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浦和が3戦全勝・無失点でノックアウトステージへ AFC女子チャンピオンズリーグ 2024/25
2024年10月15日
今シーズンから新しく始まった「AFC女子チャンピオンズリーグ 2024/25」が10月3日(木)に開幕し、12日(土)にグループステージの戦いが終了しました。これにより、2023-24 WEリーグ優勝の三菱重工浦和レッズレディース(日本)を含む8チームのノックアウトステージ進出が決定しました。
中国がホスト国となったグループAは、昨シーズンのプレ大会で準優勝した仁川現代製鉄レッドエンジェルス(韓国)が無敗でグループステージを突破しました。田中陽子選手の先制点などで初戦を3-0で制すると、ケニア女子代表のTereza Engesha選手が初戦を含む3試合で得点し、チームを首位に押し上げます。同組のSabah FA(マレーシア)では、元ジェフユナイテッド市原・千葉レディースの上野紗稀選手、元日テレ・東京ヴェルディベレーザの木﨑あおい選手、元AC長野パルセイロレディースの成田恵理選手、元大和シルフィードの中山未咲選手と日本の選手たちも出場しましたが、1分け2敗で敗退が決定。元千葉Lの曽根七海選手が所属するAbu Dhabi Country Club(UAE)が1勝2分けで2位となり、ノックアウトステージ進出を決めました。
タイで行われたグループBは、メルボルン・シティ(オーストラリア)が無傷の3連勝で首位通過を果たしています。攻撃では、ベネズエラ女子代表のMariana Speckmaier選手が3試合で3得点を挙げる活躍を披露。守備陣も第2戦以降、無失点を維持しました。メルボルン・シティに続いて2位で通過したのは、1勝1分け1敗のBam Khatoon FC(イラン)です。1分け1敗で迎えたCollege Of Asian Scholars(タイ)との第3戦、後半アディショナルタイムにZahra Ghanbari選手が劇的な決勝点をマークします。チームはこの一戦で勝ち点3を獲得し、2位に浮上しました。
浦和が戦ったグループCはベトナムのホーチミンで行われ、圧倒的な強さを見せた浦和が1位通過しました。激しい雨の中でキックオフを迎えたオリッサFC(インド)との初戦は、5分の遠藤優選手の先制点を皮切りに伊藤美紀選手が5得点、塩越柚歩選手が3得点を挙げるなど17-0の大勝。7人の先発を入れ替えた第2戦は、雷雨でキックオフ時間が遅れるアクシデントに見舞われましたが、塩越選手のPK、丹野凜々香選手の強烈なシュートで台中藍鯨女子足球隊(チャイニーズ・タイペイ)を2-0で下して2連勝としました。第3戦のホーチミン・シティ(ベトナム)戦は25分に先制点を奪うと、50分には角田楓佳選手が追加点を決め、2-0で3連勝。浦和は長嶋玲奈選手と石川璃音選手を中心とした守備も固く、ピッチコンディションに苦しめられながらも、出場チーム唯一の無失点でグループステージを突破しました。なお、グループCの2位にはホーチミン・シティが入り、ベスト8進出を決めました。
各グループ1位と2位の6チームと、同3位の成績上位2チームである武漢江大(中国)と台中藍鯨女子足球隊を加えた計8チームは、2025年3月22日(土)と23日(日)に行われるノックアウトステージに進出します(成績上位となったチームのホームゲームによるシングルマッチ)。同年5月21日(水)から24日(土)に行われる準決勝と決勝も、それぞれ一発勝負のシングルマッチで、アジアの女子サッカークラブNo.1が決定。昨シーズンのプレ大会で優勝を収めている浦和は、今大会のグループステージでも強さを発揮しており、ノックアウトステージでも勢いそのままに初代アジア女王の座を狙います。