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JFAアカデミー熊本宇城 13年目の春 ~JFAアカデミー熊本宇城 スタッフ通信vol.15
2021年04月19日
JFAアカデミーでは「常にどんな時でも(日本でも海外でも)ポジティブな態度で何事にも臨み、自信に満ち溢れた立ち居振る舞いのできる人間の育成」というフィロソフィーを掲げ、真のエリートを目指して日々活動しています。
JFAアカデミースタッフ通信では選手たちの日常の様子や、日々の活動を詳しくお伝えしています。今回JFAアカデミー熊本宇城レポートを担当するのは宮川真一チーフコーチです。
13期生の入校式
4月9日(金)、JFAアカデミー熊本宇城では13回目の入校式が行われました。新型コロナウイルス感染症の感染拡大予防のため、来賓をお招きできない中での入校式でしたが、18名の新入生一人一人がステージ上で「決意表明」を堂々とスピーチしてくれました。12歳で親元を離れる決断をしたアカデミー生のスピーチからは一人一人の想いが伝わってきて、感動の式典となりました。
決意の先に
10年前の2011年の春に、私は3期生の担当コーチとしてここ熊本宇城に着任しました。入校式で同じように「決意表明」をスピーチしたアカデミー生と3年間を過ごし、次のステージへと送り出しました。その後の彼らの道は様々ですが、3期生を支えていたものはこの最初の決意表明だったのではないかと思います。今年23歳となる3期生の中には、プロサッカー選手という夢を叶えた者もいれば、世界へ飛び出し夢を追い続けている者、サッカーからは離れた世界で仕事をしている者、アカデミー生が通う小川中学校の非常勤講師として帰ってきた者など各方面で活躍してくれています。
サッカー界での卒校生
3期生の岩下航選手が今年ロアッソ熊本に入団したことで、JFAアカデミー熊本宇城の卒校生は現在7名がJリーグでプレーすることになりました。さらにアンダーカテゴリーの代表選手としては8期生の森田大智選手(大津高校)が先日行われたU-18日本代表候補トレーニングキャンプに参加しています。そのU-18日本代表候補と試合を行った日本高校サッカー選抜には7期生の永吉飛翔選手(神村学園高校)が選ばれ、この試合で1得点を決めています。
これからのアカデミー
13年を経て、アカデミーの卒校生が少しずつ社会に出始めています。社会に出ても「常にポジティブな姿勢で何事にも臨み、自身に満ち溢れた立ち居振る舞いのできる人間」として活躍してくれることを期待していますし、今後はサッカー界以外での卒校生の活躍も追いかけていきたいと思います。