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N相模原が初の決勝進出!最多優勝のメニーナと対戦へ JFA 第26回全日本U-18 女子サッカー選手権大会

2023年01月08日

N相模原が初の決勝進出!最多優勝のメニーナと対戦へ JFA 第26回全日本U-18 女子サッカー選手権大会

JFA 第26回全日本U-18 女子サッカー選手権大会は1月7日(土)、J-GREEN堺・S1ピッチで準決勝2試合を開催しました。

準決勝1

ノジマステラ神奈川相模原ドゥーエ 2-1(前半0-0、後半2-1) ちふれASエルフェン埼玉マリU-18

準決勝の第1試合では、ノジマステラ神奈川相模原ドゥーエ(関東4/神奈川)のキャプテン・根府桃子選手、ちふれASエルフェン埼玉マリU-18(関東3/埼玉)のキャプテン・松本はな選手がリスペクト宣言を行い、試合を開始しました。

序盤から積極的に攻撃を仕掛けるN相模原に対し、EL埼玉は落ち着いて対応し、前半は0-0で折り返します。

後半開始間もない48分、稲場美唯選手が右サイドから出したパスに根府選手が足を合わせて先制。55分には、根府選手がゴール前に出したクロスボールがオウンゴールを誘い、2点をリードしました。

EL埼玉は最後まで諦めずに戦い、90+2分には福本彗渚選手がループシュートを決めましたが、追い付くには時間が足りず。N相模原が2-1で勝利し、初めての決勝戦に駒を進めました。

惜しくも3位となったEL埼玉は、これが初めての準決勝の舞台でした。大須賀まき監督は「中学生の頃は県大会も勝てなかった選手たちでしたが、それぞれが成長し、一つになることでこのような結果をつかんでくれました」と選手たちを讃えました。

準決勝2

三菱重工浦和レッズレディースユース 0-2(前半0-0、後半0-2) 日テレ・東京ヴェルディメニーナ

第2試合では、第24回大会の決勝戦と同じ顔合わせとなる三菱重工浦和レッズレディースユース(関東5/埼玉)と日テレ・東京ヴェルディメニーナ(関東1/東京)が対戦。キックオフ前には、浦和のキャプテン・角田楓佳選手とメニーナのキャプテン・眞城美春選手がリスペクト宣言を行いました。

0-0で折り返していたものの、前半から何度もゴール前に迫っていたメニーナが後半に入り、スコアを動かします。53分、松永未夢選手がゴール前に出したクロスボールのこぼれ球を樋渡百花選手が詰めて先制。さらに73分には、松永選手のシュートが相手のオウンゴールを誘い、追加点を奪います。

追う浦和は終盤にかけて本来の良さを取り戻し、竹内愛未選手のシュートなどもありましたが、得点を返すことはできず。メニーナが2-0で、決勝戦へと勝ち進みました。

浦和の神戸慎太郎監督は、3位となった悔しさも含めて「この試合で得た課題は、それぞれが向かう次のステージでの糧として生かしてほしい」と選手たちの今後さらなる成長に期待を寄せていました。

N相模原とメニーナの決勝戦は、1月9日(月・祝)11:00よりJ-GREEN堺・S1ピッチで開催されます。

選手コメント

稲場美唯 選手(ノジマステラ神奈川相模原ドゥーエ)
先制点のアシストは、根府選手が前へ走ってくれているのが見えていました。ずっと親に「常に周りを見るように」と言われて意識していたことなので、その成果が出せたと感じています。高校生になってからこのチームに転籍してきましたが、同学年の選手たち、先輩たちに温かく接してもらい、3年間素晴らしい環境の中で自分を磨き上げることができました。決勝戦では、最後まで粘り強くチームみんなで走り続け、これまで積み重ねてきたこと全てを出し切ります。

松本はな 選手(ちふれASエルフェン埼玉マリU-18)
クラブ初の4強入りでしたが、そこに満足することなく優勝を目指そうと、チーム全体が熱い気持ちを持って準決勝に臨みました。相手に主導権を持たれてしまいましたが、全国大会に出ることを目標としていた私たちが準決勝の舞台に立ち、守備面や最後に1点取れたことは自信を持って良い部分かと感じています。シーズン始めはチーム内で気持ちがすれ違うこともありましたが、ここまで来ることができました。私たちは最高のチームだったと誇りに思います。

角田楓佳 選手(三菱重工浦和レッズレディースユース)
今大会は厳しい山に入ったので、一戦必勝でここまで来ました。準々決勝で良いゲームもでき、自分たちの力を信じて準決勝に臨みましたが、試合の立ち上がりで相手からの強いプレッシャーに対して動揺してしまい、自分たちのリズムをつくることができませんでした。これまでを振り返り、周りの人に恵まれたと感謝しています。一人では何もできませんが、すでに卒業した先輩も含めて素晴らしいチームメイトに囲まれていたからこそ、頑張ってくることができました。

松永未夢 選手(日テレ・東京ヴェルディメニーナ)
相手チームに自分のことをよく理解して対策されているな、と感じていましたが、諦めずに繰り返し仕掛けていけば必ずチャンスが生まれると考えていました。中学1、2年生の頃に比べ、高校1年生になった今は試合終盤でもトップスピードで仕掛けられるようになったこと、状況に応じて仕掛けるか仕掛けないかを考えられるようになったことは成長したと感じています。今年は高校3年生に良い思いをさせてあげられなかったので、最後は優勝して笑顔で終わりたいです。

大会期間:2023年1月3日(火)~2023年1月9日(月・祝)
大会会場:大阪府/J-GREEN堺

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