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タイサッカー協会 AFCプロディプロマコースの海外研修を日本国内にて実施

2019年07月19日

タイサッカー協会 AFCプロディプロマコースの海外研修を日本国内にて実施

タイサッカー協会が主催するAFCプロディプロマコースの海外研修が6月24日(月)から7月12日(金)までの約3週間、関東を中心に実施されました。

AFCプロディプロマコースとは、アジアサッカー連盟が定める指導者制度の最高位に値する指導者ライセンスの習得を目指すコースで、4つのモジュールに分かれています。今回は第2回目のモジュールで、クラブアタッチメントがテーマであり、横浜F・マリノスと浦和レッドダイヤモンズのご協力のもと、受講生たちは実際にトップチームとユースチームの練習と試合を分析し、監督やGMなどクラブスタッフとの質疑応答などを経て、試合に向けての準備、監督としての振る舞い方、プロクラブの在り方などを学びました。

また3週目には、味の素ナショナルトレーニングセンターおよび国立スポーツ科学センターを視察し、JFAハウスにて日本サッカーのビジョンとユース育成やプロフェッショナルレベルのGK指導、スポーツマーケティングなどの講義を受けて、知識を深めた後に最後は時之栖にて飛龍高等学校サッカー部の学生を相手に実技講習を行いました。

インストラクターコメント

リム・キム・チョン AFCインストラクター
日本は他のアジア諸国から称賛されるほどアジアサッカーの中で先頭に立っている国です。我々は日本の発展とその過程を毎年見てきました。
また日本は安定性を持ったリーダーたちによって継続的に受け継がれてきたダイナミックな長期ビジョンを持っています。そしてそれはフィールドにも伝わり、青いユニフォームはプライドと共にパフォーマンスを世界の舞台で発揮しています。
よく組織化されているプロクラブでは継続的に選手へ高い質を要求し、知識を備えた戦術家たちを雇用しており、これがリーグの競争レベルを向上させています。
今回日本に来た指導者たちは、本物のプロクラブがオンとオフザピッチにおいてどのように運営しているかを知る最初の学びの機会でした。背景やクラブの文化、哲学を学ぶことは重要です。戦術練習と試合の中でそれがどのように実施されているのかを観察することはチームが次の試合に向けてどのようにプレーするのかという絵を描けるようにさせます。
これらの経験を通じて、受講生たちが実力を身に付け、クラブチームが信頼して契約をオファーしてくれるようになればインストラクターとしては幸せです。
また運営面に関して、今回の日本で行われたモジュールは、多くの理解、考慮と柔軟さによって非常によくオーガナイズされていました。受講生たちは、来る日も来る日も監督やコーチから何か新しいものを学べないかとワクワクしており、一瞬も飽きることはありませんでした。我々を空港で出迎えて頂いたところから、クラブでの受け入れやホテル移動、試合観戦のチケット手配など、この3週間のコースがうまくいったのも、日本サッカー協会の方々のプランニングと努力の賜物であると思います。

皆さんの最大限のご協力とご理解に対して、心より感謝申し上げます。どうもありがとうございました。

受講者コメント

Sirisak Yodyadthai
まず始めに6月24日から7月12日まで日本にて行われたAFCプロディプロマコーチングコースのモジュール2に参加した全ての参加者を代表して、日本サッカー協会に感謝を申し上げます。またご協力いただいた横浜F・マリノスと浦和レッドダイヤモンズの2クラブにも大変感謝しております。
私を含めこのコースに参加している全員の受講生は、アジアや世界のサッカーにおいても非常に発展している日本のプロクラブの選手たち、練習、公式試合を見学したことでとても大きなアドバンテージとインスピレーションを得ることが出来ました。
私自身、今回のコースで得た知識によって多くの学びを得ましたし、この学びからタイの選手の発展につながると思うので、とても満足しております。
日本代表のこれからの発展と2022年のFIFAワールドカップでの成功を祈っています。

Siyaz Mohamed
最初に全ての日程を調整していただいた日本サッカー協会に感謝を申し上げます。この経験とおもてなしは忘れられないものとなりました。
これまでの指導者人生において、プロチームがどのように試合の準備をしているのか見学する機会を常に探していました。今回日本では素晴らしいJ1の2チームの試合に向けての1週間の活動を見ることが出来ました。ただ見学するだけではなく、監督がどのように準備をし、何故それを行うかについての秘密にしている部分を共有していただき、さらにそれに対して質疑応答をする機会を頂きました。
試合日においては、たくさんの観客が観戦する試合の雰囲気は素晴らしかったですし、練習されてきたことが試合中のプレーでどれだけ出来ているのかを分析し、この目で観ることが出来たのは単純に素晴らしい経験になりました。この経験から指導に対しての新しい考えや多くのアイディアを学べました。
この場を借りて、横浜F・マリノスと浦和レッズ、またそれぞれの監督に練習見学の機会を頂いたことへの感謝を申し上げます。この日本での3週間で他の受講生の皆さんと知識やアイディアを共有できたことは私の指導人生を大きく助けてくれることになるでしょう。
改めて日本サッカー協会にこのような機会を作っていただいたことを感謝します。

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