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イラクに4-0快勝でW杯予選へ弾み ~キリンチャレンジカップ2015~
2015年06月12日
SAMURAI BLUE(日本代表)は6月11日、横浜市内の日産スタジアムで行われたキリンチャレンジカップ2015でFW本田圭佑選手(ACミラン)や交代出場のFW原口元気選手(ヘルタ・ベルリン)らのゴールでイラクに4-0の快勝を収め、5日後に控える2018 FIFAワールドカップアジア2次予選初戦のシンガポール戦へ弾みをつけました。
日本は先発に、今年1月のAFCアジアカップ以来の出場となったDF長友佑都選手(インテル・ミラン)、昨年10月以来の先発のMF柴崎岳選手(鹿島アントラーズ)や初先発のFW宇佐美貴史選手(ガンバ大阪)らを起用。試合開始から積極的に縦へ速く仕掛ける動きで得点を重ねました。
5分には、中盤ハーフウェイライン付近でボールを持った柴崎選手が相手DFの裏へスルーパスを通します。これに反応した本田選手が抜け出して、ゴール右へ先制弾を流し込みました。
日本はさらに攻め込み、9分にはMF香川真司選手の左CKにファーサイドに入ったDF槙野智章選手が左足を合わせて、2点目を奪いました。槙野選手のゴールは2012年2月のアイスランド戦以来で通算2得点目です。
2点のリードで主導権を握った日本は、その後も縦へ速い攻撃を意識したプレーを展開。13分には宇佐美選手がペナルティエリア外からゴールを狙い、15分にはFW岡崎慎司選手のシュートがクロスバーを叩きます。
32分には中盤で相手ボールをカットして、香川選手-柴崎選手とつないで宇佐美選手へパスを出すと、宇佐美選手がドリブルで持ち上がり、相手DFを引きつけて中央にできたスペースへ顔を出した岡崎選手へパスを通します。これを受けた岡崎選手は左足でシュートを放ち、自身の3試合連続得点でリードを3点に広げました。
イラクは4位になったアジアカップに臨んだメンバーのうち7人を、この日の先発で起用してきましたが、中心選手のFWユヌス・マフムード選手は来日メンバーに帯同せず不在。攻め手を欠いて、試合開始早々に2失点を喫すると守勢に回る展開になります。
27分に前半唯一のチャンスを迎えます。攻め上がったDFドゥルガム・イスマイル選手がMFアハメド・ヤシーン・ゲニ選手のパスを受けてペナルティエリアに切り込み、日本ゴールに迫りましたが、MF長谷部誠選手(アイントラハト・フランクフルト)に遮られました。
前半終了間際にはFWジャスティン・ヒクマト・アジーズがFKで日本ゴールを狙いましたが、ボールは枠の外へ流れました。
後半も日本の支配は変わらず、65分には本田選手のミドルレンジのシュートがポストを直撃します。
ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は66分に前線の3選手を一度に代えて、原口選手、FW永井謙祐選手(名古屋グランパス)、FW武藤嘉紀選手(FC東京)を送り込み、さらに73分にはFW大迫勇也選手(1.FCケルン)を投入。彼らが積極的に動いて、攻撃を活性化させます。
84分、柴崎選手の縦パスは相手にクリアされますが、それを原口選手が受けて右足を振り抜いて4-0とし、約2年ぶりの代表復帰で代表戦初ゴールをマークしました。チームはハリルホジッチ監督就任後、3試合連続勝利です。
なお、76分にはMF谷口彰悟選手(川崎フロンターレ)がベンチから登場して代表戦デビューを飾りました。
監督・選手コメント
ヴァイッド・ハリルホジッチ SAMURAI BLUE(日本代表)監督
かなりスペクタクルで良い試合をしたと思います。選手は速さがあり効果的で、DF陣も素晴らしいポジション取りでしたし、攻撃のいくつかの動きはかなりハイレベルでした。少し慌てた場面もありましたし、もう少し点も獲れたかと思いますが、この勝利には満足すべきでしょう。予選へ素晴らしい準備になりました。交代選手も出来るところを見せてくれたので、競争は高くなっています。選手にブラボーと言いたいですし、観客の素晴らしい応援にも御礼を言いたいです。選手は私が要求したことをやってくれていますが、ここで満足せず、もっと良くなると思います。
