JFA.jp

JFA.jp

EN
ホーム > メディカル > 食物アレルギー

食物アレルギー

食物アレルギーとは?

「アレルゲン」というアレルギーの原因となる物質を含む食べ物に対して、本来、体の外から入ってきた有害な細菌やウイルスから体を守る「免疫機能」が吸収された食べ物に対して過剰に反応して、その食べ物を排除しようとして生ずる症状のことをいいます。

食物アレルギーが起きるとどうなるの?

特定の食べ物を摂ることによりアレルギー症状(湿疹やじんましんが起こり、口やのど、耳の奥などにかゆみや痛みを感じるほか、むくみや咳が出て、呼吸が苦しくなるなど)を起こす人がいて、中には死に至る人もいます。
そこで、アレルゲンを含んでいる食べ物を皆さんに表示することが義務化されました。

どのような食べ物を摂るとアレルギー反応がでるのか?

アレルゲンを含む物質、必ず表示されるものが7品目あります。【特定原材料7品目】

乳、卵、小麦、そば、落花生、えび、かに

表示されることを推奨されているものは20品目あります。

あわび、いか、いくら、オレンジ、キウイフルーツ、牛肉、くるみ、さけ、さば、大豆、鶏肉、豚肉、まつたけ、
もも、やまいも、りんご、ゼラチン、バナナ、ごま、カシューナッツ

アナフィラキシーショック

アナフィラキーショックとは?

アレルギーが原因で、皮膚、呼吸器、消化器など全身に症状が現れ、時に血圧低下などの強い症状を引き起こすことをアナフィラキーショックといい、症状の進行は急速に進みます。

どのような症状になるのですか?

意識がなくなる、脈が早く弱くなる、手足が冷たくなる、悪寒がする、息を飲み込みずらくなる、声かすれが起こる、窒息、血圧低下が起こります。

どのような処置をしたら良いですか?

症状は、急速に進行するので、エピペンⓇを処方されている人であればすぐに使用してください。
エピペンⓇを使用した場合でも、数時間後に再発する可能性がありますので、病院を受診してください。
エピペンⓇがない場合は、すぐに病院を受診するか、救急車を呼んでください。

食物アレルギーとアナフィラキシーショック

日常には、多くのアレルギーの原因になるものがあります。スギやヒノキなどの植物の花粉によって、くしゃみや鼻水などの症状が出る季節性アレルギー性鼻炎(花粉症)や、ハウスダストなど原因となるものが一年中あって症状が出る通年性アレルギー性鼻炎というものもあります。
食べ物についてもウイルスなどに対して、誤った過剰に反応してしまう状態のことを「食物アレルギー反応」といい、これが全身に起こり重症化して命を脅かすほどのショック症状が出ることを「アナフィラキシーショック」といいます。
アレルギーの原因となる特定の原材料は7品目あり、必ず食品に表示するように法律で定められています。(上記記載)
また、それに上記の特定原材料に準ずるものとして20品目が定められています。(上記記載)

運動誘発性アナフィラキシーとは

これらアレルギーの原因となる食べ物を摂ってから4~6時間以内に運動することによってアナフィラキシー症状が発症することを「運動誘発性アナフィラキシー」といいます。これらの原材料が含まれている食べ物を摂った後、体がだるい・熱っぽい、じんましんが出現したなどの症状の時は、すぐに食べるのを止めて、さらに手足が腫れる、吐き気、腹痛、下痢、のどの腫れ、血圧低下などの症状が起こった場合は、病院を受診するか、状態がひどい場合は救急車を呼んでください。

食物アレルギーに関するQ&A

Q1 食べると具合が悪くなる食べ物があるのですが?
A1 食物アレルギーの可能性があります。病院を受診して、アレルギーの原因を特定しましょう。

Q2 食物アレルギーの特定原材料を含む食べ物を間違って口にしてしまったらどうしたらよいですか?
A2 食べ物をすぐに口から出させたり、吐かせたりして、口をすすいだり、洗い流すようにしましょう。

Q3 食物アレルギーを持っています。今度、泊りがけの合宿がありますが、どのようなことに気を付ければ
良いでしょうか?
A3 必ずコーチにアレルギーのある食べ物を伝えてください。さらに、宿泊先での料理にその食べ物(原材料)が混ざらないように対応してもらってください。バイキング形式の食事であれば、料理のところに原材料表示をしてもらってください。

関連リンク

食物アレルギーについて知っていますか?
食物アレルギーに関する指針について

JFAの理念

サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、
人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献する。

JFAの理念・ビジョン・バリュー