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ホーム > なでしこジャパン > 最新ニュース一覧 > 「復興の力は世界一。困難をバネにして」東日本大震災から10年~リレーコラム 第1回~

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「復興の力は世界一。困難をバネにして」東日本大震災から10年~リレーコラム 第1回~

2021年03月12日

「復興の力は世界一。困難をバネにして」東日本大震災から10年~リレーコラム 第1回~

東日本大震災から、10年の時がたちました。国内外から多くのサポートが寄せられ復旧が進んだ一方で、復興にはまだ長い道のりが残されています。それぞれの立場で、東日本大震災とこの10年間にどう心を寄せ、歩んできたか。ここではサッカー関係者のエッセイやコラムをお届けします。

第1回は、なでしこジャパン(日本女子代表)監督として2011年、チームをFIFA女子ワールドカップ優勝に導いた佐々木則夫さんです。

ポルトガルで行われたアルガルべカップを戦い終えて、日本に帰ってきたその日が東日本大震災の日でした。空港から、家が同じ方向の選手たちと一緒に昼ご飯を食べて、車で送って家に帰ってきたところで「ガタン!」と揺れがきたんです。ものすごい揺れでした。スーツを作るための採寸で、東京の方へ行っていた選手がいたので、自分たちのことよりも、その子たちが心配で心配で。その後、日本サッカー協会(JFA)がきちんと保護してくれたことを聞いて、安堵したのを覚えています。

しばらくは、女子ワールドカップの準備よりも社会的な状況を確認するほうが先でした。少し先行きが見えてきたところでいろいろ考えましたが、もう腹をくくってやっていくしかない。最善の準備をして、最善の計画を立てて、選手たちをドイツに導いていきたいと思いました。

「大変な状況を、逆に活かして成長したのが丸山桂里奈選手でした」

(準々決勝のドイツ戦で決勝点を奪った)丸山桂里奈さんは、スピードのある選手でしたが、持久力がちょっと足りなかったんですよね。「もっともっと走り込んで、持久力をつけるのが大事だ」と言っていましたが、なかなかできていなかったんです。当時、ジェフユナイテッド市原・千葉レディースに所属していましたが、震災の影響で設備が十分に使えず、走り込み中心になった。彼女も、以前に東京電力女子サッカー部マリーゼ(大震災によって2011シーズン開幕前に休部)でプレーしていたんです。東京電力で働いていた時、お世話になった職場の方々や、地域の方々が大変な状況になってしまっていることも踏まえて「サッカーで恩返しするしかない」と、そこをしっかりやっていたんですよね。

たまたま、ジェフのトレーニングマッチを見に行ったら、丸山さんが連続した動きをできるようになっていて、そこから、急速に女子ワールドカップのメンバー候補にグッと入り込んできた。その後のアメリカ遠征でも、すごくいいパフォーマンスを出して、あの大変だった状況を、逆に活かして成長した選手でした。

「日本が大変な状況にある中で、サッカーで日本に何かを伝えたい」

本大会へ行くにあたって、「日本の人たちやサッカーファミリーが大変な状況にある中で、自分たちはサッカーができる。やっぱり自分たちは、サッカーで日本に何かを伝えたい」という気持ちがありました。

すごく大変な状況下で、ミラクルパワーが出るということは他のスポーツでも見ていました。野球のオリックスやJリーグの横浜フリューゲルスもそうですが、「困難を自分たちの力にしていこう」と選手にも伝えていきました。確かに、リーグの延期や中止で、選手たち自身にも試合が少ないなどの影響はある。けれども、それを自分たちの気持ちを奮い立たせるようなパワーに変えれば一戦一戦、がんばれます。

一方で、東日本大震災について見聞きすることは選手たちにとって過度なプレッシャーになるとも考えました。なでしこジャパンは毎試合、会場に出発する前にモチベーションビデオを見ていたのですが、震災の映像を入れることは避けていました。重要なポイントで、と思っていて、準々決勝・ドイツ戦の壁へ挑む前、そして準決勝の前に、被災者のみなさんが大変な状況でも復興に向けて努力したりとか、スポーツのクラブチームが避難所で一所懸命に作業をしたりとか、そういう映像を入れてもらいました。選手たち自身にも、大会参加にあたって、日本のみなさんが大変な状況なのに自分たちはサッカーができていることに対して、一人ひとりに思いがあったと思います。

「日本は、復興の力も世界一。困難をバネにして」

なでしこジャパンも優勝した後にチャリティーマッチをやりました。なでしこジャパン=復興というイメージもあったのか、復興支援を意識されたお客さんが多く集まってくれました。個人的にもこれまで、いろいろな被災地でサッカークリニックへの参加や、避難所の慰問を続けてきました。これにはきっかけもあって。大会中、NHKさんが「なでしこジャパンへのメッセージ」というのを募集していたんです。日本全国から届いていたようなんですけれども、被災地の避難所にいらっしゃる方々からもいただいた。これが、非常に大きな、選手たちの力、元気の源になりました。「いつか恩返しなくてはいけないなぁ」と考えまして、足を運んだんです。

震災も、このコロナの状況も、誰が悪いということではありません。ですから、それをしっかりと受け止めて、前を向いて進んでいくしかないと思います。戦後も含めて、日本の復興する力というのは、世界一だと思うんです。だから、自信を持って、困難を受け入れて、バネにして、ともに進んでいきましょう。

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