宇佐美貴史 選手(ガンバ大阪)
前半も序盤から圧倒することが出来て、試合の内容はすごくよかったと思います。自分はアクセントをつけるようなプレーで自分らしさを出して、ゴールを演出するプレーができればいいなと思っていました。(岡崎選手の得点アシストの場面は)コースが開いたのでドリブルで突き進んだのですが、岡崎選手が良いところに動いてくれたので、あとは出すだけでした。ワールドカップ予選へはしっかり準備をして、出番を貰えたら貢献できるようにがんばりたいと思います。
本田圭佑 選手(ACミラン)
(得点場面は)タイミング良くスペースにボールが出たので、後は決めるだけでした。ワールドカップ予選は勢いが大事だと思うので、いいスタートが切れるように、まずはしっかり勝ち点3を取りに行きたいと思います。若い選手が結果を出し始めている中で、自分たちはそれに負けないように結果を出さないと、競争には勝っていけないと感じています。
柴崎岳 選手(鹿島アントラーズ)
監督目指す縦に速いサッカーでは、縦パスや攻撃のスイッチが入るボールは非常に重要です。特に前半は序盤の流れが良いうちにそういう部分は出せたかと思います。非常にアグレッシブに前線の選手が飛び出してくれたので、パスは出しやすかったです。(先制点アシスト場面も)本田選手が良い動きだしをしてくれたので、裏に出すだけでした。
アクラム・セルマン イラク代表監督
日本には良かったですが、我々にはバッドラックな試合でした。日本が良いサッカーをすることは分かっていたのですが、試合開始15分は無失点で抑えたいと思っていました。それが早々に2失点して、我々の選手たちは自信を失ってしまいました。1点目と4点目は守備のミスからでした。長旅や主将のユニス・マフムード選手が来られなかった影響もあったと思いますが、この試合で我々は日本から多くを学び、守備の弱点が分かったことは収穫でした。
JFA-TV
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岡崎慎司 選手(1.FSVマインツ05/ドイツ)インタビュー
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原口元気 選手(ヘルタ・ベルリン/ドイツ)インタビュー
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槙野智章 選手(浦和レッズ)インタビュー
スケジュール
6月1日(月) | PM | トレーニング |
---|---|---|
6月2日(火) | AM/PM | トレーニング |
6月3日(水) | 17:00 | トレーニング |
6月4日(木) | 17:00 | トレーニング |
6月5日(金) | 17:00 | トレーニング |
6月6日(土) | 17:00 | トレーニング |
6月7日(日) | 17:00 | トレーニング |
6月8日(月) | PM | トレーニング |
6月9日(火) | PM | トレーニング |
6月10日(水) | PM | 公式練習 |
6月11日(木) | 4-0 | キリンチャレンジカップ2015 VS. イラク代表(神奈川/日産スタジアム) |
6月12日(金) | PM | トレーニング |
6月13日(土) | PM | トレーニング |
6月14日(日) | PM | トレーニング |
6月15日(月) | 未定 | 公式練習 |
6月16日(火) | 19:30 キックオフ(予定) |
2018FIFAワールドカップロシア アジア2次予選 兼 AFCアジアカップUAE2019 予選 VS. シンガポール代表(埼玉/埼玉スタジアム2002) |
※ スケジュールを変更する場合があります。
2018FIFA ワールドカップロシア アジア2 次予選兼AFC アジアカップUAE2019 予選
SAMURAI BLUE(日本代表) vs シンガポール代表
6月16日 19:30 キックオフ(予定)
埼玉/埼玉スタジアム2002
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