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U-15女子トレーニングキャンプ JFA夢フィールドで4日間の活動を終える
2022年11月28日
11月21日(月)から24日(木)、千葉県の高円宮記念JFA夢フィールドでU-15日本女子選抜のトレーニングキャンプを実施しました。北海道から九州まで、全国9地域から選ばれた32名の選手がJFA夢フィールドに集まり、4日間のプログラムに取り組みました。
2日目は午前にフィジカルテストを実施。なでしこジャパン(日本女子代表)の大塚慶輔フィジカルコーチのもと、10m・40m走のスプリント、10m×5のシャトルラン、アローヘッドのアジリティ、バウンディングの計測をし、夜のミーティングで測定結果のフィードバックを行いました。なでしこジャパンの測定の映像を見て、速さや身体の使い方の自分との違いの比較もでき、フィジカルの重要性、食事や休息、フィジカルトレーニングなど日常からコンディショニングに取り組むことが良いプレー、成長に繋がるということを学びました。
活動3日目午後には、2つのグループに分かれ、星槎国際高校湘南とスフィーダ世田谷FCユースとそれぞれトレーニングマッチを実施しました。生憎の雨でピッチコンディションが悪いなか、高校生を相手に選手全員が一生懸命に戦いました。活動中2グループに分かれ、トレーニングとトレーニングマッチを実施したので、それがまたいい刺激となったようでした。
ミーティングでは、なでしこジャパンの宮本ともみコーチ、西入俊浩GKコーチ、U-17日本女子代表の井嶋正樹GKコーチからレクチャーがあり、なでしこジャパンを目指すために、今の取り組みの大切さを学びました。また、なでしこジャパン池田太監督、佐々木則夫元監督(女子委員長)からもトレーニング前に激励をもらい、これからU-16日本女子代表そしてなでしこジャパンを目指す選手にとって今回のトレーニングキャンプはとてもいい経験となりました。
トレーニングマッチ
2022年11月23日(水・祝)
① 14:50キックオフ 試合時間(40分ハーフ)
U-15日本女子選抜 2-2(1-1、1-1) 星槎国際高校湘南
得点
中平 怜那 選手
佐藤 もも サロワンウエキ 選手
② 16:40キックオフ 試合時間(40分ハーフ)
U-15日本女子選抜 0-7(0-2、0-5) スフィーダ世田谷FCユース
監督コメント
金野結子 JFAコーチ(JFAアカデミー福島)
日本全国から32名(FP28名、GK4名)の選手が集まり、4日間のトレーニングキャンプを実施しました。
初日のミーティングでは、この学年の選手たちがナショナルトレセン活動やエリートU-13、U-14の活動を経て、来年度に新チームが立ち上がるU-16日本女子代表につながる世代であることの意識付けを図り、活動をスタートしました。
トレーニングでは、プレーの基本となる動きながらのパスやコントロールの質にこだわること、相手をよく観てプレーを選択すること、そしてゴール前やクロスの攻防においては勝負にこだわり攻撃はゴールを決めること、守備は決めさせないことを選手たちに求めました。
高校生とのトレーニングマッチでは、課題も出ましたが、選手たちは果敢にチャレンジし、期間中に取り組んだプレーを意識して積極的にトライしてくれました。
オフザピッチでは、応援される選手、チームになるための振る舞いや挨拶など、相手のことを思いやって、相手が心地よく感じる行動を取ろうという話をしました。
今回のトレーニングキャンプでは、女子代表のナショナルコーチングスタッフが多く帯同する中で、フィジカル面での更なる向上の重要性や世界の強豪国の選手について、そして世界大会で戦うことについてのレクチャーを行い、この先の選手たちの取り組みの基準となることを願っています。
新型コロナウイルス感染症が再拡大する中、快く選手を派遣して下さった各選手の所属チームや学校の関係者、保護者の皆様、そして本トレーニングキャンプ開催にあたってご尽力下さった全ての関係者の皆様に心から感謝申し上げます。
選手コメント
菊地花奈 選手(北海道コンサドーレ 旭川U15)
