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第11回フットボールカンファレンスが高知県で開会
2019年01月13日
1月12日(土)、第11回フットボールカンファレンスが高知県・高知県民文化ホールで開会しました。
フットボールカンファレンスは、日本サッカー協会(JFA)の指導者ライセンスを保有する全国の指導者たちを対象とし、第1回が開かれた1998年以降、2年に一度開催されています。ここでは、JFAの取り組みや日本のサッカーの方向性を共有するほか、海外から講師を招き、日本の指導者が世界のサッカーのトレンドや各国の取り組みを知る機会となっています。
第11回目を迎えた今回は、全国から約1000人の指導者が高知県に集結。「2018FIFAワールドカップロシア~力を合わせて新しい景色を~」のテーマに沿って、昨年のワールドカップの振り返り、これからの展望について講演やフォーラムが3日間行われます。
初日の12日(土)は、冒頭で関塚隆JFA技術委員長、田嶋幸三JFA会長から開会の挨拶がありました。「これから先の日本のサッカーをみなさんとともに考えていきたい」と述べた関塚委員長は、アブダビでアジアカップを戦うSAMURAI BLUE(日本代表)の森保一監督と会場を中継で繋ぎました。森保監督は「全国各地の全てのカテゴリーの指導者の方々の努力によって日本のサッカーが作られて、代表の力になっている。指導者の皆さんの努力、頑張りに敬意を示し、感謝申し上げるとともに、皆さんの思いを背負ってアジアカップを戦いたい」と参加者にメッセージを送りました。
田嶋会長は「明日、講演していただくグンナーソン・アルナール・ビルさん(アイスランドサッカー協会テクニカルダイレクター兼指導者養成ダイレクター)の国、アイスランドと高知市の人口は一緒で、約34万人。北国、離島、それぞれ置かれた状況は地域によって異なるが、それを克服しているところはたくさんある。改めてこの高知でフットボールカンファレンスを実施する意義を共有し、日本全体、アジア全体のレベルアップに貢献できれば」と挨拶しました。
イントロダクションのあとは初日のテーマ「2018FIFAワールドカップ報告~世界の中の日本~」に沿ったプログラムで、日本代表チームのTSG(テクニカルスタディグループ)の報告がありました。その後はロベルト・マルティネス ベルギー監督と、森保一監督のインタビュー映像を織り交ぜながら、ベルギー戦の舞台裏を振り返りました。国際サッカー連盟(FIFA)のTSG報告では、アジアサッカー連盟(AFC)からアンディ・ロクスブルグ テクニカルダイレクター、JFAの小野剛技術委員、U-20日本代表の影山雅永監督が登壇し、ロシア大会出場チームの分析と傾向について解説し、ロシアワールドカップでの日本の立ち位置を確認するとともに大会全般のトレンドについても共通認識を図る一日となりました。
参加者コメント
・FIFAワールドカップを振り返り、喜びや悔しさをあらためて噛み締める機会になりました。インタビュー映像にて、ベルギー代表のロベルト・マルティネス監督がいろいろなことを教えてくれて、最後に日本の指導者に向けて言葉を投げ掛けてくれたことは心に響きました。
・フットボールカンファレンスに初めて参加しましたが、初日でFIFAワールドカップの総括を聞くことができて非常に有意義でした。残り2日間ありますが、JFAが持っている熱い意気込みを共有して、またそれを選手にも伝えられるようにしていきたいと思います。
・今回、自分の指導のヒントを探すためにも、カンファレンスに参加しました。田嶋幸三会長の情熱や、森保一さんの監督としての決意を感じることができてよかったです。ベルギー代表のロベルト・マルチティネス監督のコメントも、非常に興味深く聞きました。2日目以降も、楽しみにしています。
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