこでも走り負けてしまい、通用することが攻守で少なかったです。これまで日本でできていたはずのことができず、叶えたい夢にはまだまだだと痛感させられました。」
江口碧華
「ホストファミリーとの対面では、初め相手の話すスピードについていくのに必死でしたが、徐々に慣れていきました。ジェスチャーや習った単語を使ってホストファミリーの人たちと会話することができました。私は少し緊張していたけれど、ホストファミリーの人たちのコミュニケーション能力の高さには驚かされました。私のサッカーの課題の一つにもコミュニケーションの能力の低さがあるので、このホームステイでの4日間で自分から積極的に質問をしたりして声をかける努力をしていきたいと思います。そしてこの機会に感謝し、楽しみながら成長できたと思えるようなUSA CAMPにしていきたいです。」