まず、コロナ禍でありながら今回のU-15トレーニングキャンプを開催してくださった皆様に感謝しています。
今回初めて一緒にサッカーをする人もいて、たくさんのコミュニケーションをとりながら、自分にとってとても成長できた4日間になりました。
トレーニングでは、失敗を恐れず積極的にプレーし自分の長所であるスピードや、球際の強さ、味方へのスルーパスなどを発揮することができました。トレーニングマッチでは、厳しい時間が続いたなかで、個人としてもっとチームを盛り上げ、チームを勝たせられる選手になりたいと思いました。
自分の所属チームに帰っても、今回のキャンプで得た経験を今後につなげていきたいです。そして、U-16、U-17の日本代表に選ばれ、将来はなでしこジャパンに入ってワールドカップで優勝したいです。
舟之川桃果 選手(神村学園中等部女子サッカー部)
まずは、このコロナ禍の中たくさんの方々の支えやサポートをいただき、このキャンプが開催されたことに感謝しています。全国トップクラスの選手とのトレーニングでは、自分の現在地とこれからの課題を見つけることができました。それは、オンザピッチだけでなくオフサピッチでも意識の差を感じました。初対面の選手が多い中で、自分から積極的にコミュニケーションを取りにいくことができませんでした。どんな状況でも、自分の考えを主張し、自分のベストなプレーを発揮しなければいけないと強く感じました。このキャンプを通して学んだ事を自チームに持ち帰り、結果を残して、この貴重な経験を無駄にしないように日々努力し、日々レベルアップしていきます。
佐藤ももサロワンウエキ 選手(RESC GIRLS U-15/JFAアカデミー堺)
前回の活動に引き続き、高いレベルの中で自分の意志をもち、チャレンジし続ける事を意識しました。自分のアピールポイントを出すだけでなく、アピールポイントを発揮するために一つ一つのプレーの質を追求し、当たり前のことを当たり前にプレーできるようにしました。トレーニングの中で特に基本のパス&コントロールでは、パスをうけるタイミングやボールを止める位置が少しずれるだけでも、プレースピードが落ちてしまったり、次のプレーがやり辛くなってしまうと感じることが多くありました。日々高い質でプレーすることを心がけ、どんな状況でも落ち着いてプレーできるようにしたいと思います。この活動に参加する事で、各世代の代表監督やコーチ、トレーナーの方々、また全国を代表する選手たちとのトレーニングやミーティングで本当に刺激を受けることができています。たくさんの方々に見守っていただきサッカーができていることを実感することができたので、これからより自分の夢に向かって努力していきたいという気持ちが強くなりました。今回得ることができた収獲を活かして、これから過ごしていきたいです。
瀬戸如紗 選手(マイナビ仙台レディースジュニアユース)
全国のサッカーが上手な選手と一緒にプレーして、個々の能力が高いと感じました。ボールをもった時に、必ず一人は抜き、ボールを奪う時の体の強さ、体の入れ方が上手でした。そして、周りから刺激を受けて私も成長できたことがあります。特に差を感じたのは、ミスした後の切り替えです。一番はミスをしないのが良いですが、プレー中はどうしてもミスが出てきてしまいます。その時に、落ち込むのではなくすぐに切り替えてプレ一をすることが大切だと気付きました。初日は中々うまくいかず落ち込んでしまうことがありましたが、他のキーバーから刺激を受け、私も除々に切り替えが早くできるようになりました。ただ課題もたくさん見つかりました。特に基礎技術の止める蹴る、キャッチ、投げるの質が低いことを課題だと感じました。一つ一つのプレーを正確により早くすることの大切さに改めて気付くことができました。ミーティングであった「勝利の神は細部に宿る」を忘れずに、所属チームに戻っても、一つーつのプレーにこだわりをもってプレーし続けたいです。また、今回のトレーニングキャンプで学んだことはそのまま意識して継続し、課題だと感じたところは、次にまたこのような機会があった時に、課題ではなくなるようにしていきたいです。
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